2016-04-27 (Wed)

19世紀、小学校に通う風景
義務教育(ぎむきょういく, Compulsory education)とは国・政府(中央政府・地方政府)、人(国民・保護者など)などが子供に受けさせなければならない教育のことである。義務教育の制度は、多くの国において普及している制度であるものの、国ごとに制度の仕組みは異なる。
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 教育は社会の鏡だ。

【男女平等が機能している社会では、教育も男女平等】で、そこから男女平等の理想がさらに確実に広がっていく。

寺子屋の筆子と女性教師 一寸子花里「文学ばんだいの宝」
また、【貧富や階級差のない社会ほど、すべての子供が一緒に受ける初等教育の期間が長く、その内容も充実】している。貧富の差は、学力に正比例する。

寺子屋書初歌川豊国(初代)画 文化1年(1804) 国立国会図書館所蔵
幸運なことに日本では、遥か昔の江戸時代から、多くの子供たちが手習指南書(関西では寺子屋)で“読み、書き、そろばん”を習っていた。

【学力と貧富の差格差が、伝統的にとても小さい】。つまり、教育という分野においてとてもラッキーな立ち位置にいる。

江戸時代、日本には士農工商という身分の差があった。しかし、そんなものは、【ヨーロッパの王侯貴族と民衆の隔絶に比べれば、ほとんど無きに等しい】。日本では、高貴な人々は皇室だけで、あとは【武士であっても、商人であっても、また、僧侶であっても、お百姓であっても、基本的にはそれほど変わらなかった】。

将軍が、ヨーロッパ野王侯貴族のように、キンキラの宝石に包まれて、贅(ぜい)の限りを尽くしていたということもなく、各藩の殿様もまた、毎日豪勢な物を食していたわけではない。

ヴェルサイユ宮殿
それどころか、【武士も農民も、それぞれの分野で、それなりに精進し、頭を使い、自分たちに与えられた課題の実現のために努力】してきた。そして、ここが大切なのだが、【皆が“読み、書き、そろばん”の大切さを知っていて、しかも、それが特権階級だけのものではなかった】。

そのうえ、少なくとも国民皆が身分の差を超えて、互いにちゃんと人間として認識し合っていたのである。
ところが、【ヨーロッパでは違う】。

王侯貴族と民衆の間には、途轍もない隔たりがあった。

王侯貴族と民衆が接する機会はなく、もちろん心のつながりもなく、民を思う貴族はいなかった。【民衆は貴族にとって、税金を搾り取る対象】ではあったが、彼らが人間として認識されていたかどうかはつとに怪しい。

【ヨーロッパの僧侶はさらに悪辣(あくらつ)で、民衆の搾取に関しては、貴族に決して劣らなかった】。

特に【高位聖職者になると、王侯貴族並みの贅沢をし、王侯貴族並みの数の愛人を囲っていた】。

【貴族と聖職者には、納税の義務はなかった】。

18世紀の後半、フランス革命の前夜、貴族と聖職者という特権階級の人間を養い、さらに教会に掛かる莫大な経費を支えていたのが民衆だった。

民衆の8割は農民で、彼らは重い年貢だけではなく、地代、塩税、人頭税、賦役(ふえき)労働を課せられ、そのうえ、水車や竈(かまど)の使用料まで請求された。

貴族は、裁判権や狩猟権をすべて独占しており、何があっても安泰だったが、農民は、翌年蒔(ま)く種を残すと、自分たちが食べる物にも事欠いた。

バスティーユ襲撃
フランス革命は、起きるべくして起きたものである。それに比べて【幕末の日本では、階級闘争は起こらなかった】。

農民が苦しんだのはもちろんフランスだけではなく、ドイツなどアルプスの北でも同様だ。日本と違い、北の国々の冬は厳しい。東欧やロシアはもっと厳しい。地面が凍(い)てつき、何の作物も採れない期間が延々と続く。農民の子供たちが学校に行くなどということは、長いあいだアイデアさえなかった。

