2016-08-06 (Sat)

岩石(がんせき、英: rock)は、石ころや岩盤を学術的に表現した堅い表現の用語である。一般的には、その大きさに範囲はないと思われがちだが、学術的にはあまりにも小さいものを砂や泥、大きいものを剛盤やプレートと言い、区別することが普通である。
岩石は基本的にはまず、マグマが冷え固まって結晶化することで生まれる。急速に冷え固まったものが火山岩、ゆっくりと冷え固まったものが深成岩であるが、いずれにせよ岩石の起源の大本は火成岩である。こうしてできた既存の岩石はやがて地表で浸食、風化して水や風の影響によって堆積し、堆積物となる。こうした堆積物が圧力を受けたり炭酸カルシウムなどの物質の影響によって化学的に変化し、再び固まったものが堆積岩である。こうしてできた火成岩や堆積岩が、熱や圧力などといった変成作用を受けて変質したものが変成岩である。なお、より強い高熱にさらされ、完全に溶融した場合、冷えれば火成岩となる。このように、長い時間の間に岩石やそれを構成する物質は互いに移り変わると考えられる。

1 = マグマ; 2 = 結晶化; 3 = 火成岩; 4 = 侵食; 5 = 堆積; 6 = 堆積物と堆積岩; 7 = 造構造埋没変成作用; 8 = 変成岩; 9 = 溶融
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 本編へと読者の方々を誘(いざな)うために、【角田先生が提唱する「熱移送説」】について、かいつまんでご説明したいと思います。

①熱移送説の中で主役を務めるのは、【「プレートの移動」ではなく、「熱エネルギーの伝達」】です。


その大本のエネルギーは、地球の地核(特に外核)から【スーパープリューム(高温の熱の通り道)】を通って地球の表面に運ばれ、表層を【移動する先々で火山や地震の活動を起こす】というものです。

②火山の場合、熱エネルギーが伝わると熱のたまり場が高温化し、そこにある岩石が溶けてマグマ(約1000度に溶けた地下の岩石のこと。この高温溶融物が地表へ噴出したのが溶岩である)と火山ガスが生まれる。そして高まったガス圧を主因として噴火が起きます。

☆桜島が爆発的噴火、5千メートルの噴煙 鹿児島
③地震の場合は、【地下の岩層が熱で膨張して割れることにより発生】します。鉄をくっつけた溶接を力ではがすのは大変ですが、熱すると簡単にはがれるということ、皆さんはご存じだと思います。【熱エネルギー量が多ければ多いほど、大きな破壊(地震)が発生】します。

兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)によって発生した野島断層。地震の震源となった断層のずれが波及して「地表地震断層」として現れたものである。
熊本地震以降、【「活断層」が地震の原因のように言われていますが、大地の裂け目(古傷跡)である活断層は、長い時間が経過するとくっついてしまい、大きな圧力をかけてもびくともしません】。

ですから【活断層は自ら地震を発生させることなどできるはずがありません】。

しかし、普段は動けない古傷跡である活断層ですが、地下の高温で生き返ることはあります。
④スーパープリュームは、地球の中心(外核)から、南太平洋(ニュージーランドからソロモン諸島にかけての海域)と東アフリカの2カ所へ出てきます。

これは、【地球の中心から表層に向かう熱の流れの本流】です。これ以外の無数の小さな支流は、隙間を見つけて地球の中を上へ上へと向かっているようです。【日本の地震や火山の噴火に関係するのは、南太平洋から太平洋の周りを流れる本流のほう】です。

⑤南太平洋から出てきた熱エネルギーは、西側に移動し、インドネシアに到達すると3つのルートに分かれて北上しますが、わずかながら東のアメリカ側に流れるものもあります。

3つのルートとは、
(1)インドネシアのスマトラ島[S]から中国[C]につながるルート(2008年5月に発生した中国の四川大地震に関連します)、
(2)インドネシアからフィリピン[P]に向かい、台湾を経由して日本[J]に流れるルート(今回の熊本地震に関連します)、
(3)フィリピンからマリアナ諸島[M]へ向かい、伊豆諸島を経由して伊豆方面と東北地方沿岸[J]へ流れるルートです。
⑥【火山の噴火と地震の発生場所はずっと同じ】です。およそ10億年前の地球の大変動により、環太平洋地域は深く裂けて熱水が上がってきて、岩石をすっかり変えてしまいました。

