2016-11-28 (Mon)

ジェームズ・ティソ『浴室のラ・ジャポネーズ』 1864年
ジェームズ=ジョセフ=ジャック・ティソ (James-Joseph-Jacques Tissot、1836年10月15日 - 1902年8月8日)は、フランスの画家、版画家。ジェームズ・ティソ(James Tissot )の名で知られている。ナント出身。

ジェームズ・ティソ『日本の品々を眺める娘たち』 1869年
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 『旧約聖書』の主要部分は、【前7世紀末のパレスティナのユダ王国で成立】しました。

紀元前830年代のユダ王国(黄色)
パレスティナの語源は、海上から来て海岸地帯で農業をしていた【ペリシテ人】からきています。

前13世紀初め、北アラビアの砂漠から出て来た【ヘブル人】は、最初はこの【ペリシテ人の支配下にあった遊牧民集団】でした。
最初に海から入ってきた人たちがペリシテ人で、この人たちが住んでいたところに砂漠の遊牧民であるヘブル人が入ってきた。いまはパレスティナがイスラエルによって占領されていますが、【イスラエルよりもパレスティナのほうが歴史が古い】のです。【そういう順番】です。


「パレスチナの歴史的変遷図」 白抜きがイスラエル領土および占領地
歴史というのは古くから名前のあるほうに【優先権】がある、【占有権】が生じます。国際政治では現状維持(ステイタス・クオ)が非常に重要視されていますが、文書で「昔、ここに住んでいた。私はその子孫だから権利がある」とあれば、それを証拠に採用して国際紛争を公平に収めようという意識がとても強い。だから、【パレスティナという名前を持ったこと自体が、われわれにはユダヤ人よりももっと古い権利がある、『旧約聖書』の時代から名前があるんだという主張になる】のです。


前11世紀末、【ヘブル人の12部族が統一されてイスラエル王国が建国】されます。このときに【12部族が結んだ同盟の契約を監視する神として選ばれたのがヤハヴェ(エホバ)】でした。

分裂前のイスラエル王国(紀元前11世紀~紀元前8世紀)
このとき【ヤハヴェは唯一神ではなかった】。イスラエル人は【まだ一神教徒ではありませんでした】。

ギリシアも神話に見られるように多神教ですし、エジプトにもたくさんの神様がいた。【イスラエルにも12部族ごとに神様がいました】。

そのあと、【ユダ部族出身のダビデ】がイスラエル王となり、【ペリシテ人を撃破してイェルサレムに都】を定め、【ダビデの息子のソロモン王はヤハヴェの大神殿を建設】しました。ダビデ王やソロモン王の話は、ヨーロッパ人は大好きなので、多くの絵画の主題になっています。

ペドロ・アメリコ 『老王ダビデを温めるアビシャグ』 1879年
ソロモン王の死後、王国は【ダビデ家に忠実な南部のユダ王国と、北部のイスラエル王国に分裂】します。200年たった【前720年、北部のイスラエル王国がアッシリア帝国に滅ぼされ、北部の10部族の人々は帝国の各地に移住させられて消滅】します。イェルサレムのユダ王国だけが残りました。

フランチェスコ・アイエツ『エルサレム神殿の破壊』
前627年に【アッシリア帝国が滅亡】すると、ユダのヨシヤ王は北部を奪い返します。前621年、イェルサレムのヤハヴェ神殿の修復を行ったときに、神殿から【「申命記」の写本】が発見されました。
その写本には、
「イスラエルの民はヤハヴェ神と契約を結び、ヤハヴェ以外の神々を信仰しないと誓ったのに、契約に背いたので、ヤハヴェはイスラエルに対して怒っており、罰としてイスラエルを滅ぼそうとしている」
と書かれてありました。【本来は部族同盟の契約であったものが唯一神との契約にすり替えられた】わけですが、ヨシヤ王はこの新解釈を文字通りに受け取った。

