2016-09-03 (Sat)

鉄の女(てつのおんな、英語: Iron Lady)は、しばしば女性の政府の長につけられる愛称で、「強い意志を持つ」女性を描写するものである。マーガレット・サッチャーがこのように比喩されるのはよく知られているが、これは共産主義に断固として反対していた彼女の態度から、1976年にソヴィエト連邦のメディアによって名付けられたものである。
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 戦後日本は、…戦争の原因と敗戦の理由をひたすら国家主義に求めた。その結果、【戦後の日本人の心性のどこかに、国家=悪という方程式がビルトイン】されてしまった。だから、【国家的見地からの発想がなかなかできない】。いや【むしろ忌避するような傾向が強い】。【戦後教育の蹉跌(さてつ)のひとつ】である。

1980年代、イギリスのサッチャー首相は、サッチャー改革と呼ばれたドラスティックな社会変革をおこなった。イギリス社会には、大きな軋轢を生じさせたが、それは、【よりよき未来へむけた、いわば創造的破壊】だった。

マーガレット・サッチャー
わたしたちはこの構造改革を、金融ビッグバンに象徴される、民営化と市場化の成功例ととらえているはずだ。しかしそればかりではなかった。

じつは、サッチャー首相は、【イギリス人の精神、とりわけ若者の精神をきたえなおす】という、びっくりするような意識改革をおこなっているのである。それは、【壮大な教育改革】であった。

サッチャーは、全238条におよぶ「1988年教育改革法」で、二つのことを断行した。一つは【自虐的な偏向教育の是正】、もう一つは【教育水準の向上】である。お気づきの方もいると思うが、【どちらも、日本の教育が抱えているといわれる課題と重なっている】。…

自虐的な歴史教育は、敗戦国に特有のことだと思っていたから、戦勝国のイギリスでもそのような教育がおこなわれていると聞いて、正直、はじめはたいへん驚いた。聞いてみると、これは長年にわたってイギリスがおこなってきた帝国主義の反動なのだという。

こちらもご参照♥
↓
☆西尾幹二 GHQ焚書図書開封10 地球侵略の主役イギリス
たしかに、かつてのイギリスの植民地政策を思い浮かべれば、イギリスの歴史は収奪の歴史であり、国内に自虐的な自国の歴史観が生まれてもおかしくはない。長い間のイギリス病が、敗戦国シンドロームに似た感性を教育界にはびこらせたのかもしれない。
当時イギリスで使われていた歴史教科書の中には、『人種差別はどのようにイギリスにやってきたのか』というようなものもあった。アフリカを搾取するイギリスを太った家畜にたとえたイラストも載っている。この教科書は高等教育ではなく、初等教育で使われるものだ。たいへん自尊心を傷つける教科書である。こんな教科書で子どもを教育したのでは、イギリス国民としての自尊心を育てることはできない、とサッチャーは考えた。

そこで88年の改革では、教科書の記述に、バランスをとるという観点がとりいれられた。たとえば、植民地における奴隷労働の「負」の面を書いたら、イギリスが世界に先がけて奴隷貿易を廃止したこともきちんと載せる、というものだ。けっして自画自賛する記述はしない。』

いかがでしょうか?
ここで安倍総理は、大日本帝国とイギリスを同じように対比させている点が気になりますが、人種差別に基づいた白人による侵略の時代の象徴である「イギリス」と、それとは逆に、世界から人種差別をなくすために大東亜戦争を戦った「大日本帝国」とでは、まさに雲泥の差がありますね♥
まあ、そういう風に書かざるを得なかったのは、その立場上のことだと思われますけど♥
で、このサッチャーの考え方が、どうだったかと言いますと・・・

