2017-03-27 (Mon)

秦の始皇帝(在位:前246年 - 前210年)の時代、中国の北方では東胡と月氏が強盛であった。一方、匈奴は陰山の北からオルドス地方を領する小国にすぎず、大国である東胡や月氏の間接支配を受けていた。ある時、匈奴の単于頭曼は、太子である冒頓を廃してその弟を太子にしようと、冒頓を月氏へ人質として送った。しかし、頭曼は冒頓がいるにもかかわらず月氏を急襲してきた。これに怒った月氏は冒頓を殺そうとしたが、あと少しの所で逃げられてしまう。匈奴に逃げ帰った冒頓は父の頭曼を殺して自ら単于となり、さっそく東の東胡に攻め入ってこれを滅ぼし、そのまま西へ転じて月氏を敗走させ、次いで南の楼煩、白羊河南王を併合し、漢楚内戦中の中国にも侵入し、瞬く間に大帝国を築いた。
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 すべては【無】からはじまった。
すばる・・・
すべる・・・
うつしよの、
宇宙。
うまれる。
日本人は古事記を知らない。

【古事記は日本の根本を書いたもの】である。

そして【宇宙と自然の叡知(えいち)が凝縮】されている。
今回【「帝皇日嗣口伝(ていおうひつぎくでん)」を公開】することによって、古事記の解釈を一歩進めることとした。

【口伝】・・・。
文章になっていないから信用できない。
と、いう人もいるだろうけれども。
【「古今伝授(こきんでんじゅ)」などは古今和歌集の秘密の解釈の口伝である】。
【武術にも口伝があり、茶道にも口伝がある】。

【継承者だけが相伝するのがならわし】。
これが【日本の伝統】である。

【古事記も、もともと口伝を集めたもの】である。
そのことをはっきりと書いている。
私は日本を愛している。
そして、宇宙に生かされている。』

いかがでしょうか?
今回ご紹介させて頂く書物の著者は、記紀に伝わる古代日本の人物で、第12代から第16代の天皇に仕えたという忠臣、武内宿禰(たけうちのすくね)を受け継ぐ、第73世武内宿禰となる方です。

『武内宿禰と神功皇后』歌川国貞

『武内宿禰と応神天皇』歌川国芳
この書物は非常におススメですが、まず先に、「古事記」についての基礎的な知識を持った上でお読みになられると、一層楽しく読めると思います。

ところで、最近、文部科学省が唐突に、「気が狂(ふ)れた」としか考えられない発表をしました。

詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆「聖徳太子」復活!次期指導要領・「厩戸王」は江戸後期の1文献のみで古代主要資料に皆無!反日工作
何故こういうことになるのかと申しますと、戦後の日本の歴史学者は、「文字での記録がないと、それは「歴史」とは言えない」という解釈をしているからです♥
このことは、以前にも書かせて頂いておりますので、こちらをご参照ください♥
↓
☆日本の偉大なプリンス ~ 聖徳太子
そういった考え方をする連中は、本文中に著者が書かれているような「口伝」を軽視、いや無視している偏った考え方をしています。あるいは、この世に「形」あるものとして残っている建造物や美術品といったものからも、なんらヒントを得ず、ただただ「嘘」が書かれているかもしれない「文字で書かれた史料」だけで判断しようという誤った考え方をしています♥

ご参考までに、誰もが否定できない事実を申し上げますと、「中国」あるいは「中国人」というのは、20世紀になって作りだされたもので、それ以前には、まったく存在していません♥ しかも、「漢人・漢民族」などというのも、すでに「滅亡」しています♥

正しくは、「支那」という「土地」に住む「ヒトみたいな何か」のことを「支那人」と呼びます。人間である私たち日本人とは「種」が違うモノとなります♥
「支那」という土地の呼び名の由来は、紀元前221年にバラバラだった国々を統一した「秦」ですが、統一後に、たったの15年で滅亡します。
その当時の様子を示しますと、こんな感じになります。