環太平洋火山帯(Ring of Fire)。青線は海溝。
その後もマグマが噴き出し続けて火山をつくって、地震をしょっちゅう発生させる場所になったのです。それが今でも続いて、環太平洋火山・地震帯と呼ばれる、火山と地震がペアで活動する場所になったのです。

平成26年版防災白書 附属資料
【熱エネルギーが通りやすく、たまりやすい場所】でもあるので、【高温化する場所や岩盤の割れやすい箇所が、10億年間もほとんど変わらなかった】のです。

このため、【熱エネルギーが移送されることによって生じる火山の噴火地点や地震の起こる場所は、いつも同じ】です。それは、こうした「歴史」が証明しています。

⑦【熱エネルギーは1年に約100㎞の速さで移動】します。このため、インドネシアやフィリピンで地震や火山の噴火が起きた場合、【その何年後に日本で地震や火山の噴火が起こるかが、ある程度予測できます】。

【火山の噴火から地震発生の予兆を捉えることも可能】です。

⑧熱移送説の確立には、マントルトモグラフという技術が大きく貢献しています。
こうした一連の火山・地震過程を角田先生は「VE過程」と名付けており、このような熱エネルギー移送のルートや周期、日本各地の地域特性から、「地震や火山の癖」を読み解こうとしています。』


いかがでしょうか?
昨日に引き続きまして、私たち日本人との関わりが深い「地震」のお話の続きです♥
現在の地震研究が、ほとんど「プレートテクトニクス説」に依拠しているため、先の「熊本地震」においてもそうですが、「想定外」を連発するといった珍現象になっているんです♥

要するに、地震の予知ができていないということです♥
ところが、著者の角田氏は、見事に予測し警告を発しているんです。
本書をお読み頂ければ、「プレートテクトニクス説」の限界、つまり「地震」や「火山活動」を説明することができない理由が、良く分かります♥

私たちの日本列島。

その日本列島の土台は「花崗岩質」の岩層です♥
「花崗岩」は、ほとんど誰でもが、ご存じなはずの「石」です♥

以下は、Wikipediaからの抜粋です。
「 花崗岩(かこうがん、英: granite)とは、火成岩の一種。流紋岩に対応する成分の深成岩である。石材としては御影石(みかげいし)とも呼ばれる。」

花崗岩
ほら、今年のお盆休みにも、きっとお目にかかるはずの「石」です♥

これが「地殻」の上部を構成しています。「地殻」は数十km程度の厚さしかありませんが、その表面に近い上部に、「花崗岩質」の岩層があるんです♥

一方、「地殻」の下には、非常に分厚い「マントル」が存在していて、その上に薄い「地殻」が載っている状態です♥ マントルの厚さは約2800kmですから、いかに「地殻」が薄いものか、お判りいただけると思います。
そして、その「マントル」の下に、中心部となる「核」があります。

以下は、Wikipediaからの抜粋です。
「 地球の核は、直径約7,000 km(半径3,500 km)で、地表からは地下2,900 km以下にある。隕鉄の成分から、主に鉄とニッケルからできていると考えられている。
構造は液体の外核(地下2,900 km~5,100 km)と固体の内核(地下5,100 km~6,400 km)からなると考えられている。中心温度は太陽の表面温度とほぼ等しい約6,000 K(約5700℃)。」
御覧のとおり、私たちの地球の中心部分は、「太陽」のように「熱い」んです♥

この「熱い」地球の中心から、外側、つまり「表面」に向かって、「温度が低下」するイメージは、想像しやすいのではないかと思います♥
昨日、申し上げましたとおり、マントルの上部には、「ペリドット(peridot)」がゴロゴロ存在しています♥

動画で見ると、もっと判りやすいので、こちらをご参照になさってみてください♥(3:10頃から)
↓
で、このマントルの上部も「熱」を持っています。
当然ですが、「地殻」の上部を構成する、表面に近い「花崗岩質」の岩層と、このマントルの上部に挟まれている部分、「地殻」の下部にあたる部分は、熱せられて、一部溶けていたりする、そんな不安定で柔らかい層になっているんです♥
と、ここまでをイメージして頂いたうえで、現在の地震研究のほとんどが依拠している「プレートテクトニクス説」を考えてみましょう♥
ここに、2枚の「板チョコ」があります♥

これを「プレート」だと想像してみてください♥
この2枚の「板チョコ」を、左右から挟み込むように押し続けて、どちらの「板チョコ」の、どの「部分」が、「割れる」のか・・・それを、「予測」しようとしているのが「プレートテクトニクス説」です♥

