2016-05-23 (Mon)

男尊女卑 : 男性を重くみて、女性を軽んじること。また、そのような考え方や風習。
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 安倍総理の七十年談話でも触れられている「女性の地位の向上」は、世界的に議論されている問題です。

これまで、「日本は男尊女卑で封建的だ」とアメリカ人は盛んに言ってきました。戦前はたしかに選挙権の有無などの問題もあったけれども、いまは解消されています。それどころか、日本の家庭は妻が財布の紐を握っているところが少なくない(日本人ではないけれども、私の家庭も妻が財布の紐を握り、“大蔵省”の異名があります)。お金を握っている人は一番強いわけで、その点で言えば日本社会は決して女卑ではなかった。

一方の【欧米は、フェミニズムの主張として男女平等を言わざるを得ないくらい男尊女卑が強かった】。

結局、【「日本は男尊女卑だ。封建的だ」というアメリカ人の主張は誤解に基づいている】と言ってもいいでしょう。

ただそれとは別に、【「フェミニズムが思想として、どこから来てどういうことをやろうとしているのか」という基本的な考え方を日本人も知っておく必要がある】と思います。

まず、【フェミニズムの基本は「平等」です】。ただし、最も先端的なところに立つから、【主張されるのは「極端すぎる平等」です】。

男性と女性のあり方は、日本文化のなかできちんと分けられています。たとえば、言語的には「わたし」と「俺」とを使い分け、それが「女性と男性は平等ではない」という結論にならない。でも、フェミニズムでは「平等ではない」のです。

しかも、【フェミニズムは将来の社会の種を育てる場である家庭を革命の場にして、主張する極端な変化を実現させようとしています】。

その結果、小さな子供たちが害されてしまいますが、【フェミニズムは子供のことを考えません】。

放縦な【個人主義で「私のことだけ」を考えている】。当然ですが、【その活動は社会に悪い影響を及ぼします】。それゆえに【危険】なのです。

英語で「collateral damage」(二次的な被害)という表現があります。たとえば、戦場で私がAを狙って撃ったら近くにいたBに当たった。Bを撃つつもりはなかったけれどBかを撃たれてしまった。これが「collateral damage」です。

【日本はフェミニズムの「collateral damage」だと思います】。フェミニズムは西洋から出てきましたが、【西洋の文化のなかで教会がフェミニズムのもともとの敵でした】。

教会がなぜフェミニズムの敵なのか。たとえば、【カトリック教会は女性が司祭になれません】。男性と女性は同じではないのです。現在もその点では批判されています。
日本はこのカトリック教会のことではほとんど関係がありません。でもそれが世界的な動きになって、日本の家庭にも被害を及ぼしています。』

いかがでしょうか?
ご紹介いたしました短い文章の中に、色々と示唆に富む記述がなされていますね♥
まず、著者は、アメリカ人で、日本の近代思想を中心に近代日本史を専門とする大学教授で、そしてカトリック教徒でもあります。
この書物を読み進めていくと、私たち日本人が気付かない、アメリカ人的な日本の見方、カトリック的な日本の見方、そういった違った角度から見える私たちの日本が書かれていて、とても参考になります。もちろん、ところどころで、それはちょっと違うって言いたくなる部分もあったりしますが、日本人ではないわけですから、まだまだ誤解もあるんだろうなって考えさせられたりします。
同じような感想は、先日ご紹介いたしましたクロード・レヴィ = ストロースの書物を読んでいても持ちましたが、まだまだ私たち日本人や日本のことを理解されていない外国人は沢山いるんだなって、改めて気付かされます。ここは、私たちの課題ですね♥

詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆クロード・レヴィ = ストロース 月の裏側 (日本文化への視角)
著者が冒頭で述べている安倍談話ですが、以前も書かせて頂いておりますが、最も重要な部分は、一番初めにあった「西欧諸国の植民地支配」への言及、そして日露戦争により有色人種が白人を初めて打ち負かしたことで、植民地支配下にあったアジアやアフリカの人々を勇気づけた、という正しい歴史観を公式に発言したということです。
「 2015年8月14日、安倍晋三首相が戦後70年の首相談話を発表しました。この談話は極めて未来志向であると同時に、非常にバランスのとれたもので、正直、私の事前の予想を超えた素晴らしい出来栄えでした。
世界中に広大な植民地を領有していた、英国を筆頭とする欧州諸国は、植民地支配や奴隷制度、戦争など、過去に自分たちの国がやった過ちについて、ほとんど謝っていません。ただ、「多くの人たちが苦しんだことを悲しく思います」として終わりにし、将来はどうするのかという話になるだけです。それに比べて安倍首相の談話は慈愛に満ち、格調高い精神が滲(にじ)み出て素晴らしかったと思います。…
もちろん、韓国メディアあたりは大変に批判的であり、「謝罪がない」などと騒いでいました。また、欧米メディアの一部も、たとえばロイターやAP通信などが、安倍首相が「謝罪を思いとどまった」「新たな謝罪はなかった」と報じていました。
欧米諸国が日本に本当に謝罪して欲しい内容は、「大東亜戦争のせいで欧米諸国が植民地を失う結果になって、ごめんなさい」だと思うのですが、それを正面からは言えないので、PRCや韓国の側に立った報道を行うのでしょう。」
詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆自虐史観のアホらしさ ~ 沖縄県のおばあちゃんも、わかりはじめた事
で、著者が世界的に議論されている問題として挙げている「女性の地位の向上」について、「日本社会は決して女卑ではなかった」、「一方の欧米は・・・男尊女卑が強かった」、とありますが、これも真実ですね♥
このことを端的に示す例が、「レディーファースト(英: ladies first)」です♥
「 世界は日本文化を、まったく誤解している。
2015年5月7日、東京・有楽町の日本外国特派員協会(プレスクラブ)で映画の試写会があった。『百日紅(さるすべり)~Miss HOKUSAI~』というアニメ映画で、英語の字幕入りだった。試写会は、記者会見とあわせて行われる。いつもは主演男優や女優なども出席するが、アニメだったので、監督が会見した。
私が苦笑いしたのは、クラブ会見への案内状だった。「皆さんは修正主義史観(リビジョニスト・ヒストリー)を嫌っていようが、この作品は優れた男性の背後には、より優れた女性がいるということを示し、日本がいかに女性を大切にしていたかを、描いている」と、書かれていた。
このところアメリカでは、日本の保守派が「日本は侵略国家ではなかった」とか、「南京での大虐殺は起こらなかった」「従軍慰安婦は職業的な売春婦だった」「首相は靖国神社を参拝するべきだった」などという趣旨の発言をすると、「修正主義者(リビジョニスト)」だと非難するようになっている。
海外メディアは、日本といえばひどい男尊女卑の社会で、女性は家庭でも、社会でも、ひたすら虐(しいた)げられてきたように描くのが常である。案内状の文面は「日本が男尊女卑の社会ではなかった」と思わせるような映画の内容が「修正主義(リビジョニズム)」と受け取られることを危惧したものだが、この「修正主義(リビジョニズム)」という言葉は、もとはといえば、スターリンや毛沢東が、政敵を粛清するために使ったマルクス主義用語である。
もちろん、「日本は男尊女卑」社会という俗説は、まったく事実に反する。 日本の最古の歴史書である『古事記』(712年)がいきいきと描いているように、日本では古代から、あの時代の世界ではほかに類例がないほど女性が輝く社会をつくっていた。女性たちが、男に負けることが、まったくなかった。
日本では欧米で「レディーズ・ファースト」といって女性を立てるから、女性上位であるように思い込んでいる人々が多いが、これは大きな誤解だ。
「レディーズ・ファースト」は女性が男より劣っていて、弱くて、一人立ちできない、保護を必要としている者として扱わなければならないという前提がある。そこで、男性が「上から目線」で女性を守り、さながらペットを扱うように優しく振る舞うことが、求められてきた。これは、男性が女性よりも勝っているという「ハンディキャップ」に基づく差別によるもので、男女が対等だと認識しているわけでは、まったくない。
日本でもかつて欧米の影響で「ウーマン・リブ」と呼ばれた女性解放運動があったが、これは欧米社会で女性が男性から不当な差別を受け、活躍する機会が限られていたことに対する反動だった。欧米社会は、「He」と男性代名詞で表される神が創造した世界なのだ。キリスト教の祈祷(きとう)書にあるように、キリスト教徒は朝晩、「天に在(ま)しますわれらの“父”なる神」を、崇(あが)めている。聖書では、“女性”である「イブ」が、禁断の林檎の実を食べたことが、楽園だった「エデンの園」から追放される原罪をつくった。それ以来、女性は罪深い存在だと、位置づけられてきた。つい3、40年前まで、欧米社会は男尊女卑の世界として営まれていた。
ヨーロッパ、中東、インド、中国、朝鮮半島などの神話の主神は、すべて“男”である。ところが、日本はまったく違う。
太古の昔から日本の最高神は、“女性”の天照大御神(あまてらすおおみかみ)だった。」
詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆レディーファーストは「女性差別」なんです ~ 「男の神様の国」と「女の神様の国」の違い
余談ですが、『百日紅(さるすべり)~Miss HOKUSAI~』は、こちらでも触れていますのでご参照ください♥
↓
☆江戸時代の居酒屋 ~ 浮世絵と大名行列
ついでに触れておきますと、この外務省の素晴らしい決定、次期パスポートの基本デザインを葛飾北斎の「冨嶽三十六景」にするって、大賛成です♥


