2016-06-30 (Thu)

国際連盟(こくさいれんめい、(英語: League of Nations, フランス語: Société des Nations, スペイン語: Sociedad de Naciones))とは、第一次世界大戦の教訓から、1919年のドイツとのヴェルサイユ条約、および中央同盟国との諸講和条約により規定され、ヴェルサイユ条約の発効日である1920年1月10日に正式に発足した。

1939年に定められた半公式紋章
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 1993年、EC(欧州共同体)はEU(欧州連合)となった。その【目的はいうまでもなく、ヨーロッパの統合】だ。彼らは祝福されたヨーロッパを信じた。【「ヨーロッパは一つ」という言葉には、夢想的な響き】がある。

ギリシャとEU
しかしいま、そのEUは緊張と絶望にさいなまれている。【ヨーロッパに民主主義の理想郷をつくるという夢は、かなり色褪せてきた】。

しかも、夢が壊れる引き金となったのが民主主義の元祖ギリシャであったことは、何とも皮肉なことである。

そのギリシャを何とかEUに留めようと、厳しい財政規律と構造改革を求めたドイツは、態度が高圧的であるとして嫌われてしまった。

押し寄せる難民に対処すべく「EUの連帯」を打ち出すドイツに対しても、他のEUの国々の反発が強まっている。

とくにEUの弱小国は、2011年、流れ着くアフリカ難民のあまりの多さに困り抜いたイタリアがEUに向かってSOSを出したとき、
「イタリアに来た難民の保護はイタリアの義務だ」
と冷たく突き放したドイツのことを忘れていない。

彼らにしてみれば、「ドイツにEUの連帯などといわれたくはない」というのが本音なのである。

そのうえ、フランス人歴史学者のエマニュエル・トッドは
「『ドイツ帝国』が世界を破滅させる」
といい、ギリシャでは「第四帝国」が口の端(は)に上る。…

エマニュエル・トッド
こちらもご参照♥
↓
☆エマニュエル・トッド 「ドイツ帝国」が世界を破滅させる 日本人への警告
そこにフォルクスワーゲンの不正ソフト問題が重なり、フランスで起きたテロ事件が拍車をかけた。

こちらもご参照♥
↓
☆ドイツの「いやらしい」ところ ~ あのヒトラーのボロクソワーゲンの国
【難民にまぎれてテロリストが潜入する可能性は、以前より問題視されていた】が、それを【無視するかのように、無制限でシリア難民を受け入れていたのがドイツ】だった。盤石だったはずのドイツの足元は揺れている。

【いまヨーロッパで起こっているのは、共産主義にも匹敵する人類最大の社会実験がガラガラと崩れていく事態である】。

テロ、難民、財政問題、そしてナショナリズム……ドイツは、そしてEUは現在どうなっているのか、なぜその矛盾は解消されないのか、民主主義はこれからどう進化していくのかを、本書ではできるだけ現地の情報や温度を意識しながら語ってみたいと思う。…

ドイツの苦境やフランスの矛盾が指し示すことは何か。それは【日本にとって貴重な学びになると同時に、自国の強みを教えてくれる】にちがいないだろう。』

いかがでしょうか?
「いまヨーロッパで起こっているのは、共産主義にも匹敵する人類最大の社会実験がガラガラと崩れていく事態である」
まさに、正しい認識ですね♥ そして同様に、「中華人民共和国の崩壊」も起ころうとしています♥
詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆習近平を待ち受けている悲惨な将来 ~ 「ABC不安」が「ABCDEFG不安」に
さて、当ブログで、繰り返し申し上げてきましたとおり、今年になって、世界では“ルール”が変わった、と認識されてきました♥
いま、その発端を目の前でみているのですが、皆さんは、「ある事」に、お気づきでしょうか?

「History repeats itself.」 (「歴史は繰り返す」)
これは、古代ローマの歴史家クルティウス・ルフスの言葉です♥
その意味は、いつの時代も人間の本質に変わりはないので、過去にあったことは、またのちの時代にも繰り返して起きる。
何が言いたいかと申しますと、いま私たちの目の前で「“起こされている”一連の出来事」は、過去の繰り返しである可能性が高い、そのことに気付いて頂きたいんです♥
あえて、“起こされている”と表現させて頂きましたが、それは偶発的に起きているわけではなくて、ある意図をもって、“起こされている”可能性を排除すべきじゃないって考えているからです♥
ただし、「カルト的な陰謀論」は、あまり好きではありませんので、当ブログでは、そういった類は取り上げませんのでご安心ください。

では、何が繰り返されているんでしょうか?

