2016-11-09 (Wed)

娑羅双樹(さらそうじゅ、しゃらそうじゅ)
日本において娑羅双樹(沙羅双樹)、サラノキ、シャラノキ等とされているものは、ツバキ科のナツツバキ。日本において無常の象徴とされているのがこの植物のことである。
『 平家物語 「祇園精舎」 』
「 祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。たけき者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。
遠くの異朝をとぶらへば、秦の趙高、漢の王莽、梁の朱忌、唐の禄山、これらは皆、旧主先皇の政にも従はず、楽しみを極め、諫めをも思ひ入れず、天下の乱れんことを悟らずして、民間の愁ふるところを知らざつしかば、久しからずして、亡じにし者どもなり。」
( 祇園精舎の鐘の音には、すべてのものは常に変化し、同じところにとどまることはないという響きがある。沙羅双樹の花の色は、盛んな者も必ず衰えるという道理を示している。おごり高ぶっている人(の栄華)も永続できるものではなく、まるで(覚めやすいと言われている)春の夜の夢のようである。勢いが盛んな者も結局は滅亡してしまう。まったく(さらされて散っていく)風の前の塵と同じである。
遠く外国(の例)を探すと、秦の趙高、漢の王莽、梁の朱忌、唐の禄山、これらの者はみな、もとの主君や前の皇帝の政治にも従わず、楽しみの限りを尽くし、他人の諌言も気にかけることなく、天下が乱れていることを理解することをせず、民衆が悲しんでいることを理解しなかったので、(その栄華も)長く続くことはなく、滅んでいった者たちである。 )

戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 ドイツでは、公か私かを問わず、【常に建前と本音の差が著しい】。

しかも、【建前がことのほか立派】なので、素直な日本人はコロッと騙されてしまう。私も以前は素直だったので、そこらへんはやくわかる。

そういえば、フォルクスワーゲンの排ガス不正ソフト事件などは、【ドイツ人の本音の部分】が図らずも【ばれてしまった例】だ。これだって、露見しなければ、「環境保護を重視してクリーンディーゼルを完成させた優秀なドイツの技術」で収まっていただろう。ドイツ人にもときには失敗がある。

こちらもご参照♥
↓
☆ドイツの「いやらしい」ところ ~ あのヒトラーのボロクソワーゲンの国
最近、いちばんショックだったのは、【尖閣諸島の周りに中国船が何百隻も押し寄せている】のに、日本のメディアは嬉々としてリオのオリンピックの報道に明け暮れていたことだ。ドイツでもオリンピックは大きな話題ではあったが、だからといってほかのニュースが隅に押しやられたわけではない。
私の頭の中では、【国防はオリンピックの金メダルよりも重要】だ。

そして、【尖閣ではその国防が重篤(じゅうとく)に脅かされている】。この「平和ボケ」につける薬はあるのだろうか。…
いま、世界は激動の時代を迎えている。理想を掲げてつくったEUは分解しかけ、中東でも、あるいはEUの東壁あたりでも、いつ戦争が起こってもおかしくない。…アジアももちろん不穏だ。こんな「動乱」の中、日本人だけが呑気にオリンピックを見ている。』

いかがでしょうか?
今回ご紹介させて頂きますこの書物ですが、タイトルから想像していたのと違って、かなり幅広に話題が展開していき、あっという間に読み終えてしまいました。色々と興味深いお話も詰っていて、おススメの書物です♥
著者のお一人の川口 マーン 惠美さんは、ネット上に現代ビジネス(講談社) 「シュトゥットガルト通信」というコラムを連載されていて、非常に有益な情報を教えてくださっています。
例えば、最近の話題は、こんな感じです。