☆外務省HP 次期パスポートの基本デザイン決定
こちらもご参照♥
↓
☆神神の微笑 ~ 「モナ・リザ」と並んで、世界で最もよく知られている絵
それでは、話を元に戻しまして、「日本社会は決して女卑ではなかった」、「一方の欧米は・・・男尊女卑が強かった」、という事実が御理解いただけましたでしょうか?
根っこにあるのは、「宗教」です♥ キリスト教、特にカトリックに「男尊女卑」の傾向が強いのは、キリスト教そのものの影響なんです♥
こちらもご参照♥
↓
☆世界ですすむ「脱キリスト教」 ~ 日本人にはフィクションにしか見えない「キリスト教」
で、先日のこの件を振り返ってみましょう♥

☆安倍首相が民進・山尾志桜里政調会長に「議会の運営を少し勉強してほしい」 キレた山尾氏は「男尊女卑政権だ!」
「 安倍首相が民進・山尾志桜里政調会長に「議会の運営を少し勉強してほしい」 キレた山尾氏は「男尊女卑政権だ!」
16日の衆院予算委員会で、安倍晋三首相が、質問に立った民進党の山尾志桜里政調会長に「勉強した方がいい」と“忠告”する一幕があった。
山尾氏は今年1月の衆院本会議で首相が「政策を国民に提案することから逃げて、逃げて、逃げ回っているようでは、国民の負託に応えることはできない」と民進党を皮肉ったことに対し、保育士の処遇改善など議員立法による対案を示してきたことを説明し「なぜ私たちの提案から逃げて、逃げて、逃げまくっているのか」と述べ、首相が審議を拒否しているとの反論を展開した。
首相が「国会で議論してほしい」と述べると、山尾氏は、首相の意向で環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)を巡る質疑が優先的に行われたと主張し、首相が主導して対案を審議するよう求めた。
これに対し、首相は「山尾委員は議会の運営を少し勉強してほしい。(法案を)国会に一度付託したら委員会で決めることだ」と国会運営のイロハを説明した。
興奮冷めやらぬ山尾氏は、首相の姿勢を「女性活躍政権ではなく、男尊女卑政権だ」と批判。首相は「誹謗中傷だ。議論をすり替えている。だから議論が軽薄になる」と非難した。」

懲罰に値する問題の発言はこちら♥(21:50頃)
出ましたね、「レッテル貼り」♥ これは、そもそも共産主義者たちが得意とする姑息な手段です♥
「 本来、歴史というものは様々な見方があり、多様な観点から議論をしていく必要があります。…
かつて、共産主義革命がもてはやされた時代に、革命に反対する人たちは、「反革命」というレッテルを貼られました。宗教においても、伝統的な考え方と違ったことを主張する人が出てくると、「異端」というレッテルを貼られます。そうやって反対派をつぶしてきたのが正統派と呼ばれる人たちによる歴史です。
ホロコーストを否定するのは間違っていますが、「ホロコーストで犠牲になった人数は、言われているよりもっと少なかったのではないか」と主張する人がいると、「アンチ・セミティズム(反ユダヤ主義)」と批判されます。「歴史修正主義」という言葉もレッテルです。安倍晋三総理のことを歴史修正主義者だと批判する人がいますが、日本の総理大臣が歴史の真実に向き合おうとするのをシャットアウトして、自分が決めた歴史解釈以外は認めないというのは、傲慢(ごうまん)でおかしなことです。

論理で勝負するのではなく、レッテル貼りで終えてしまう。しかも、中国や韓国、そしてアメリカも含めて、歴史を改竄(かいざん)してきた人たちが「歴史修正主義」と叫んでいるのです。攻撃は最大の防御と言われますが、安倍総理を攻撃することで、自分たちが書き換えてきた歴史を守ろうとしているのでしょう。」
詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆歴史を改竄(かいざん)してきた人がやっていること ~ 世界史と金融
で、共産主義者たちが得意とする姑息な手段「レッテル貼り」を多用するのが、パヨク=左翼=知性がない連中です♥
詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆安らかな場所って何よ! ~ 【劣化左翼】 日本共産党 池内さおり
そして、パヨク=左翼=知性がない連中は、議論をすればするほど、その知性のなさぶりが露呈しちゃうんです♥
お勉強が足りない、おバカな山尾志桜里の例を見てみましょう♥
まず、こちらの動画が笑えます♥
で、上の動画の冒頭にあったやりとりがあります。
トンスル民進党の岡田が、NHK番組で、「稲田議員は総理の指示で質問している」との発言を繰り返していたんですが、稲田議員はこの撤回と謝罪を求めていました。しかし、それに対して、トンスル民進党の山尾は、稲田議員の勘違いだと否定し、「岡田さんは言っていない」と断言します。それが、上の動画の冒頭に、唐突に出てくる会話の内容なんですが、実は稲田議員は正しいんです♥
トンスル民進党の山尾志桜里は、真っ赤なウソをついています♥
それを証明するのが、こちら♥ 思いっきりトンスル民進党・岡田が発言しちゃっています♥ しかも、繰り返しw




では、最後にこちらの動画をどうぞ♥ 面白いですよ♥
続きは次回に♥
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