イギリスでも、労働者の子供には学校教育は不要とされ、19世紀中頃のイギリス最盛期ヴィクトリア朝時代でさえ、自分の名前も書けない人が男性で3割以上、女性で5割ほどいた。

読み書きができない人はそれ以上いたであろうことは想像に難くない。

つまり、【教育は長いあいだ、特権階級の子供のためのものだった】のだ。』

いかがでしょうか?
ヨーロッパ・キリスト教世界では、教育は特権階級の為のものでしたが、私たちの日本では、そうではありませんでした♥
私たち日本の初等教育は、すでに江戸時代に定着しています♥
詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆江戸時代の日本人が、断トツで一位だったこと ~ 算額の問題を解いてみましょう!
また、キリスト教聖職者による民衆の搾取も事実で、これは形を変えて、現代にも残っています♥
「 信じられない話だが、ドイツの各州は、教会に多額の賠償金を払っている。何に対する賠償金かを聞けば、もっとビックリするだろう。1803年から支払われている、領地を奪われた教会に対しての賠償金だ。
当時、300以上の領邦が割拠するモザイク国家であったドイツに、ナポレオンが侵攻した。そして、1801年、ライン川の左岸がナポレオンの手に落ちた。そのために領地を失った世俗領主たちは頭を絞った結果、教会の所有であった領地を住民もろとも没収し、代替の領地として自分たちで山分けすることを決めた。ドイツには、世俗の領主と教会の領主がいたのである。
教会領地の横取りをした世俗領主は、その後は教会に賠償金を支払い、辻褄を合わせることにした。こうして1803年より始まったその賠償金が、21世紀の現在でも生きている。今ではその賠償金は、現行の州が、当時の領邦に成り代わって支払っている。その額が、2013年、カトリックとプロテスタントの分を合わせて4億1900万ユーロ(※約540億円)。くどいようだが、出所は州税である。過去の210年間分を足せば、天文学的な額になるはずだが、このような出費を止められないことが、私には政教癒着としか思えない。
ただ、教会の決定的な財源は、実はこの賠償金ではなく、…教会の信者が払っている教会税だ。教会税の起源も、遡(さかのぼ)れば、1803年に行きつくのだが、1919年、ワイマール共和国の政府は、教会が税を徴収する権利を、ワイマール憲法に正式に盛り込んだ。それがなぜか、今でも生きている。したがってドイツでは、教会に属している人は、それぞれが所得税の9%の教会税を支払わなければならない。徴税は、各州の税務局に委託されているというから、教会にしてみれば、取りこぼしがなくて有り難い。2011年、教会の収入は、プロテスタントが43億8千万ユーロ(※約5600億円)、カトリックが49億1800万ユーロ(※約6300億円)だった。
このお金は何に使われているかというと、教会や修道院の修復にも、また、教会経営の病院、福祉施設、学校などの経営費にも使われていない。
ほとんどが聖職者の給料や年金になるのだそうだ。」
詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆日本の消費税より高い、「教会税」 ~ 教会に賠償金を払いつづける国
また、、キリスト教聖職者の好色さも有名で、特にアレクサンデル6世が強烈です♥ 白人キリスト教国家が、世界の侵略を始めるにあたり、キリスト教のお墨付きを与えた人物です♥

アレクサンデル6世
詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆日本にポルトガル人が最初にやってきた理由 ~ トルデシリャス条約
こんなドラマにもなっています♥
☆ボルジア家 愛と欲望の教皇一族
そう言えば、最近の、この映画なんかも参考になりますね♥
一体、「神さま」は、何処にいらっしゃるんでしょう♥