「 現在では、残虐な植民地支配のことを「未開な野蛮人に対する文明化に過ぎない」などと堂々と主張する人は少ないでしょう。しかし、そのような「文明化」に対する自負のような発言が現在でもなされています。
偉大な英国の首相サッチャーは自らの半生を綴った回顧録の中で次のように書いています。
「 私の家族も、ほかの多くの家族と同じように、大英帝国を大いに誇りにしていた。われわれが教えなければ、法も、よい行政も、秩序も知らなかったような土地に、これらのものをもたらしたのだと感じていた。私は、遠い国々や大陸、そしてこうした土地にわれわれイギリス人が与えることのできる利益について、すっかり魅せられていた。子供のころ、中央アメリカで未開の部族と過ごしたメソジストの宣教師から、彼らが書き方を教えるまで書くことを知らなかった部族民の話を聞いて、感心したことがある」
(サッチャー『サッチャー 私の半生』日本経済新聞社)
ここでサッチャーが思い返しているのは、彼女の本音でしょう。恐らく嘘はないはずです。本気で、未開の部族を文明化、啓蒙したイギリス人の物語に陶酔しているのでしょう。
しかし、よく考えてみれば、文字を書くことが、文明の優れている証拠にはなりません。文字をもたない文明が劣っているなどと決めつける根拠などありはしないのです。
人間はそれぞれの文明の中で、平和に穏やかに暮らしていれば幸せなのであり、わざわざ暴力を伴いながら、侵略し、「啓蒙」「文明化」してもらう必要などないのです。
恐らく、侵略された多くの人々からすれば、それは「余計なお世話」以外のなにものでもないのです。
「法」や「よい行政」、「秩序」を与えたと誇っていますが、彼らには彼らなりの秩序があり、それを欧米人が理解できなかっただけの話でしょう。どちらの文明が優れているとはいえないのです。
欧米人が「野蛮人」だと捉える、未開部族の人々の思考方法を研究した人類学者のレヴィ・ストロースは次のように指摘しています。
「 われわれが、野蛮人はもっぱら生理的経済的欲求に支配されていると思い込む過ちを犯すとき、われわれは、野蛮人の方も同じ批判をわれわれに向けていることや、また野蛮人にとっては彼らの知識欲の方がわれわれの知識欲より均衡のとれたものだと思われていることに注意していない」 (レヴィ・ストロース『野生の思考』みすず書房)
誰しも自分たちの文明が優れていると思いがちですが、それは単なる思いこみに過ぎないのです。劣った文明圏で暮らしていると決めつけられた人々もまた、自分たちの文明が優れていると感じ、逆に、相手の文明を劣っていると考えるのです。
絶対的、客観的に優れた文明など想定できないというのは、当たり前の話ではないでしょうか。結局のところ、ヨーロッパ文明が優れていたというよりも、その発明した武器が他の文明を圧倒していたということに尽きるのだと思います。
果たして大量殺戮を可能にする兵器を作りだすことが文明的な営みなのか。大量殺戮こそ野蛮だと見做す人々の方が文明的なのか。
我々はもう少し考えてみるべきでしょう。」
詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆サッチャーって、すごいの? ~ 日本人が奴隷として売り飛ばされた時代
先日もご紹介させて頂きましたが、彼ら白人が未開人と出会った当時に、どのような行動をしていたのかが容易に思い浮かべることができる動画がこちらになります♥
「 マーク・プロトキン : アマゾンの人々が知っている我々の知らないこと
「アマゾンの熱帯雨林で最も絶滅の危機に瀕しているのは、ジャガーでもなければオウギワシでもなく、未接触部族である」とマーク・プロトキンは言います。情熱的でハッとさせられるこの講演で、民族植物学者の彼が、森に住む原住民やシャーマンが治療に使う驚くべき薬草の世界へと私たちを誘ってくれます。そして未接触部族に迫る問題や危機、彼らの知恵を描き出し、このかけがえのない知の宝庫を守る必要を訴えます。 」
基本的な考え方は、いまでも、それほど変わっていないんじゃないでしょうか♥ 支那・朝鮮人の「ヘンテコ」な考え方も、千年以上経っても「変わることがない」のと同じで、私たち日本人とは根本的に「精神構造」のつくりが違うんでしょうね♥
続きは次回に♥
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