「 ドイツと中国、高まる不協和音 〜金の切れ目が縁の切れ目か?
狸と狐の化かし合いが始まった
中国の怒り
中国とドイツのあいだが、いつになく緊張している。
11月1日、ドイツのガブリエル経済エネルギー相が、5日間の予定で中国へ飛んだ。財界の大物を引き連れての訪中は、いつも通り。
初日、経済会議の大会場には両国の国旗が立てられていた。楕円形に並べられたテーブルには、両国の100人近い政治家と財界人が勢ぞろいして、今か今かとガブリエル氏と高虎城(こうこじょう)商務部部長の現れるのを待っていた。
しかし、二人はとうとう現れず、会議は、同副部長の音頭により、主役抜きで始まった。二人の欠席の公式の理由は、その直前の、昼食における会談が長引いたため。真相は、高氏が会議出席を拒絶し、ガブリエル氏も欠席したということらしい。前代未聞の異常事態である。
ガブリエル大臣は、会議を欠席後、予定通り、李克強首相と会談したが、その握手の映像はなんとも不穏な雰囲気。李首相はニコリともせずに手を差し出し、“怒り"を演出している。中国の政治家は役者である。・・・」
こちらから読むことができます♥
↓
☆川口マーン惠美「シュトゥットガルト通信」

このようにドイツともモメ始めている支那ですが、繰り返し書かせて頂いているとおり、「もう終わった国」なんです♥ EUという共同体も中国共産党支配の支那も、大きな社会的実験であったと考えるのが自然で、それが「大失敗」だったことが、すでに明らかになってきています♥

こちらもご参照♥
↓
☆ベネズエラというスイッチ
最近、面白かったお話が、これです。

「 「入居前でも全額支払いを」-中国不動産取引の一端、IMF覆面調査
国際通貨基金(IMF)が中国の銀行システムに関して5年間で最大の審査を進める中、1人の幹部がその一環として覆面での実地調査を最近行った。
IMF金融資本市場局のラトナ・サヘイ局長代行は内陸部の大都市、重慶で開催された不動産フェアを訪れた。中国全土で不動産バブルのリスクが高まる中、不動産取引が通常どのように行われているのかをより深く知ることが目的だった。
サヘイ氏は香港で先週行ったインタビューで、不動産開発会社の担当者と話した後に複雑な思いにとらわれたことを明かした。
同氏は「最初に質問したのはドルで支払いできるかで、答えはノーだった」とし、「彼らはドルを欲しがらなかった。これは良かった」と述べた。外貨での取引受け入れは人民元の信認低下の兆しである可能性がある。中国本土からの資本流出が続く中、人民元は今年に入って対ドルで6年ぶりの安値を付けた。
サヘイ氏は一方で、中国で不動産購入者が直面し得る普通とは異なるリスクに気付いた。担当者は同氏に対し、購入する場合は直ちに30%相当の頭金が必要で、新築物件に入居可能な時期より前であっても、数カ月以内に全額支払う必要があると伝えた。
サヘイ氏は「『物件の引き渡しはいつになるか』と質問した。答えは『来年か1年半後です』だった。『何か起きた場合はどうなるのか』との問いには『金額の一部をお返しします』。『手付金すべてを返してもらえるのか』と言うと『それはない』と答えた。非常に興味深いものだった。いかに脆弱(ぜいじゃく)な状況かを示す一例だ」と語った。・・・」
☆「入居前でも全額支払いを」-中国不動産取引の一端、IMF覆面調査
ほかにも。。。

☆中国産「上海ガニ」から基準超えるダイオキシン 香港当局が800kgを回収

☆中国の資産バブル、次々と飛び火し懸念材料に
どこからどう見ても、「もう終わった国」ですね♥
続きは次回に♥
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No title * by 翠子
日本人はオリンピックを見させられていたのではないでしょうか。マスコミが、「報道しない自由」で、情報を統制したのではないかと。
Re: No title * by みっちゃん
翠子さん、こんにちは^^
コメント有難うございます♥
仰るとおりです^^
マスコミの「報道しない自由」、本当に困ったものですね!
みんなで糺していきましょう♥
これからも、宜しくお願い致しま~す☆彡
コメント有難うございます♥
仰るとおりです^^
マスコミの「報道しない自由」、本当に困ったものですね!
みんなで糺していきましょう♥
これからも、宜しくお願い致しま~す☆彡