レイチェル・マクアダムス
こちらをご参照♥
↓
☆レイチェル・マクアダムス「世界が知るべき物語」 映画「スポットライト 世紀のスクープ」
☆スポットライト 世紀のスクープ
そして、抑圧された「市民」が暴動を起こした、それが、起きるべくして起きた「フランス革命」です♥
当然ですが、抑圧されている側の「市民」は、教育なんて受けていない状態だったわけで、ひとたび事が起こると、「暴徒」に変身しちゃいます♥
「 自由、平等、友愛という「近代市民主義の原理」が掲げられていたなど、理想面ばかりが語られがちなフランス革命ですが、実際はどのようなものだったのでしょうか。
市民革命とは「市民という泥棒が王様を殺してその財産を奪うものだ」と日下先生が話されましたが、フランス革命がまさにそうだったのです。
1789年のバスティーユ牢獄襲撃からフランス革命は始まりました。
食糧事情が悪化して不満がうっせきしたパリの市民たちが、武装蜂起しようとしてこの牢獄にある弾薬と武器を得ようとした事件です。これを拒否した司令官ロネーを広場に引きずり出して、殺して首を刎(は)ねています。その後、市長も射殺してやはり首を刎ね、彼らの首は槍の先に刺して誇示しました。
その3カ月後にパリ市民は、王様やブルジョアだけが裕福な暮らしをしているのは許せないといってベルサイユに向かいます。いまでこそ、パリからベルサイユへは鉄道などで簡単に行けるようになっていますが、距離的には20キロほど離れています。当時は、いまより遠い場所という感覚が強かったはずです。そこを6時間かけて市民たちが歩いていったのがベルサイユ行進です。
その後、ルイ16世らをパリに移り住まわせたと言われますが、宮殿になだれこんだ市民たちはそこで略奪行為を働き、ルイ16世を拉致したのです。そして、そのままパリへと連れて行き、軟禁していたというのが本当のところです。ルイ16世は3年以上拉致されていた末に、市民たちの目の前でギロチンで処刑されました。
その後もまた、「王様の財産は誰のものなのか」という奪い合いが起きています。
パリの市民たちは自分たちのものだといい、地方の王様の領民はそれに反発します。そうして仲間割れ、派閥闘争が繰り返されて、そのなかでも多くの人たちがギロチンにかけられました。
権力を握った側が、そのたびに対立勢力を粛清していったのです。」
詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆市民革命とは「市民という泥棒が王様を殺してその財産を奪うもの」 ~ フランス革命
このように、教育を受けていない「市民」が、「暴徒」に変身し、その後、「王様の財宝」を奪いあいながら、仲間割れや派閥闘争を繰り広げ、最終的に権力を握った側が、対立勢力を粛清していく流れ。。。
これは、社会主義者や共産主義者が辿ってきた「独裁体制の歴史」と、見事に重なっています♥

ところで、私たちの日本には素晴らしい初等教育が確立されているにもかかわらず、最近では、こんなヘンテコな輩がごく一部にいるようです♥




T-nsSOWLとか、SEALDsとか、ヨコモジがとても大好きな輩です♥
こちらもご参照♥
↓
☆日本で古来より伝わる縁起物の図柄 ~ SEALDsの背後にいるのって誰?
☆日本の11の祝日がすべて変更されました ~ SEALDsと北朝鮮を結ぶ線
で、そんな日本の素晴らしい初等教育を受けてきたはずの「ヘンテコな輩」が、社会主義者や共産主義者の歴史をなぞるように、「空騒ぎ」していたのが、先日の北海道の補選でした♥



ここで、あの「五寸釘」で著名な、この方の事例をご紹介させて頂きましょう♥

こちらもご参照♥
↓
☆コラボって何よ? ~ 西穂波の夢のコラボ 「民共合作」
実は、日本の素晴らしい初等教育を受けてきたはずのこの方らは、選挙速報を見ながら、こんなことを考えていました♥


