2016-02-11 (Thu)

ジャン=ポール・シャルル・エマール・サルトル(フランス語: Jean-Paul Charles Aymard Sartre、1905年6月21日 - 1980年4月15日)は、フランスの哲学者、小説家、劇作家。内縁の妻はシモーヌ・ド・ボーヴォワール。強度の斜視があり、1973年には右目を失明した。
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 私が敬愛する【ユダヤ人の文化人類学者レヴィ=ストロース】は、晩年何度か日本を訪れて、次のようにいっています。

レヴィ=ストロース
「私たち西洋人にとっては、一つの深淵(しんえん)が、【神話と歴史を隔てています】。反対に、私が最も心を惹かれる【日本の魅力の一つは、神話と歴史相互のあいだに、親密なつながりがあること】です」 (『月の裏側』)。

戦後、フランスで【サルトルのような西洋中心主義者】に論争を挑んだこの学者の、すぐれた日本観察に、私は感心しています。彼がユダヤ人であったからかもしれません。


ジャン=ポール・サルトル
まずは【西洋を基準にして見てはいない】のです。

この学者だけではありません。すでに17世紀に日本にやって来た【ケンペル】も同じでした。
彼の『日本誌』では、日本の歴史を三つの時代に分けています。それは伝説の時代(天神の時代)、不確実の時代(人神の時代)、そして真実の時代(人皇の時代)で、伝説の時代がその後の歴史に流れていくことを実感していたのです。【今日のような断絶観を持たなかった】からでしょう。しかし、レヴィ=ストロースは、その現代でも、ケンペルと同じ見方をしているのです。
これは日本の中で生きている私たちは、なかなか気づかないことです。

新しいことばかりが気になるからです。【特に「近代」という時代区分をすることによって、現代が一番進歩した時代であると思い込んでいます】。

古いことは克服すべきことだ、と戦後教育を受けました。しかしストロース同様、私も西洋旅行から帰ってくるたびに、その古いことの大きさに、かえって心を打たれるのです。日本だけにいて研究する学者、評論家は実感できないことでしょう。

端的には、8万以上残されている神社に行けばすぐわかります。現代では御利益目当てに神社に行く人が多いのですが、よくその来歴を聞いていますと、『古事記』『日本書紀』に現れる神々の名が出てきます。そんな名前はただ古めかしく感じさせるだけのものだ、と軽く見る人も多いのですが、そんなことはありません。その名から歴史をたどることができるのです。』