御覧頂きますと一目瞭然ですが、秦を取り囲むように「強大な遊牧民族」があって、それらに恐怖していた秦が、「壁」で防ごうとしたのが「万里の長城」の始まりです(図中の赤線)。
こちらもご参照♥
↓
☆イギリスにもある「万里の長城」 ~ イギリス王室とヴァイキング
この秦の後に、別の血統として再統一をしたのが「漢」で、それを20世紀に作りだされた「中国人」は、さも自分たちの祖先であるかのように中国共産党に「教え込まれている」わけですが、さきほども申し上げましたように、「漢人・漢民族」などというものは、とっくに「滅亡」しています♥

ところで、先日、「暦」についてのお話を書かせて頂いたところで、古事記に記された伊邪那岐命(イザナギノミコト)から、天照大御神(アマテラスオオミカミ)、建速須佐之男命(タケハヤスサノオノミコト)と一緒に生じた神、月読命(ツクヨミノミコト)について触れていますが、同時に、私たち日本人の祖先、つまり神話に語り継がれる神々が示す数多くの「氏族」が、世界中に飛び出していった可能性についても触れさせて頂いてます。
詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆「月」と「暦」

そのことは今回ご紹介させて頂いている本書もご参照いただきたいのですが、さきほどの秦のところで、それを取り巻く「列強遊牧民族」のひとつに「月氏」というのがあります。
この「月氏」が月読命(ツクヨミノミコト)の氏族が建てた国となります♥

以下は、Wikipediaからの抜粋です。
↓
「 月氏(げっし)は、紀元前3世紀から1世紀ごろにかけて東アジア、中央アジアに存在した遊牧民族とその国家名。紀元前2世紀に匈奴に敗れてからは中央アジアに移動し、大月氏と呼ばれるようになる。大月氏時代は東西交易で栄えた。」

上図で「月氏」と書かれた場所を確認して頂きたいのですが、かつて「月氏」が支配していた地域が「タリム盆地」です。現在、支那が不法に占領し弾圧を行っている「ウイグル人の故郷」です。
「最終氷期」が終わる頃、つまり紀元前1万3000年頃から始まるのが「縄文時代」ですが、その頃のタリム盆地は、盆地のほぼ全域が「カスピ海」のような巨大な湖だったと考えられています。
余談ですが、この盆地の地下には、北米の「五大湖」の10倍もの大きさの地下水源が存在する可能性があり、多くの水問題を解決できる可能性があるのですが、そのような場所で、地上核実験を行い、ウイグル人への「ジェノサイド」を行っているのが中国共産党です♥
詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆無知な反原発パヨクが知らない「逃げられない現実」 ~ 被曝国は日本だけではありません
☆シルクロードの悲劇 ~ 日本人が知らないこと
☆中国によるジェノサイド(genocide) ~ なぜか「パヨク」が知らん顔? 「ウイグル人権侵害」

お話を元に戻しますと、そのタリム盆地のそばに、かつて「于闐」(ウテン)と呼ばれた街があります。古代西チベット語で「玉の城」「玉の村」、ウイグル語で「玉の町」に由来するものですが、現在のホータン市(和田市)になります。
お気付きでしょうか?
先日、支那の「国石」であるニセモノの翡翠(ヒスイ)の代表格として、「和田玉」について書かせて頂いてますが、このタリム盆地は、翡翠(軟玉)の産地なんです♥

和田玉
詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆ヒスイとカワセミと三種の神器
この地に、漢・唐の時代(唐滅亡が907年)に「ホータン王国」(于闐(うてん))が存在していたことが認められていますが、少し確認してみましょう。
以下は、Wikipediaからの抜粋です。
↓
「 ホータン王国の首都は現在のホータン市にあたる。漢、唐代の中国では「于窴」として知られていた。オアシス沿いにあり、植えられていたクワによる絹および絹織物、その他軟玉、硬玉(共にヒスイの一種)および陶磁器を輸出していた。
伝説によると、インドの仏教徒皇帝アショーカの長男が、紀元前3世紀初めに国の基礎を建てたという。しかしながら、これより数世紀前から月氏による中国(現在の中国でなく西域を除く地域)との軟玉、硬玉の貿易があったことが知られている。ホータンで産出する玉は「禺氏の玉」と呼ばれ、貴重な上あまり産出しない中国では珍重された。これが和田玉である。この禺氏は月氏のことである。」
いかがでしょうか?
このように「翡翠(ヒスイ)」が重要なポイントになっていることが、ご理解いただけますでしょうか?
「 ヒスイは、鋼鉄よりも硬い。加工に高い技術が求められる。世界史のなかで、古代にマヤ文明と日本文明だけが、ヒスイの加工技術を持っていたといわれる。
ヒスイの加工品は、三内丸山遺跡のほかにも、日本各地の遺跡から出土している。そのなかの一つである「ヒスイの大珠」は、驚くべきことに推定約6000年前のもので、世界最古の例となっている。
日本は太古の昔から、高度な文明の技術を持っていた。」