☆【2016北海道5区衆院補欠選】高島章弁護士「SEALDsが選挙応援したのも敗因」「日本共産党はSEALDsと今後とも連携し一緒に凋落すればよろしい」
さて、そんな彼らは、御覧のように、
「互角でまだ開票率30%いってないのに、当確出るってどゆこと???」
「当確の仕組みがよく分からん。特に今回は・・・」
「え、いみわからん笑」
「え?なんで?まだわからんよね?」
と、「阿呆丸出しの発言」をやっちゃいました♥

きっと、こんな問題すら、解答できないんでしょうね♥
以下は、「中学校」の「入試問題」です♥ 「大学入試」でも「高校入試」でもなく、ただの「中学校の入試問題」です♥
問題 (南山中学 2006年、鎌倉女学院中学 2009年 受験問題 算数)
(1)N中学校の全校生徒数は200人です。いま、学校の代表3人を選ぶ選挙を行うことになり、A~Gの7人が立候補しました。
下の表は、170票まで開票したときの得票数です。

Dはあと何票獲得すれば当選確実になりますか。なお、この選挙は1人1票投票するものとし、無効な票はないものとします。
(南山中学 2006年)
☆まいにち一題☆ -中学受験問題研究-
簡単ですね♥
まず、考え方を整理してみましょう♥ ややこしく思える場合は、もっと単純化すれば見えてきます♥
せっかくなので、北海道の補選の例で考えてみましょう♥
衆議院北海道第5区選出議員補欠選挙において、選挙当日の有権者数は、455,262人でした♥
当選は一人枠で、二人の候補者が争っていたわけですから、全有権者が投票に行ったとして、確実に勝利するために必要な得票数は、「過半数」となります♥
民主主義のルール、「多数決」ですね♥
ですから、455,262人の半分(455,262÷2)、つまり「227,631人分 + 1人」の得票数があれば、必勝になります♥
しかし、実際の選挙では、残念なのですが、有権者全員が投票に行くことはありません。今回の、北海道の補選では、「投票率」は57.54%でした。
つまり、有権者数455,262人の57.54%、「261,957」の投票数の過半数(130,979票)がボーダーラインだったわけです
当然、選挙では、こういった「票読み」をしながら、選挙戦を戦うわけですけれど、義務教育を受けていたはずの彼ら、はここのところが全く理解できていなかったようなんです♥
義務教育レベルですら、コレですから、出口調査や諸々の事前データを集計し、「確率・統計」的に総合判断するという理屈が理解できなかったみたいなんです♥
ですから、こんな発言を・・・(笑)


では、さきほどの「中学入試」問題を見てみましょう♥ あと何票とれば、「当選確実」になるのかっていう非常に簡単な問題です♥
選ばれる枠は3人で、A~Gの7人が立候補していて、 170票まで開票したときの得票数が分かっていて、候補者の「D」についての問題です。

未確定な残りの「投票数」は、「200-170」で求められる「30票」となります♥
この時点で、A:「42」、B:「35」、C:「29」、D:「25」、と、このように得票しています。
上位4人の得票数の合計は、「42+35+29+25」、つまり「131」です♥
この時点で、すでに170票投票されているわけですから、残りの票は、「200-170」、つまり「30票」となります♥
この得票数の「131票」と、まだ投票されていない「30票」、この合計が「161票」になりますが、この票を4人が競い合っているわけですから、「161 ÷ 4」、すなわち「41票」以上が勝敗のボーダーラインになります
ただし、すでにこの時点でAは「42票」で、「当確(当選確実)」です♥
ですので、Aを除いた残りの3人で考えなければいけません。
すると、上位4人の得票数「131」と投票されていない「30票」の合計から、Aの得票数「42票」を差し引きした「119票」、これを3人が競い合っているわけですから、「119 ÷ 3」、すなわち「40票」以上が勝敗のボーダーラインになります♥
従いまして、Dはすでに「25票」を得票しているわけですから、ボーダーラインの「40票」までの、残り「15票」が必要、これが解答となります♥
10年前の、とある中学校の入試問題ですが、いわゆる「パヨク」には、理解できないことの様ですね♥
続きは次回に♥
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