2017-02-26 (Sun)

国力(こくりょく、英: national power)は、国際関係においてその国家が持つさまざまな力を総合していう。国際システムにおいて全ての国家は国際法的には平等であるが、現実的には軍事・経済・科学・技術・文化・情報・国民などの能力・影響力は異なっている。この国家の総合的な能力・影響力を総合的なものとして捉えた場合、国力として考えることができる。国力によって国際システムにおけるその国の地位は変化し、特に国力が高い国は大国として国際社会で大きな存在感を示す。
現代において多くの論者が国力が高いと見なす国としては、常任理事国であり五大国とも言われるアメリカ合衆国、イギリス、フランス、中国、ロシアに加え、経済大国である日本とドイツが代表的である。特にアメリカは超大国とも呼ばれ、経済や軍事などあらゆる分野において世界トップクラスの国力を有している。
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 力による平和に至る真の道筋をどのように見つけたらいいのだろう。

そのためにはまず、【真の国力とは何かについて理解を深める必要】がある。【真の国力は、単なる軍事力を遥かに超越したもの】である。

【中国人自身が、このような真の国力について熱心に研究】している。彼等はそれを、【「総合国力」と呼ぶ】。

総合国力という言葉の奥には、【真の国力は軍事力や核兵器能力といった「ハードパワー」だけに根ざしたものではない】という洞察がある。真の国力は、そういったハードパワーと同程度に、【経済力、労働力の熟練度、政治体制の安定度、天然資源基盤の奥深さと幅広さ、教育制度の質、科学的発見の状態やそれに伴うイノベーションや技術革新の程度、さらにはその国の外交的・政治的同盟の性質や強度といった幅広い「ソフトパワー」】にも左右される。

その昔、副首相だった頃の鄧小平がいみじくもこう述べている。
「ある国の国力を測る際には、総合的に、あらゆる面から見る必要がある」

鄧小平
ペンタゴンの元アナリスト、マイケル・ピルズベリーによれば、【中国は総合国力を信じられないほどに正確に計算している】という。その【最も注目すべき点はおそらく、軍事力が国力全体の10%程度にしか評価されていないこと】だ、として彼は次のように述べている。

マイケル・ピルズベリー
総合国力を重視する中国の考え方は、「戦争でどの国が勝つか」についてペンタゴンが考える方法とは最初からまったく異なっている。測定対象だけでなく、測定基準も異なっているのだ。

こちらもご参照♥
↓
☆マイケル・ピルズベリー China 2049
ペンタゴンにしろアメリカ政府や議会にしろ、中国に対する防衛力を考える際にグローバルな視点が欠けている。【アメリカが軍事力だけを問題にしているのに対して、中国は総合的な国力について考えている】。ピルズベリーが言わんとしているのは、明らかにこういうことである。
【『戦わずして人の兵を屈するのは善の善なるものなり』】…
中国人民解放軍軍事科学院の著名な戦略家・呉春秋の言葉に、孫子の時代から連綿と受け継がれた精神を見ることができる。呉は次のように言う。
戦わずして勝つとは、まったく戦わないことを意味するものではない。【政治戦、経済戦、科学・技術戦、外交戦等々、戦わなければならない戦争は数々ある】。これを一言でまとめれば、【総合国力戦】である。軍事力は重要なファクターであるが、平時には、軍事力は通常は予備的な力であり、目に見えない力としての役割を果たしている。』

いかがでしょうか?
今回ご紹介させて頂きますこの書物の著者は、トランプ大統領の「四頭体制」のメンバーの一人である、ピーター・ナヴァロです。

ピーター・ナヴァロ
昨日も書かせて頂いてますが、著者の考え方は非常にシンプルで、「支那からモノを買うな!」です♥

「支那からモノを買うな!」という言葉には、本文中にあったように、支那が重視している「総合国力」や「総合国力戦」の考え方含まれています。ただ単に、軍事力だけではなく、多方面に渡って支那の国力を凌駕する必要があり、そのためにも支那にとって利益になることを避けよ、支那に非軍事的で広範囲に及ぶダメージを与えよ、って言っているんです♥

繰り返し書かせていただきますが、私たちの日本とアメリカが意図しているところは、
( 日本 + アメリカ ) > 支那
という形で、圧倒的なパワー(軍事、金融、経済、文化他あらゆる領域)で、その「差を見せつける」ことです。