天神遺跡出土 ヒスイの大珠 (山梨県北杜市大泉町)
詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆悠久の日本 ~ 西洋人なら笑いとばしたくなる話
それでは、本日の最後に、「月氏」についてもう少しだけ確認しておきましょう。
以下は、Wikipediaからの抜粋です。
↓
「 言語系統
19世紀以来、テュルク系、イラン系、チベット系、モンゴル系、カッシートと、多くの説が唱えられており定説は無かったが、近年は月氏はイラン系であるという説が有力だった。それは、1957年に発見されたスルフ・コタル碑文や、1993年に発見されたラバータク碑文などによってクシャーナ朝がイラン系言語であるバクトリア語を使用していたことが明らかとなったため、その祖先と思われる大月氏および月氏もイラン系言語を用いていたと考えたためである。ただし、これは月氏の子孫がそのままクシャーナ朝になったとする場合であり、クシャーナ朝の起源には土着民説と大月氏説があるので断定はされていなかった。
最近の研究で、新たに新疆で出土したウイグル語訳の『慈恩伝』の中に、焉耆・亀茲を大月氏の遺留部族と記した箇所が見つかったこと、敦煌文書の『西天路竟』で焉耆が月氏と記されていたことや、1980年代以降の言語学の研究と併せ、月氏はトカラ語を使用していた可能性が高い。」
で、その「トカラ語」について。

以下は、Wikipediaからの抜粋です。
↓
「 トカラ語(トカラご、トハラ語)は、タリム盆地北縁(天山南路)にあたる地域で8世紀頃まで話され、ブラーフミー文字に似たトカラ文字で書いた写本が残っている言語。インド・ヨーロッパ語族に属し、独立した語派「トカラ語派」を形成する。膠着語的な性格を有していたことが分かっている。」
では、「膠着語」とは何なんでしょう?

以下は、Wikipediaからの抜粋です。
↓
「 膠着語(こうちゃくご、英: agglutinative language)は、言語の形態論上の分類のひとつ。膠着語に分類される言語は、ある単語に接頭辞や接尾辞のような形態素を付着させることで、その単語の文の中での文法関係を示す特徴を持つ。ヴィルヘルム・フォン・フンボルトによって1836年に提唱された。
膠着語に分類される言語は、トルコ語、ウイグル語、ウズベク語、カザフ語等のテュルク諸語、モンゴル諸語、満州語等のツングース諸語、日本語、朝鮮語や、フィンランド語、ハンガリー語等のウラル語族、タミル語等のドラヴィダ語族、チベット・ビルマ語派、エラム語、シュメール語、エスペラントなどである。
エスキモー・アリュート語族、マヤ語族なども膠着語的だが、膠着の長さが極端(文全体が膠着する)なので、抱合語(正確には複統合的言語)とすることが多い。」
「 例えば、「飛ぶ」という動詞だと
tob という語幹に、
tob anai:「飛ばない」
tob imasu:「飛びます」
tob eba:「飛べば」
tob ô:「飛ぼう」(発音はトボー)
のように語尾を付着させて変化させる。このように日本語における膠着語とは、語幹に語尾をいろいろ変化させて付着させていく言葉をいう。」
当ブログでは、日本語、シュメール語、マヤ語に共通性がある点に注目をしているのですが、そのことについては、また別の機会に書かせて頂きたいと思います♥

続きは次回に♥
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