2016-02-26 (Fri)

七つの秘跡 ロヒール・ファン・デル・ウェイデン画 1448年
●教会税(きょうかいぜい、ドイツ語: Kirchensteuer, デンマーク語: Kirkeskat, 英語: Church tax, or ecclesiastical Taxation)は、公に認められた法人たるキリスト教の教会が、国家の承認により、教会の経費を賄うために教会員に対して一律に課する税金。
現代においては、アイスランド、オーストリア、スイス、スウェーデン、デンマーク、ドイツ、フィンランドなどの諸国がこうした制度を保持している。
ドイツにおいては、18・19世紀に教会財産が世俗権力に没収されたり、領主の教会に対する関係が消滅したりしたことで、教会財産ないし領主に頼って維持されてきた教会は、存続のための新たな方策を模索した。カトリック教会はコンコルダートにより、ドイツ福音主義教会(EKD) は国の強制力と共同し、教会員たる住民全てに税を課すこととなった。ドイツでは、カトリック教会、福音主義 、復古カトリック教会信徒、ユダヤ教徒であると登録したドイツ市民は、所得税の8%から9%にあたる教会税を課されている。
2008年12月に、ドイツキリスト教民主同盟と自由民主党の議員らが、「クリスマスイブのミサは教会税を納めている人のみに参列を認めるべき」と発言して論議を呼んだ。背景には教会税を避けるために、教会を離脱したと税務事務所に申告する者が相次いでいる問題がある。
2012年9月20日にローマ教皇庁の承認の下、ドイツ・カトリック司教協議会は、教会税を納入しない信徒は秘跡を受けられず、教会の諸活動に参加出来ない、という指令・司牧書簡を発表した。ドイツのカトリック教会において、教会税収入は50億ユーロ(約5200億円)にのぼる。
●秘跡(ひせき、希: μυστηριον、羅: sacramentum、英: sacrament, サクラメント)は、カトリック教会の用語で、「イエス・キリストによって制定され、教会にゆだねられた、神の恵みを実際にもたらす感覚的しるし」のこと。かつては「秘蹟」とも書かれていた。
カトリック教会が伝統的に認めてきた七つの秘跡は以下のとおりである。
・洗礼
・堅信
・聖体
・ゆるし
・病者の塗油
・叙階
・結婚
この七つの秘跡は、キリスト教入信の秘跡(洗礼・堅信・聖体)、いやしの秘跡(ゆるし・病者の塗油)、交わりと使命を育てる秘跡(叙階・結婚)に分類される。

ケルン大聖堂
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 信じられない話だが、【ドイツの各州は、教会に多額の賠償金を払っている】。

何に対する賠償金かを聞けば、もっとビックリするだろう。

1803年から支払われている、領地を奪われた教会に対しての賠償金だ。

当時、300以上の領邦が割拠するモザイク国家であったドイツに、【ナポレオンが侵攻】した。

第一統領ナポレオン・ボナパルト 1803年2月 フランソワ・ジェラール画
そして、1801年、ライン川の左岸がナポレオンの手に落ちた。そのために領地を失った世俗領主たちは頭を絞った結果、【教会の所有であった領地を住民もろとも没収】し、代替の領地として自分たちで山分けすることを決めた。【ドイツには、世俗の領主と教会の領主がいた】のである。

教会領地の横取りをした世俗領主は、その後は【教会に賠償金】を支払い、辻褄を合わせることにした。こうして1803年より始まったその賠償金が、【21世紀の現在でも生きている】。

今ではその賠償金は、現行の州が、当時の領邦に成り代わって支払っている。

その額が、2013年、【カトリックとプロテスタントの分を合わせて4億1900万ユーロ(※約540億円)】。

くどいようだが、出所は州税である。

過去の210年間分を足せば、天文学的な額になるはずだが、このような出費を止められないことが、私には【政教癒着としか思えない】。

ただ、【教会の決定的な財源は、実はこの賠償金ではなく、…教会の信者が払っている教会税】だ。


教会税の起源も、遡(さかのぼ)れば、1803年に行きつくのだが、1919年、ワイマール共和国の政府は、【教会が税を徴収する権利を、ワイマール憲法に正式に盛り込んだ】。それがなぜか、今でも生きている。

したがってドイツでは、【教会に属している人は、それぞれが所得税の9%の教会税】を支払わなければならない。徴税は、各州の税務局に委託されているというから、教会にしてみれば、取りこぼしがなくて有り難い。

2011年、【教会の収入は、プロテスタントが43億8千万ユーロ(※約5600億円)、カトリックが49億1800万ユーロ(※約6300億円)】だった。


【このお金は何に使われているか】というと、教会や修道院の修復にも、また、教会経営の病院、福祉施設、学校などの経営費にも【使われていない】。

ほとんどが【聖職者の給料や年金になる】のだそうだ。』

いかがでしょうか?
キリスト教の利権の存在が、ハッキリと理解できますね♥
ヨーロッパにおいて、個人が自由を獲得するのは、今からたったの230年前です♥
その時代まで、明確な身分制度があって、聖職者・貴族・平民といった三つの身分に分かれていて、国王や教会、諸侯、騎士などといった支配階層が、領土内の平民を支配していました♥
キリスト教の教会も支配者だったんです♥
この支配体制のことを、フューダリズム(Feudalism)といい、この制度はヨーロッパ独特のものでした♥

ジャン=ジャック・ルソー
ジャン=ジャック・ルソーが、「個人は自由だ!」、「国家はそれを契約で保障するものだ!」って叫んだのが300年前のお話で、それに対して、「ふざけるな!」といって出版禁止や逮捕令を出して弾圧したのが国王やキリスト教会という支配者でした♥
そしてやがて、旧来の支配層を打ち破るフランス革命へと繋がっていきます♥
その結果、独裁者ナポレオンが登場しちゃうんですけれども♥

『民衆を導く自由の女神』(1830年、ウジェーヌ・ドラクロワ画)
詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆ヨーロッパで個人が自由を獲得したのは、たったの230年前なんです ~ リベラルの原点「フランス革命」
戦後の左巻き教育では、私たちの日本にも、西洋白人社会と同じような制度があったはずだという前提で、子供たちに嘘を教えています。
ですが、私たち日本には、まったく当てはまらないんです♥
なぜならば、私たち日本の大多数を占めた庶民であるところの「百姓」が、西洋白人社会にみられるような「平民」的な存在ではなかったからなんです♥
西洋白人社会における「平民」は、個人個人がバラバラな存在ですが、私たち日本の「百姓」は、見事に調和のとれた「村」を形成していました♥
この辺りは、近々ご紹介させて頂きます♥
もし、ご興味があれば、こちらの書物をご覧ください♥
↓

百姓の力 ― 江戸時代から見える日本
続きは次回に♥
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