2016-06-11 (Sat)

「みにくいアヒルの子」(みにくいあひるのこ、丁: Den grimme Ælling)はデンマークの代表的な童話作家・詩人であるハンス・クリスチャン・アンデルセン原作の童話。1843年発表。
アヒルの群の中で、他アヒルと異なった姿のひなが生まれた。アヒルの親は、七面鳥のひなかもしれないと思う。周りのアヒルから、あまりに辛く当たられることに耐えられなくなったひな鳥は家族の元から逃げ出すが、他の群れでもやはり醜いといじめられながら一冬を過ごす。生きることに疲れ切ったひな鳥は、殺してもらおうと白鳥の住む水地に行く。しかし、いつの間にか大人になっていたひな鳥はそこで初めて、自分はアヒルではなく美しい白鳥であったことに気付く。
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 治安の悪化が問題になっているが、【刑法犯の件数が戦後最小になった(2015年)】ことからもわかるように、【日本社会はどんどん安全になっている】。

多くのひとが懐かしむ「三丁目の夕日」の昭和30年代は人口あたりの殺人件数は現在の2~3倍で、残虐な少年犯罪も多かった。【「常識」とは逆に、近年は若者の犯罪の減少が顕著で、世代別でもっとも犯罪者が増えているのは高齢者だ】。

じつは【これは世界的な傾向で、治安の悪化が叫ばれる先進国はどこも犯罪が大きく減っている】。ISによるテロが大問題になるのは、その残虐さももちろんだが、それ以外の危険がなくなったからでもある。

現代史を振り返れば、2度の世界大戦やロシア革命、文化大革命、ポルポトの大虐殺、旧ユーゴスラヴィア内戦などの凄惨な出来事がつづいた20世紀に比べて、冷戦終焉後は国家による大量殺人が大幅に減ったことは明らかだ。アフリカや中東に問題が集中するのは、それ以外の場所(アジアや中南米)で戦争や革命、暴力的クーデターが起きなくなったからでもある。

このことは、理性がまったく役に立たないわけではないことを示している。意識の本質が自己欺瞞だとしても、人類は幾多の悲惨な経験を通して、それを平和と繁栄になんとか役立ててきたのだ。

だとしたら、未来をいたずらに悲観することはない。【共産主義者が夢見たようなユートピアは実現しないだろう】が、そこそこゆたかでそこそこ暮らしやすい世の中ならじゅうぶん期待できるのだ。

そのためにも、私たちの認知=知性が進化のちからによってどのように偏向しているのかをちゃんと知っておく必要がある。【現代の進化論が突きつける不愉快な真実は、歪んだ理性を暴走させないための安全装置】なのだ。

2015年1月7日、フランスの風刺雑誌『シャルリー・エブド』の編集部がイスラム過激派の武装集団に襲撃され、編集スタッフや警官など12名が犠牲になった。この事件を受けて、【日本を代表するリベラルな新聞社】は、「テロは言語道断だが下品な風刺画を載せた方も問題だ」として、「ひとが嫌がるようなことをする表現の自由はない」と宣言した。

本書の企画を思いついたのは、この驚くべき主張を目にしたからだ。誰も不快にしない表現の自由なら北朝鮮にだってあるだろう。憲法に表現の自由が定められているのは、ひとが嫌がる言論を弾圧しようとした過去の反省によるものだと思っていたのだが、【“リベラル”を自称するひとたちの考え方はちがうらしい】。

ちなみに【私は、不愉快なものにこそ語るべき価値があると考えている】。

【きれいごとをいうひとは、いくらでもいる】のだから。』

いかがでしょうか?
今回ご紹介させて頂きますこの書物は、必ずしも共感できる内容ではありません♥ 著者のお考えに関しましても、全てに同調できるものではありません♥
でも、ご紹介をさせて頂きますのは、著者はご自身のお考えを主張するにあたって、その根拠を明確に提示されていて、そこから導かれる答え、そこに至る過程で、私どもと考え方が異なってくるのが、よく理解できるからです♥つまり、視野が広がるからです♥
しかも、その提示されている根拠が、非常に興味深いものばかりなんです♥
根拠もなく、あるいは「嘘」に基づいて「妄想」する、そこらの「パヨク」とは、まったく異なります♥ ぜひ、お読みになって見てください♥
さて、著者が冒頭で書かれている以下の文章を読んで、皆さんは、どのようにお考えになられますでしょうか?
「刑法犯の件数が戦後最小になった(2015年)ことからもわかるように、日本社会はどんどん安全になっている」

メディアが垂れ流すニュースを見ていますと、毎日毎日、凄惨な事件が続発しているような「印象」を与える報道を行っているんですが、実際には、著者が書かれているとおり、「日本社会はどんどん安全になっている」んです♥

