2017-02-13 (Mon)

ジェシー・ウィルコックス・スミス 『ハイジ』
『アルプスの少女ハイジ』(アルプスのしょうじょハイジ、Heidi)は、スイスの作家ヨハンナ・シュピリ(又はスピリ)の児童文学作品である。1880年から1881年に執筆された。原題は『Heidis Lehr- und Wanderjahre』(ハイジの修行時代と遍歴時代)及び『Heidi kann brauchen, was es gelernt hat』(ハイジは習ったことを使うことができる)という。

ジェシー・ウィルコックス・スミス 『ハイジとおじいさん』
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 2016年4月27日、スイスの下院は、かつて【国家が強制労働をさせた子供たちに対して補償金を支払う】ことを決めた。

☆奴隷になった子どもたち、背景には社会の貧困も
この強制労働は、戦時下に外国人の子供をこき使ったという話ではない。

【被害者はれっきとしたスイス国民】で、スイスは1800年から1970年ごろまで、なんと160年以上も、【貧困家庭や離婚家庭の子供たちを教育という名目で強制的に「保護」し、孤児院に入れたり、「里子(さとご)」として斡旋したりしていた】。

これはもっと侮蔑(ぶべつ)的な【「Verdingkind=子供召し使い(?)」】という言葉で呼ばれていたのだが、この差別的雰囲気をうまく日本語に訳せないので、ここでは「里子」としておく。「里子」の引き取り手は、主に安い労働力を欲していた農家などだったが、【ときには炭鉱で働かされたり、薬物実験に回されたりする子供もいた】という。

いくつかの州においては、【「里子」を取引する市場】が定期的に開かれた。

【そこで子供たちは家畜のように吟味された】というから、【まさに奴隷市場】だった。

ただし、本当の奴隷市場とは違い、【引き取り手はお金を支払うのではなく、「里親」として国から教育費をもらった】。

…そして【子供たちの人権は一切剥奪】され、実質的には、【「里親」となった人間に生殺与奪の権利が与えられた】。

こうなると、子供たちの運命は「里親」によって決まる。多くの子供たちは4、5歳ぐらいから、賃金も小遣いももらえないまま、ただ、働かされた。戦後は、最低限の義務教育は受けさせてもらったが、それより以前は学校などとは縁がなかった。

【虐待は日常茶飯事】で、さらに運の悪い子供たちは、【飢えや寒さや性的虐待にも見舞われた】。【妊娠すれば堕胎させられ、断種や強制避妊も行われた】。しかし、【虐待がわかっても、警察や行政はほとんど介入することはなかった】。

要するに、【子供たちは社会のクズのような扱いを受け、お金がないのでいつまでたっても自立できず、農奴の状態を抜け出せぬまま一生を終える】ことも稀ではなかった。

1910年には、【スイス全土で14歳未満の子供たちの4%もが、「里子」に出されていた】。

歴史家マルコ・ロイエンベルガーによれば、【児童労働は国家の政策として、組織的に行われていた】という。…

驚くべきことに、【この「里親」制度が正式に中止されたのは1981年】である。… 』

いかがでしょうか?
この書物は、普段、私たち日本人が知らないスイスのことについて、色々な角度から書かれている良書です。
もちろん、当ブログお勧めの書物です♥
さて、自国民である子供たちを、奴隷として売買していた社会システムが、あのスイスで存在していたのが、1981年まででした。
私たちの日本で、1981年と言えば、あの「ピンク・レディー」が解散した年です♥

皆さんも、ショックではありませんでしょうか。。。
「ピンク・レディー」の解散がショックなのではなくって、スイスに児童奴隷売買システムが存在していたってことが。。。
スイス、子供、と聞いて、私たち日本人の多くは、「ハイジ」を思い浮かべるのではないでしょうか?

実は、この「アルプスの少女 ハイジ」は、盗作だと言われていて、スイスにおける現実に近いお話ではなく、まったくの「空想」なのかもしれませんね♥

であれば、ひょっとすると、「ハイジ」は「奴隷」のような「Verdingkind」だったかも・・・ということになります♥
以下は、Wikipediaからの抜粋です。
↓
「 2010年、ドイツの文学研究者ペーター・ビュトナー(Peter Büttner)により、この作品が1830年にドイツの作家、ヘルマン・アーダム・フォン・カンプが発表した作品「アルプス山地の少女アデライーデ(Adelaide - das Mädchen vom Alpengebirge)」に酷似していることが指摘され、本作の下敷きとなった可能性が高いとした。この指摘にはスイスの新聞が「ハイジは盗作だった」と報じるなど波紋を広げた。」
さて、そんな奴隷のような「ハイジ」が存在したのが40年ほど前のことですが、現在も、そんな奴隷を欲してやまない連中がいます♥

とても分かりやすい例が、ドイツが中心となって推し進めていた「難民」受け入れ政策こそ、「現代版奴隷貿易」です♥ その「難民」が、いつの間にやら「移民」にすり替えられちゃっていますけれど、本質は「現代版奴隷貿易」です♥

詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆いまでも「奴隷」っているの? ~ SEALDsでは理解ができない「難民問題の本質」

最近、大騒ぎになっている「入国禁止令」。いま、これを書いているのが1月31日ですので、投稿時点では解決しているかもしれませんが、これに反発している連中も「現代版奴隷貿易」の推進派・賛成派です♥

州ごとの対応を見れば、すぐに理解できます。

反対しているのは、いわゆる「サンクチュアリ・シティ」と呼ばれる町が集中している州です。

サンクチュアリ・シティの位置
もちろん、民主党の地盤でもあります。

2016年アメリカ大統領選挙(※サンクチュアリ・シティを地盤としている民主党)
詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆メディアが報じない・・・アメリカの『サイ(犀)』と『サンクチュアリ・シティ(聖域の町)』
反対を表明した企業、たとえば、アップル、グーグル、スターバックス・・・
然(さ)もありなん、「脱税企業」のオンパレードですね♥

暴れん坊将軍のトランプ大統領が、何か行動すればするほど、アメリカ国内の構図が明白になってきます。
皆さんも、よ~く観察してみてください♥
続きは次回に♥
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