2枚の「板チョコ」に、圧力が加わって、どんどんその力が蓄えられて、ある時、耐えられなくなった部分が、「パキッ」っとひび割れを起こし、そして、そのひび割れが、どんどん広がっていく、と。
具体的に、国土地理院のHP(⇒☆国土交通省 国土地理院HP 「活断層とは何か?」)には、このように書かれています。
「 地球の表面は、「プレート」と呼ばれる板のような岩の層で覆われていますが、日本は海のプレートである太平洋プレート、フィリピン海プレートや陸のプレートである北米プレート、ユーラシアプレートなどの複数のプレートが接する境界に位置しています。海のプレートは、陸のプレートの下に1年間に数cmから10cm程度のゆっくりとした速度で沈み込んでいきますが、引きずりこまれた陸のプレートの先端部にひずみがたまり、100年~200年ぐらい経つとこのひずみの蓄積に限界がきて壊れてずれ動き、陸のプレートの先端部が跳ね返ります。このときの衝撃で起きるのが「海溝型地震」で、2011年東北地方太平洋沖地震のような巨大地震につながるケースがあります。また、沈み込む海のプレート内部で発生するのが「プレート内地震」です。日本列島は、プレートの移動により圧縮され、その押し合う力によって日本列島をのせている陸のプレート内の岩の層が壊れてずれることにより「内陸型地震」が発生します(図-1)。この地震は、地下約5~20㎞ぐらいの浅い所で起きるため、私たちの生活に大きな被害をもたらします。ここでは、この「内陸型地震」を起こす原因である「活断層」について説明します。」

このように、「プレート」と「力」によって説明がなされていて、「内陸型地震」を引き起こすのが「活断層」だと書かれています♥
もう一度、著者の文章を確認してみましょう♥
「 「活断層」が地震の原因のように言われていますが、大地の裂け目(古傷跡)である活断層は、長い時間が経過するとくっついてしまい、大きな圧力をかけてもびくともしません。 ですから活断層は自ら地震を発生させることなどできるはずがありません。」

見事に矛盾していますね♥ どちらが正しいのでしょうか?
この点については、とりあえず横に置いておきまして。。。
著者が唱える「熱移送説」の主役は、「プレートの移動」ではなく、「熱エネルギーの伝達」でした。
ポイントになるのは、「力」ではなく「熱」だと仰っているんです。
本文中に、「鉄をくっつけた溶接を力ではがすのは大変ですが、熱すると簡単にはがれる」という部分がありました。
ここで、次の動画をご覧ください。
↓
この動画の説明にありますとおり(1:08頃から)、鉄は1536度で「液体」になり、鉄自身も高温になって「真っ赤」に光ります♥
また、説明にありましたとおり、金属だけでなく、石や岩も、温度を上げると「液体」になります(1:30頃から)。そして、それが、火山から噴き出す「マグマ」です♥

それでは、その「マグマ」が冷えて固まった溶岩石を、もう一度高温で熱するとどうなるでしょう?

百聞は一見に如かず、ということで、こちらの動画をご覧ください♥
↓
このように、簡単に「液体」になってしまいます♥

では、私たちが住んでいる日本列島の土台となっている「花崗岩質」の岩層、この「花崗岩」を高温で熱するとどうなるでしょうか?

それでは、こちらの動画をどうぞ♥
↓
いかがでしょうか? 「パキッ」と簡単に「割れた」様子を見て、何かお気づきになられませんでしょうか♥
さきほどと同じものですが、こちらを御覧ください(9:50頃から)
↓
御覧のように、実はマントルの中には、「温度の違い」が確認できるんです♥

そして「下部マントル」の底から、高温のキノコ状の柱が、「地殻」めがけて上昇しています。それがプリュームです。

その中でも巨大なモノが、スーパープリュームと呼ばれていて、南太平洋と東アフリカの2カ所に出てきます。

この「地殻」付近にまで上昇してきた「熱のカタマリ」、その「熱」がいくつかのルートを通って、私たち日本列島の地下に「運ばれてくる」とすれば、どうなるでしょうか♥

これが、著者が重要だと考える「熱エネルギー」の伝達です。ここから、「地震」や「火山活動」の予知へのカギを見出されているわけです♥
詳しくは、本書を御覧いただき、そのロジックが極めて明快であることをご確認頂ければと思います♥
続きは次回に♥
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