2016-03-13 (Sun)

(写真左) ジークムント・フロイト(ドイツ語: Sigmund Freud、1856年5月6日 - 1939年9月23日)は、オーストリアの精神分析学者、精神科医。オーストリアの白人系ユダヤ教徒アシュケナジムの家庭に生まれた。神経病理学者を経て精神科医となり、神経症研究、心的外傷論研究(PTSD研究)、自由連想法、無意識研究、精神分析の創始を行い、さらに精神力動論を展開した。
(写真右) エドワード・ルイス・バーネイズ(1891年11月22日-1995年3月9日)はオーストリア系アメリカ人。「広報との父」として知られる広報活動とプロパガンダの専門家。ジークムント・フロイトの甥であり、群衆心理学に着目し、大衆広報の基礎を築いた。
フロイト派の心理学理論をアメリカに持ち込んで普及させた功労者であり、第二次大戦後の米国内で起きた精神分析ブームの火付け役でもある。
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 ロシア革命を礼賛したアメリカ人の筆頭は、なんとあの【ウィルソン大統領】でした。

ウッドロー・ウィルソン
ウィルソンは、ロシア革命を称えて
「素晴らしい【民主主義国】が誕生した」
と慶賀しました。


赤の広場を行進するボリシェヴィキ軍 1917年
ウィルソンは1917年4月にドイツに宣戦布告したスピーチにおいて、ロシア革命(この段階ではアレクサンドル・ケレンスキーのメンシェヴィキ革命)に触れ、次のように称賛しました。
「過去数週間にわたってロシアで起こっている素晴らしくまた元気づけられる事件によって、未来の世界平和に対する我々の願いが保証されることになった。ここに、信義を重んずる【同盟にふさわしい相手】がある」

さらに、後に権力を奪取した【レーニンのボルシェヴィキ体制】を救うためにエリフ・ルート元国務長官をロシアに派遣して【1億ドルの援助】を行いました(ユースタス・マリンズ『民間が所有する中央銀行』秀麗社)。…

このように手放しで【ロシアを称賛】するに当たって、理想主義の政治学者であったウィルソンが、【血の粛清が行われていたロシアの現状】を十分に把握していたかには疑問が残ります。

大統領ですから、世界情勢の様々な情報がもたらされることは間違いないでしょうが、問題は「誰が情報を整理してウィルソン大統領に伝えたか」です。当時、大統領へ上げる諸情報を管理していたのは、側近の【エドワード・マンデル・ハウス大佐】(1858~1938年)です。ハウス大佐がウィルソンにロシアの状況について説明していたということです。

エドワード・マンデル・ハウス
ハウス大佐は誰もが認めるウィルソン大統領の側近ナンバーワンでした。ウィルソンは
「ハウス大佐は私の分身である」
とまで言い、ホワイトハウスの一室に執務室を与えるほどでした。
ところで、ハウス大佐とは何者なのでしょうか。【彼を理解することが、ウィルソン大統領の対外政策を理解することになります】。

多くの人は「アメリカの国策は大統領が決めている」と思っていますが、そうではありません。…

エドワード・バーネイズは、アメリカの真の支配者は“目に見えない存在”であることを指摘しました。

エドワード・バーネイズ
バーネイズは
「直接的にはアメリカのメディアを支配している勢力がアメリカの真の支配者である」
ということを指摘したのですが、同時に
「目に見えない勢力が大統領を動かしている」
ことを暗示しています。

ということは、【アメリカを動かしているのは、大統領や国務長官といった政治家ではない】ことを意味しています。

つまり、ウィルソン大統領を操っていた人物が誰であるかを理解することが、アメリカの対外政策を理解することに繋がるのです。』

いかがでしょうか?
ユダヤ人が造りだした「社会主義国家・ソ連」、その誕生を褒め称え、喜んだのが、自由主義・資本主義国家のアメリカのウィルソン大統領でした♥
相反する国であるはずなのに、「同盟にふさわしい相手」とまでウィルソン大統領は発言しています。
アメリカを理解するためには、アメリカの歴史が「ロシア革命を分水嶺として大きく二つ」に分かれている、そのことを理解しなければならない、と著者は述べています♥
私たち日本の江戸時代より短いアメリカの歴史。。。
そんな短い歴史しかないのに、それがロシア革命で区切ることができるんです♥
で、そのアメリカの歴史が分岐する時代の大統領が、トーマス・ウッドロウ・ウィルソンでした♥

ウッドロー・ウィルソン
ウィルソン大統領については、こちらをご参照ください♥
↓
☆バナナ戦争とウッドロー・ウィルソン
そして、そのウィルソンの背後にいた重要人物、それがエドワード・マンデル・ハウスです♥

エドワード・マンデル・ハウス
で、このエドワード・マンデル・ハウスは、冒頭にご紹介している、ユダヤ人であるフロイトの甥であったバーネイズと繋がっていきます♥
「直接的にはアメリカのメディアを支配している勢力がアメリカの真の支配者である」
と発言した、あのバーネイズです♥
このことに関しましては、先日のこの記事をご参照ください♥
↓
☆昭和天皇が見抜かれていた大東亜戦争の遠因 ~ クリスチャンによる非道な人種差別
ちなみに、著者が「多くの人はアメリカの国策は大統領が決めていると思っていますが、そうではありません」と述べているように、実はアメリカ大統領って、「世界最弱の権力者」といわれる大統領なんです♥
アメリカの大統領っていうのは、「戦争をするときに、最強になる」んです♥
そして、いま、その「戦争をするときに、最強になる」大統領を決める選挙を延々とやっているのがアメリカです♥
アメリカ大統領が世界最弱の権力者な理由については、こちらをご参照♥
↓
☆三権分立ってなに? ~ アメリカ大統領は、世界最弱の権力者なんです
それでは、本日の最後に、歴史のないアメリカという国の、外交や安全保障についての主な考え方を整理しておきましょう♥
ハッキリ言って、アメリカの対外政策は、ブレブレになるのが“当たり前”です♥ ただし、大統領という“表向きの顔”が見えているうちは、ある程度予測が可能ですし、コントロールも可能です。
でも、アメリカ大統領が“ガラガラポン”で、新しくなるときは要注意で、それが「いま」なんです♥
アメリカの外交や安全保障政策というのは、歴史のない国に共通していることですが、基本的に極端になりがちです♥
アメリカの外交や安全保障政策を、大きく四つに分けると、こんな感じになります♥

米国の外交・安保思想
で、これでは分かりにくいので、「ドラえもん」の登場です♥

それぞれの思想にあったキャラクターを当てはめてみますと。。。。
こんな感じでしょうか♥

私たち日本人が“頭を悩ませる理由”が、良く分かりませんでしょうか♥
では、今の大統領候補は、それぞれ、何処に当てはまるんでしょうか♥
皆さんも、考えてみてください♥
続きは次回に♥
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