私たちは、いま、西暦でいう2016年に生きています。
アメリカを震源地とする「サブプライム・モーゲージ危機」が生じたのが、2007年でした。
たった9年ほど前のことです♥
こちらもご参照♥
↓
☆アベノミクスの大成功と、世界が抱える『ABC不安』 ~ 台湾独立运动
「サブプライム・モーゲージ危機」の震源地がアメリカであったにもかかわらず、ヨーロッパに飛び火した理由が、欧州金融機関による、アメリカの「サブプライム・モーゲージ」向けの貸し出しに原因がありました♥ イギリスを含めたヨーロッパ系金融機関が、巨額の貸し出しを行っていたんです♥

☆欧州で広がるサブプライム問題
では、ここで、時間軸を変えて、過去を振り返ってみましょう♥
今から、約83年前の1933年(昭和8年)3月に、私たちの日本は正式に国際連盟に脱退を表明しました。
余談ですが、この年、ドイツで「妖怪」が生まれました。それが、あのヒトラーです♥

こちらもご参照♥
↓
☆ヒトラーのナチスとスタバ ~ 「中独合作」って何?

で、私たちの日本が国際連盟を脱退した、その10年前に、日本を文字通り「震源」とする出来事が起こりました。それが「関東大震災」(1923年)です。

京橋の第一相互ビルヂング屋上より見た日本橋および神田方面の惨状
つまり、今回のイギリスのEU離脱(正確には、まだ脱退していませんが)の9年前に「サブプライム・モーゲージ危機」が、そして、約83年前の「国際連盟に脱退」の10年前に「関東大震災」が起きていました。
「サブプライム・モーゲージ危機」も、「関東大震災」も、それまでに「存在していた財産」が、あっという間に「消失」したんです♥
「おカネ」と「借金」は、表裏一体の関係です♥
それまで「価値がある実物資産」だった「モノ」が、「価値を消失」させる事態が起きたんです。
「おカネ」=「借金」は、「モノ」と違って、永遠の命をもっています。つまり消失しないんです♥
詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆国の借金1000兆円♥
☆「お金」は永遠の命♥
その結果、「借金」だけが残ってしまいました♥
そして、追い打ちをかけるような出来事が起こります。
私たちが生きている2016年からみて、6年前の「2010年欧州ソブリン危機」が起こりました♥(昨日の記事をご参照)
同様に、1933年(昭和8年)3月の日本の国際連盟脱退、その6年前に「昭和金融恐慌」が起こっています♥
ご参考までに、今から2年前に、ロシアがクリミアに侵攻しました。
私たち日本の国際連盟脱退、その2年前に起きたのが「満州事変」です♥
詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆福島瑞穂の「知的怠慢と不誠実さ」 ~ リットン調査団
お気づきの方も多いとは思いますが、「1929年の世界恐慌」、いわゆるブラックマンデーを起点とする混乱に相当するものがありませんね♥
それが、「中華人民共和国」に起因する「問題の先送り」にあります♥
このあとの歴史の流れを見ていきますと、必然的に「中華人民共和国の崩壊」へと向かいます♥ この辺りのことは、別の機会にご説明させて頂きます♥

では、本日の最後に、昨日の続きです♥
現代の私たちがヨーロッパと認識している地域に住む人々、それは本来のヨーロッパ人でもなんでもありませんでした♥ 本来のヨーロッパは、つまり元祖「西洋」は、ギリシャ周辺の限られた地域のことでした♥

そして、「西洋(the West)」対して、「東洋(the East)」あるいは「オリエント(Orient)」と呼ばれた地域、それがギリシャ周辺のヨーロッパから見て、「日が昇る方角」、すなわち古代オリエントで、「メソポタミア」と呼ばれた地域です♥

古代オリエント

メソポタミアに関連した地域の位置関係
私たちの日本と同じ、「日が昇る」地域でした。
たとえば、こういうお話をご存知でしょうか?
「 マルコ・ポーロの『東方見聞録』が出て(1299年頃)、1300年代にヨーロッパに広まり、中国や日本の存在が知られるようになります。特に日本が黄金の国だということで、そこに東方への憧れが生まれてくるのです。
東方への憧れというのがヨーロッパの一つのテーマになっていくということを見逃してはなりません。これは教会が内陣をすべて東にもっているということとも無関係ではありません。


聖書に書かれたエデンの東のパラダイスは、西方ではなくて東方にあり、そこにキリスト教の宣教師がいるという、プレスター・ジョン伝説が生まれるわけです。」
詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆教会で「内陣」が東端に配置される理由 ~ 西洋人の憧れの国 「日本」
つまり、教会に入り、もっとも奥にある「内陣」の方角、その先に「日が昇る」、「オリエント(Orient)」、さらにその先に、私たちの日本があるというわけです♥
続きは次回に♥
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