「ヤハヴェを唯一神として信じなかったから私たちは滅ぼされた。これからは心を入れ替えて、ヤハヴェだけを信仰します」
として、【ヤハヴェ以外の神々の祭壇や神像を破壊した】のです。

こうして【ユダ王国で、人類の歴史上初めて一神教の王国が誕生】することになったわけです。』

いかがでしょうか?
「きわめてシンプルな善悪二元論」、「簡単で子供でもわかる理屈」、これが「キリスト教世界に深く浸透」したことで、夥しい数の戦争が引き起こされてきた、それが世界史、特に西洋史の実態です♥
で、その出発点が、今でいうイラン、かつてペルシアと呼ばれた王国の宗教、ゾロアスター教の善悪二元論なんです♥
そして、著者も書かれているとおり、ゾロアスター教の善悪二元論の考え方が、キリスト教に入って影響を与えていくわけですが、そこで、ユダヤ人は大きな役割を果たしています。

昨日も書かせて頂いておりますが、もともとペリシテ人がいたペリシテ人の土地(パレスチナ(Palestina))であったところに、ユダヤ人(ヘブライ人)がやってきて「侵略」し、ユダヤ人の国をつくりました。
ちなみに、ユダヤ人が強引につくった、今のイスラエルを見てもわかりますが、とっても「チッポケ」な国です♥

初代イスラエルの王はサウルですが、ペリシテ人を破り、「統一イスラエル」を築いたのが、侵略者ユダヤ人のダビデでした♥

「ダビデとゴリアテ」(Osmar Schindler、1888)
詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆古代イスラエルの「ダビデ王」の晩年 ~ そして、「東京の父」 鳥越俊太郎
統一イスラエルは、ユダヤ人の12部族がまとまったものでした。
レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』で描かれている、イエスの弟子も12人でしたが、このことは、イエス自身が単に「ユダヤの王」「ユダヤの神」を意識していただけのテロリストだったことを示しています♥

レオナルド・ダ・ヴィンチ『最後の晩餐』1495-1498
ちなみに、「磔刑(たっけい)」は、テロリストに対する処刑方法です♥

アンドレア・マンテーニャ 『磔刑図』 1459年

ジェームズ・ティソ『十字架上から見たキリストの磔刑』 1890年頃
で、この侵略者ユダヤ人の国が滅ぼされていくのですが、まず、紀元前722年、北王国(イスラエル王国)は、アッシリアによって滅ぼされます♥

アッシリアの版図の変遷
そして南王国(ユダ王国)も、紀元前597年に新バビロニアに屈服します。
紀元前586年、エルサレム全体とエルサレム神殿が破壊され、支配者や貴族たちは首都バビロニアへ連行されることになりました。これが、有名な「バビロン捕囚」です♥

ジェームズ・ティソ 『バビロン捕囚』

この『バビロン捕囚』によって強制連行された侵略者ユダヤ人たちを、その後に開放したのが、ゾロアスター教を信奉するペルシア帝国、現代のイラン人から「イラン建国者」として讃えられているアケメネス朝初代国王のキュロス2世でした♥

キュロス大王の旗

ゾロアスター教の守護霊プラヴァシ
つまり、「きわめてシンプルな善悪二元論」、「簡単で子供でもわかる理屈」、そんなゾロアスター教の善悪二元論の考え方が、まさにこの時代に、侵略者ユダヤ人の思想に影響を与えたわけです♥
こちらもご参照♥
↓
☆ユダヤ人を救ったイラン人の救世主 ~ 一神教が生み出された理由
そんなゾロアスター教の善悪二元論の考え方に影響を受けたユダヤ人、現代では特に「左翼ユダヤ人」ですが、その思想の影響を受け、訳も分からず、何でも反対!!!ってやっているのが、「正真正銘のお馬鹿」のパヨクなんです♥

そんな踊らされるだけのパヨク連中を利用しているのが、こういった輩なんです♥



そして、踊らされる哀れな「パヨク」(笑)がこれwww


続きは次回に♥
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