2016-12-06 (Tue)

ジョン・ガスト 『アメリカの進歩 明白なる天命』1872年
マニフェスト・デスティニー(英語: Manifest Destiny)とは、元々はアメリカ合衆国の西部開拓を正当化する標語であった。「明白なる使命」や「明白なる運命」、「明白なる大命」などと訳出される。「文明は、古代ギリシア・ローマからイギリスへ移動し、そして大西洋を渡ってアメリカ大陸へと移り、さらに西に向かいアジア大陸へと地球を一周する」という、いわゆる「文明の西漸説」に基づいたアメリカ的文明観。
1845年、ジョン・オサリヴァンが用いたのが初出である。この際は、合衆国のテキサス共和国の併合を支持する表現として用いられ、のちに合衆国の膨張を「文明化」・「天命」とみなしてインディアン虐殺、西部侵略を正当化する標語となっていった。19世紀末に「フロンティア」が事実上消滅すると、米西戦争や米墨戦争や米比戦争、ハワイ諸島併合など、合衆国の帝国主義的な領土拡大や、覇権主義を正当化するための言葉となった。
イギリスの帝国主義政治家ジョゼフ・チェンバレンも「マニフェスト・デスティニー」の語を使用し、「アングロ・サクソン民族は最も植民地経営に適した民族であり、アフリカに文明をもたらす義務を負っている」と語っている。
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 【アメリカの新聞は、日本で言えば朝日新聞や赤旗といったサヨク・リベラル系ばかり】で、産経新聞のような保守系の全国紙は存在しない。――こう言うと、驚く方が多いようです。

【テレビも同様】です。

世界的に有名な【CNNなどに対して「コミュニスト(共産主義)・ネットワーク・ニュース」などと揶揄する保守派もいる】ぐらいで、【アメリカのマスコミの偏向ぶりは、日本以上にひどい状況】です。

日本のテレビも新聞も、アメリカのそんなサヨク傾向のテレビや新聞の論調をそのまま紹介しているものですから、【「サヨク・リベラルから見たアメリカ」ばかり日本で報じられている始末】です。

しかし、アメリカは、一枚岩ではありません。

政治に関して言えば、アメリカには、労働組合に支えられたリベラル系の民主党と、農家や自営業に支えられた保守系な共和党があります。しかも共和党の中にも、リベラルに近い政治家もいて、その色分けは簡単ではありません。ちょうど自民党の中に、安倍晋三総理のような政治家もいれば、古賀誠先生のような政治家もいらっしゃるのと同じ構図です。
こうした「構図」を知らされていないものですから、【アメリカの偏向報道】を真に受けて、「アメリカを再び偉大な国にしようと主張するトランプは、粗暴な人種差別主義者だ」と【思い込んでしまっている日本人が多い】ようです。

しかし、考えても見てください。
安倍政権反対の意見こそが日本の世論であるかのごとく報じる【朝日新聞や赤旗ばかりを読んでいて、日本の政治の実情を正確に理解できるでしょうか】。


☆内閣支持率、3年ぶり60%超え 共同通信世論調査
はっきりと言いますが、【アメリカのサヨク偏向マスコミと、それをそのまま紹介する日本のマスコミ報道】を見ているだけでは、【トランプのことも、アメリカの政治の実情も正確に理解することは困難】です。

そこで、アメリカの保守系シンクタンク、ヘリテージ財団のリー・エドワーズ博士が書いた『現代アメリカ保守主義運動小史』(明成社)を監訳するなど、アメリカの保守について調査・研究してきた立場から、【アメリカのサヨク偏向マスコミが報じない「もう一つのアメリカ」】を紹介しようと考え、本書を書きました。



「際物(きわもの)扱い」しかされてこなかったドナルド・トランプを共和党の大統領候補に押し上げた背景とはどのようなものなのか、アメリカを多角的に理解するための一助となれば幸いです。』