☆平成27年 警察白書
「 刑法犯109万件戦後最少=ピークの4割以下-殺人・窃盗も最低記録、警察庁まとめ
昨年1年間に全国の警察が認知した刑法犯は前年比11万3115件(9.3%)減の109万9048件となり、戦後最少を記録したことが14日、警察庁のまとめ(速報値)で分かった。減少は13年連続。「治安の危機的状況」と言われたピーク時の2002年の38.5%で、石川を除く46都道府県で前年を下回った。大半の罪種で減少し、殺人や窃盗は過去最少となった。
刑法犯全体の7~8割を占める窃盗の減少が要因。警察庁の担当者は「犯罪抑止が最も効果を上げたのが窃盗。パトロールの強化や地域の防犯活動の活発化、防犯カメラの増設により、警戒の目が密になったことが大きい」と分析している。
刑法犯認知件数は1973年の119万549件を底に徐々に上昇。02年には7年連続の最多更新となる285万3739件を記録し、90年代前半と比べ100万件以上も上積みされた。03~15年は減少が続き、この間の減少幅は約175万件に上った。
国内人口1000人当たりの認知件数(犯罪発生率)も02年の22.39件から、過去最少の8.65件に改善した。
窃盗は前年より10%少ない約80万件。02年比だと約157万件減り、全体の減少幅の9割近くを占めた。
殺人は未遂も含め11.5%減の933件となり、1000件を下回るのは13年以来2回目。このほか強盗や強姦(ごうかん)、強制わいせつなど重要犯罪の全てで減少した。
一方、詐欺は3万9439件で、5%減ったものの、振り込め詐欺が13.1%増の1万2729件。詐欺全体の被害額は760億円となり、12年以降横ばいが続く。
摘発件数は3.5%減の35万7512件。摘発者数は4.7%減の23万9404人で、少年が19.1%減ったが、65歳以上は0.9%増えた。(2016/01/14-10:13)」
☆刑法犯109万件戦後最少=ピークの4割以下-殺人・窃盗も最低記録、警察庁まとめ
で、著者が書かれていることを続けますと、
「昭和30年代は人口あたりの殺人件数は現在の2~3倍で、残虐な少年犯罪も多かった」
「「常識」とは逆に、近年は若者の犯罪の減少が顕著で、世代別でもっとも犯罪者が増えているのは高齢者だ 」
となるわけですが、これも「事実」なんです♥
メディアの「偏向報道」のおかげで、歪んだ「常識」が形成されていることに、お気づきでしょうか?

まずは、ありのままの現状を、キチンと正しく理解し、そこから様々な考え方や意見があって、相違があることを認識し、それをどうにかして、みんなで納得がいくように「まとめあげる」ことをしてきたのが、私たち日本人です♥
考え方の違いがあっても、理路整然と、主張できる真っ当な「左翼」の方々は、議論をすることが出来るんですけれども、「劣化左翼」や「パヨク」、あるいは「自称リベラル」のなんちゃって左翼の輩・・・例えばこんなのw


これは、全く話にもなりません♥ ただの、「馬鹿」なんです♥ 関西風だと「ド阿呆」なんです♥
そもそもの、知識がなく、議論する土台が欠落しちゃっています♥(もっとも、本人は「頭、イイで~」みたく思い込んでいるようですけどw)

そんなパヨクには理解できないお話を、本日の最後に♥
戦時中にあっても、本物の「リベラリズム」を貫いた日本人物理学者の渡辺慧(わたなべさとし)という人物がいます。

渡辺慧 息子とともに(1949年)
彼は、有名な定理、『「醜(みにく)い家鴨(アヒル)の仔(こ)の定理(Theorem of the ugly duckling)」』を証明しました。
どういった定理かと申しますと、「どうやって醜いアヒルの子を見分けるか?」というものです♥

上の絵ではアヒルの子が、四羽描かれています。左から順番に、A、B、C、Dとします。
そして、上の絵の「アヒルの子」を左から順番に、アヒルA、アヒルB、そして右端を醜いアヒルDとし、残りをその他も含めたアヒルCと置いてみましょう♥
この世界には、このA,B、C、Dの「アヒルの子」しか存在していないものと、あくまでも「仮定」として考えます。
この時、それぞれの「アヒルの子」を比較するために、「似ている」部分をさがして、「特徴」を捉えていきます。
挙げればキリがありませんが、次のように「パターン化」することができます♥
つまり、いずれとも異なる、
(A) (B) (C) (D)
二羽が類似する、
(AB) (AC) (AD) (BC) (BD) (CD)
三羽が類似する、
(ABC) (ABD) (ACD) (BCD)
そして、すべてに共通する、
(ABCD)
さらに、いずれも該当しない、
(ABCDではない)
以上で、16のパターンがあることが判ります♥
例えば、(ABC)というのは、「醜いアヒルの子」ではないっていうような場合を意味します。
全ての考え得るパターンは、このように16のパターンに集約されます♥
で、問題は、ここからになります。
例えば、アヒルAとアヒルBが共通している、つまり「似ている」パターンは、いくつでしょうか?
(A) (B) (C) (D)
(AB) (AC) (AD) (BC) (BD) (CD)
(ABC) (ABD) (ACD) (BCD)
(ABCD)
と、以上の4つになります♥
これを、他のすべてのアヒルで考えても、同じ結果となります♥
さらに、アヒルが何羽増えても、またアヒルではない何かが加わったとしても、組み合わせをパターン化した場合は、すべて同じ答えになります。つまり、この定理が意味するのは「どうやっても、醜いアヒルの子を見分けることはできない。明確な区別は不可能だ!」っていうことなんです♥

では、ここで、問題です♥

さきほどの「アヒル」を、「政党」に替えてみてください♥
アヒルAが「自民党」、アヒルBが「共産党」・・・・
で、さきほどの定理でいうと、「自民党」も「共産党」も同じだって、トンデモないことになっちゃいます♥
アヒルを「好きな食べ物」とか「フルーツ」とか、なんでもいいので、他のものに置き換えてみてください♥
女子であれば、例えば、クラスメイトの「男子A」「男子B」「男子C」「男子D」に♥
どの男子も、同じですか?
もちろん、違いますね♥
では、どこで違ってくるのでしょうか?

それは、「似ている」部分をさがして、「特徴」づけをするときに、重要視する度合いが、まったく違ってきているからです♥ その違いによって、人それぞれの考え方が存在しているんです♥
ですから、キチンと、それぞれの考え方の根拠を、正しい知識をもとに、説明できなければならないんです♥それが、出来ないのが、パヨクなんです♥
最後に、オマケの動画です♥
一発でナゾが解ける 「右翼団体の正体と彼らの本当の目的」
続きは次回に♥
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