いかがでしょうか?
「特に「近代」という時代区分をすることによって、現代が一番進歩した時代であると思い込んでいます」と著者は言っています♥
まったく、その通りですね♥
なぜ、そんな風に思い込んでいるかというと、「外国人的な見方」をしているからです♥
朝鮮人の独りよがりの「ウリ」的な見方、あるいは支那の「中華思想」的な見方は論外ですが、白人の「西洋中心」的な見方、をしてしまっているからです♥
「ウリ」的な見方について、詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆『脱北者』 と 『脱韓者』、どちらが多いでしょう
「中華思想」的な見方について、詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆中国人の知識人、在日華僑、中国人留学生の共通点♥
その「西洋中心」的な見方が始まったのが、明治時代でした♥
「 明治時代にどうなったかというと、初等教育は寺子屋を小中学校にしたのでうまく行っています。いまでは信じられませんが、当時の文部省は超一流官庁です。特に、初等教育を担当する初等局長がそうです。
では、高等科はどうか。
先に一般論を言っておきましょう。戦後、皆さんが一高・東大という旧制高校や帝国大学を褒めちぎりますが、「今よりマシ」というだけであって、実は大失敗でした。
江戸時代はインフォメーションが少ないから、当時の人々は徹底的にインテリジェンスを鍛えていた。ところが明治になって留学できるようになると、「外国ではこんなことを言っています」と、横のものを縦にしただけで、それが一次資料になる。自分の頭で考えたことより、「外国でこんなことを言っている」というほうが勝つようになります。外国帰りが帝大教授になるとか、あるいは、なったあとのご褒美でまた3年間留学できることが特権になってしまいます。そして「あちらの国では」という「ではのかみ(出羽守にかけている)」にみがきがかかるという寸法です。そもそも明治4年の岩倉使節団からして、早い人はわずか1年半で帰ってきて、何の役にも立っていません。その人たちが自分たちを正当化するためにつくったのが東京帝国大学法学部です。…
東大法学部って、最初からおかしいわけです…無試験でキャリア官僚になれますし…
その後、明治18年に官僚採用試験を導入し、明治27年に他の大学にも解放するのですが、当時の帝大教授の戸水寛人(とみずひろんど)は「どうせ東大の授業通りの問題が出るのに、なんでそんな面倒さいことくをやらなければいけないんだ。二度手間じゃないか」と文句を言っています。
江戸時代の私塾は学問をしたい人が集まっていて、適塾(てきじゅく)も松下村塾(しょうかそんじゅく)も、別に立身出世が目的ではなかった。明治時代の大学は、東大法学部を頂点に、あっという間に特権の巣になっています。大学の暗黒の歴史は明治時代から始まっています。こうして高等教育がどんどんおかしくなっていって、結局、試験秀才の官僚が昭和のバカな戦争でトンチンカンなことをやってしまったんです。」
詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆実は大失敗だった「一高・東大」 ~ 大学の暗黒の歴史の始まり
そして、さらに拍車をかけることになったのが、戦後の占領政策です♥
「 近頃、一般教養で「文化人類学」を選択したことが古代史研究に役立っている、そう思うようになっています。担当教授は…川喜田二郎、その講義を通して学んだことはただ一つ。
「 ある民族や事象を把握するには、定説や既成概念にとらわれてはいけない。立派な肩書きの方々の意見も根拠を確かめよ。多数派も意味をなさない。持論にとらわれてもいけない。多方面から可能な限りデータを集め、分析し、玉石を見分け、虚心坦懐にデータをして語らしめよ」 。
もう一つ学んだことがあります。当時、江藤淳教授が「文学」を担当していました。先生は戦後、誰もが貝のように口を閉ざしていた「検閲」を暴いた巨星でした。
友達から「おもしろいから」と誘われ、講義を聴きに行くと、確か本館の大教室で、薄明かりのなかでうつむき加減に語っていた小柄な先生の姿を今も覚えています。しかし先生の口からでた言葉は衝撃的なものでした。
私は、「戦前は言論の自由はなかったが、戦後自由になった」と教えられてきたのですが、先生は「戦後の日本には言論の自由は一切なく、全てが検閲を受け、今日の言論空間が形成された。現行憲法も占領期に米国から与えられたものだ」とおっしゃる。
しかも「検閲は違法行為故、タブー視され、反米親中ソの社会党、共産党から朝日新聞、大手出版社、NHKなどまで、誰もが口を閉ざしてきた。だから一般国民はこの事実を知らない」というのです。
事実確認は性癖であり、その後、先生の『閉ざされた言論空間』、『一九四七年憲法 その拘束』、『忘れたことと忘れさせられたこと』を読み、今、私たちが呼吸しているこの言論空間が違憲検閲によって成り立っていることを確信した次第です。
中学校時代の社会科授業の不愉快さ、日本を悪し様に言いつのる教師たち、だから私は理系に進んだのですが、その根源が分かった気がしました。今にして思えば、この時代に扶植された「検閲」による歴史観は、近現代史から古代史にまで及んでおり、肩書きの立派な方々の古代史論も例外なくその影響下にあり、歪められていたのです。」
詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆「違憲検閲」によってつくられた歴史観 ~ 一般国民が知らない事実
西洋人が「近代」という時代区分を置き、そこから現代が一番進歩した時代だって考えたいのは、それ以前の「暗黒時代」が存在しているからです。支那も朝鮮も同様ですが、西洋の歴史を「近代」以前に遡ると、そこには彼らにとっての輝かしい歴史は存在しないのです♥
そんな偏狭な西洋の歴史的な見方で、私たち日本の悠久の歴史を語ることは、決して出来ません♥ そもそも、私たちの日本には、「暗黒時代」」なんて存在すらしていないんですから♥
ユダヤ人のレヴィ=ストロースが語るように、私たち日本の神話と歴史には、親密なつながりがあるんです♥
その神話と歴史を、私たち日本人は、しっかりとお勉強しなおさなければならない、本来の日本の歴史を記憶に取り戻さなければならない、これが大切なことですね♥
まずは、手始めに、神社にお詣りに行きましょう♥

「天皇陛下万歳!」
続きは次回に♥
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