いかがでしょうか?
ここで著者が書かれているとおり、実は、日本のメディアと同様に、アメリカでも相当な偏向報道が日々なされています♥それは、ドイツでも同じなんです♥
つまり、日米独のメディアが、ある一定の思想をもった連中に牛耳られていて、それぞれの国民が気が付きはじめた、行動を起こし始めた、というのが、現在起きている現象です♥
私たちの日本でも、同じように、メディアの偏向報道がどんどん暴かれていっていますね♥
それと同じことが、アメリカでも、ドイツでも起こっているというわけです。ドイツだけではなく、ヨーロッパ中と言ってもいいくらいです♥
また、それとは違う意味で、偏向報道や情報統制をより一層強化しているのが、支那です♥
もっとも、支那の一般国民の大多数は、とっくに気が付いていますが、中国共産党は、一党独裁体制を死守しようと、それを隠すのに必死になっているんです(笑)

さて、ここからは、昨日の続きになりますが、アメリカによって戦後の日本に持ち込まれた、「日本独特の左翼・リベラル」は、そもそもどのような思想、どのような経緯から生まれてきたのでしょうか?
それを解くカギの一つが、これ(↓)です♥

ハーケンクロイツ
かつては洋の東西を問わず、幸運のシンボルとして用いられていたのが、非常に長い歴史を持つ図柄である「卐」・「卍」(まんじ)でした。
ヒトラーのナチスが使用したことで、とんでもない勘違いをしている方々が多いのですが、とても「良い図柄」だというのが、本来の「卐」・「卍」(まんじ)の正しい理解となります。

インダス文明の印章

卐はヒンドゥー教におけるシンボルでもある
また、西洋において、先史時代(新石器時代・青銅器時代)から使用されていたケルト十字の元(ケルト十字の起源はキリスト教以前にまでさかのぼることができます)となるのが太陽十字であり、

ケルト十字
その太陽十字から発生したのも「卐」でした。

単純な太陽十字

切れ目のある十字の円
やがて西洋において、キリスト教が広まっていくなかで、これらの図柄が西洋キリスト教白人のシンボルとして利用されるようになります。
これは現代における白人至上主義にも繋がっています♥
とても解りやすい例が、「クー・クラックス・クラン」です。

クー・クラックス・クラン
以下は、Wikipediaからの抜粋です。
↓
「 クー・クラックス・クラン(英: Ku Klux Klan、略称:KKK)は、アメリカの秘密結社、白人至上主義団体である。
「白人至上主義団体」とされるが、正確には北方人種を至上とし(ノルディック・イデオロギーという)、主に黒人、アジア人、近年においてはヒスパニックなどの他の人種の市民権に対し異を唱え、同様に、カトリックや、同性愛者の権利運動やフェミニズムなどに対しても反対の立場を取っている。
マニフェスト・デスティニーを掲げ、プロテスタントのアングロ・サクソン人(WASP)などの北方系の白人のみがアダムの子孫であり、唯一魂を持つ、神による選ばれし民として、他の人種から優先され隔離されるべきである、と主張する。
名前の由来はギリシャ語の「kuklos(円環、集まりの意)」の転訛と英語の「clan(氏族、一族)」を変形させたものと言われる。別の説として、ライフル銃の操作音が起源という説もあり、コナン・ドイルの短編『オレンジの種五つ』で紹介され世に 広まった。団員は「クークラクサー」、もしくは「クランズマン」と呼ばれた。
白装束で頭部全体を覆う三角白頭巾を被りつつデモ活動を行う集団として世間で認知されている。」

「アメリカ第一」、「白人のためのアメリカ」などと書かれていますが、トランプ新大統領の発言に重なる部分があることから理解できるように、まさに初期アメリカの「WASP(ワスプ、White Anglo-Saxon Protestant、白人・アングロサクソン・プロテスタント)」の思想そのものです♥
「WASP」は、本来のアメリカにおける支配層です♥
ですから、その思想に基づく発言を繰り返すトランプ新大統領に対して、ある一定の思想をもった連中に牛耳られている日米独のメディアが叩いている現状から、「WASP」とは別の勢力が存在していることが推測されます♥