☆日米首脳会談、安保・貿易での関係強化で一致
このことは、この書物にも書かれていますし、多くの人々が唱えているところです♥

そして、あるシナリオに沿って、世界は動いています♥

詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆トランプ新大統領誕生で加速すること ~ 世界の流れは「ABCDEFG」
さて、先日の金正男(それって、ダレ?)が殺されちゃったとかいうニュース。

私たち日本人にとっては、まったく「関心の無い」「興味の無い」ニュースで、朝鮮人がどこで殺されようが、何をされようが、ホントどうでも良いお話です♥

☆【韓国】国民10人中9人、根拠もなく勝手に思い込む「認知バイアス」に該当 大手メディア・聯合ニュース
メディアは犯人探しやその思惑の推測に躍起となっているようですが、さきほど本文中にあったように「戦わずして勝つ」という思考方法でみれば、とても単純なんですけれど♥
では、「戦わずして勝つ」という思考方法で、マサオ暗殺について考えてみますと、当然ですが関係国として、北朝鮮と支那が挙げられます。
支那は、マサオ君を陰ながら保護していました。ただし、「駒」として温存しておいただけですけど。それが「暗殺」されたわけですから、「面子丸潰れ」なわけです。

温存していた理由は、「戦わずして勝つ」という思考方法でいきますと、支那にとって仮想敵国同士を戦わせるため、となります。万が一、北朝鮮の現体制が崩壊しても、次の体制を構築する際に手持ちの「駒」として利用できるからに他なりません。そして、その後もロシアへの牽制、韓国への牽制、日本への牽制、そしてアメリカへの牽制に利用できるからです。
こちらもご参照♥
↓
☆砕氷船のテーゼ ~ 日本共産党が「アメリカ反対」な理由
ですから、支那にはマサオ暗殺のメリットは存在しません。
では、北朝鮮にとっては、どうなんでしょう?

御承知のとおり、日米首脳会談時に、北朝鮮はミサイルを発射していますが、これに対して日米両首脳は即座に会見を開きました。
北朝鮮は、日米両国ならびに国際的にも非難されていて、孤立無援に近い状態にあります。ミサイルを発射しようがしまいが、その状態は変わりません。では、何がしたいのでしょう?

北朝鮮にとって、「戦わずして勝つ」という思考方法でいきますと、先ほどの支那と同様に、自国を取り巻く仮想敵国同士を戦わせるため、となります。
分かりやすいのが、現在、韓国で見られるような、北朝鮮による扇動です。結局、韓国は、日本とも、アメリカとも、支那とも、緊張関係に陥っている始末です♥
こうして韓国が、北朝鮮の仮想敵国との間で、揉め事を起こしてくれているうちは、北朝鮮にとって安全な状態になります。
逆に、北朝鮮にとって危険な状態が、日本、アメリカ、支那、韓国といった国々が、政治的判断で連携をとり始めることです。
中でも、支那が「日米にすり寄る」といった動きが危険になります。たとえば、アメリカとの交渉で、もし支那が北朝鮮放棄の選択をするとなると非常にまずいわけです。
日米の立場は、北朝鮮をコントロールするように支那を利用しようとしています。しかし、支那にとっては、北朝鮮を現状のまま存続させておく方が安全なので、日米の要求通りにはできません。ですから、支那は、制裁の抜け道を用意し、北朝鮮の延命を手助けしているわけです。
で、日米は、北朝鮮をめぐって支那に圧力を加えることになる・・・現在は、この堂々巡りの状態にあるのは誰の目から見ても明らかです。

北朝鮮にとっては、日米と支那が対立を深めれば深めるほど、自国の安全に繋がります。時間も稼げます。ましてや、韓国に親北朝鮮政権が誕生するかもしれない現状ですから、尚の事、時間稼ぎが必要になってきます。
だからこそ、北朝鮮はマサオ君に死んでもらったわけです。これで、支那の「持ち駒」が消え、支那にとって現北朝鮮政権を放棄できない状態に追い込んだんです♥
ですから、今後恐らく、支那は北朝鮮の核問題や拉致問題は、日米が主体的に解決しろって主張してくるはずです。我関せずの態度です。

それでは、どうなるのでしょう?

支那に、日米が主体的に解決することを容認させた上で、支那に北朝鮮問題へ関与させない(支那に我関せずとさせる)ようにし、改めて、これまでの堂々巡りとは違った、まったく新しい手段によって「日米が主体的に解決する」。。。これが、今後起こりそうな気がします。
つまり、「軍事力の行使」です♥

続きは次回に♥
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