「 イギリスの「落ちこぼれ」がアメリカ大陸へ流されたのがメイフラワー号です。
何がどう落ちこぼれかを説明しましょう。当時のヨーロッパは三十年戦争の最中です。三十年戦争とは、ヨーロッパのすべての国がカトリックとプロテスタントの陣営に分かれ、殺し合いが行われた宗教戦争です。」
「 1620年にメイフラワー号に乗ってヨーロッパを離れた連中は、「近代化なんて嫌だ」という宗教原理主義者の皆さんです。実態はメイフラワー“サティアン”とでも言ったところでしょうか。
彼らメイフラワー“サティアン”の連中は苦難の末にアメリカ大陸に漂流し、餓死しそうになります。そこでかわいそうに思った現地人(一時期は「インディアン」の呼称は差別的とかで「ネイティブ・アメリカン」と呼びました)が食べ物をくれたのでメイフラワー“サティアン”の皆さんは助かったというわけです。」

「 さて、問題です。ここで“サティアン”の皆さんは誰に感謝したでしょうか。
彼らは
「神様(ゴッド)、このような幸運を与えていただき、ありがとうございます」
と叫びます。
彼らの信仰によれば、
「神様は我々に試練を与えた。しかし、この絶好絶命の危機に、彼ら現地人を差し向けるように計算されていたのだ」
ということになるのです。現地人になどまったく感謝しません。
その後、“サティアン”の連中やその後にやってくる“自称”開拓者たちが、現地人を殺しながら土地を奪うのですから、恩を仇で返すとはこのことです。
教科書的理解だとメイフラワー号の子孫だけでアメリカ大陸を開拓したかのように思えますが、彼らは食い詰め者のなかの一部にすぎません。結局、イギリス本国からのヒモ付き支援で東海岸を開拓し、それが十三の植民地になるのです。
ここで確認します。現代アメリカの支配層はWASP(White Anglo-Saxon Protestant)と言われます。これはイギリスが「白人で、アングロ・サクソンで、プロテスタント」の国ということに起因します。
アメリカは先に入った移民が後から来た移民を差別する国ですので、WASPが威張っているのです。つまり、現代の我々が想像するアメリカ人とは、「イギリスの落ちこぼれ」の子孫なのです。その“落ちこぼれ”が、こともあろうか本国に喧嘩を吹っかけたのが、アメリカ独立戦争です。
1763年、七年戦争に勝利した大英帝国は世界の覇権国家となります。アメリカ大陸でもフランスやオランダを叩き出し、植民地をほぼ独占します。これは諸外国の反感と警戒心を買うことでもあります。だからイギリス本国は防衛費を現地に負担させようとしました。これに現地人は反発し、5人が殺された暴動事件を「ボストン大虐殺事件」と言ってプロパガンダを始めます。輸入品のお茶を片っ端から海に投げ捨てたことから「茶会事件」として教科書に書かれている事件です。
この騒動に飛びついたのが、ヨーロッパ諸国です。特にイギリスへの復讐を狙っていたフランスは、現地アメリカ人をそそのかします。こうしてイギリスの“落ちこぼれ”が敵国フランスの後ろ盾で1775年に始めたのがアメリカ独立戦争です。この戦争はイギリスでは「謀反」と呼ばれますが、こちらのほうが実態に近いでしょう。」
詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて・・・みたいなアメリカの話
いかがでしょうか?
ゲルマン・ナチスドイツの「ハーケンクロイツ」も、WASP・アメリカの「クー・クラックス・クランのシンボル」も、その根っこの部分は同じモノなんです♥

ハーケンクロイツ

クー・クラックス・クラン
加えて、あともう一つの例が、これ(↓)です♥

国際汎ヨーロッパ連合の旗
欧州連合(英: European Union、略称:EU)構想の先駆けとなる「国際汎ヨーロッパ連合」のシンボルです。
キーパーソンは、青山栄次郎です♥

青山 栄次郎
本日は、これまで♥
続きは次回に♥
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はじめまして * by 4711
しばらく前から読ませて頂いています。知らないことが多く、読むのに時間はかかりますが、わかり易いです。毎日の更新を楽しみにしています。
Re: はじめまして * by みっちゃん
4711さん、こんにちは^^
コメント有難うございます♥
お名前はドイツの元祖オーデコロンに因んでいるんでしょうか?お洒落ですね☆彡
これからも頑張ってまいりますので、宜しくお願い致しま~す♥
コメント有難うございます♥
お名前はドイツの元祖オーデコロンに因んでいるんでしょうか?お洒落ですね☆彡
これからも頑張ってまいりますので、宜しくお願い致しま~す♥