2016-01-19 (Tue)

フォークランド諸島(フォークランドしょとう、英語:Falkland Islands)は、南大西洋上にあるイギリス領の諸島。1833年からイギリスが実効支配し続け、現在に至る。スペイン語名ではマルビナス諸島(Islas Malvinas)。首都はスタンリー(またはポート・スタンリー、アルゼンチン名はプエルト・アルヘンティーノ)。人口2,967人(2003年調査)。通貨にフォークランド諸島ポンドとイギリスポンドの両通貨が使われている。諸島の領有を主張するアルゼンチンとイギリスとの間で、1982年にフォークランド紛争が勃発した。

ジプシー入り江 (Gypsy Cove) に生息するペンギン
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 たとえば、【南米大陸の最南端付近にあるフォークランド諸島】。

ここは、1833年よりイギリスが実効支配しているが、大航海時代でもあるまいし、よく考えてみたら、地球の裏側に当たるそんな場所に、イギリス領があるのは変だ。

しかし、1982年、アルゼンチンでフォークランド諸島奪還の気運が盛りあがったとき、イギリスは決然と、武力で国土防衛に臨んだ。

結果、アルゼンチンは降伏し、フォークランド諸島はいまでもイギリス領のままだ。

領土問題が実効支配によって決まる限り、北方領土はもう戻ってこない。竹島もおそらく駄目だ。尖閣諸島でも、日本政府はあからさまな実効支配を避けているが、それを裏づける軍事力がないのだから当然かもしれない。口先だけ強いことをいっても、実を伴っていなければ、鼻でせせら笑われるだけだ。

尖閣問題で中国が気にしているのは、日本の意向ではなく、アメリカの出方だ。すでに誰からも畏れられない日本は、国際社会における政治力を失い、外国と一人前に交渉することさえできなくなってしまった。いずれにしても、私たちには国土防衛はもう無理なようだ。

一方、同じ敗戦国ドイツは、一目置かれる存在である。アジアで存在感を失いつつある日本と違って、EU(欧州連合)内で存在感を示す政治大国だ。
なぜか?

ドイツが持っている優秀な軍隊がそのひとつの理由だろう。もちろん、ドイツとて戦争はしない。イラクやアフガニスタンの駐留では、主に警官の養成や治安の維持に携わっているだけだ。しかし、戦争をしないとはいえ、その軍事力がドイツの政治力の裏づけになっていることは間違いない。

ちなみに、ドイツは、アメリカとロシアに次ぐ世界第三位の武器の輸出大国という顔を持っているのだ。


【ドイツは、連合軍から押しつけられた基本法(憲法)を、削除や変更も含めれば59回も改正】した。

軍隊の復活、東西ドイツの統一、EUなど、改正の必要な出来事が多かったこともあるが、2012年11月にも改正が行われている。



しかし、だからといって、ドイツがタカ派の国というわけではない。国民の考えはリベラルで、保守勢力はどんどん弱まりつつある。2011年からは徴兵制も停止され、連邦軍は職業軍人と志願兵だけになった。平和主義者の多い国だから、軍国主義に傾くことは、まずありえない。
ただ、それでも、軍事力の後ろ盾がなければ、世界での発言権を失うであろうという肝心要(かんじんかなめ)のところだけは承知しているのだ。

日本には、憲法を改正すれば軍国主義になると主張している人がいるが、

【あまりにも思考が短絡的すぎる】。

日本人で戦争に行きたいと思っている若者がいるなら、一度お目にかかってみたいものだ。

日本は逆立ちしても軍国主義になどならない。それはドイツと同じだ。
ただ【国の利害は、領土にせよ、経済的なものにせよ、自分たちの手で守らなければならない】。


それを【真剣に考えないというのは、まことに無責任なこと】だ。

【よその国の誰かが代わりに日本を守ってくれるはずがないではないか】。』

いかがでしょうか?
みなさんは、フォークランド紛争を御存知でしょうか?
今から、たったの34年前に実際にあった出来事です♥

このフォークランド諸島が、どんな島々なのか、確認してみましょう♥
以下は、Wikipediaの抜粋です。
「 フォークランド諸島はアルゼンチン・パタゴニアから500㎞離れたアルゼンチン海上にあり、東フォークランド島と西フォークランド島の2つの大きな島、そして776の小さな島からなる。これら諸島の総面積は12,173 km²で、北アイルランドや日本の長野県と同じぐらいである。東フォークランド島と西フォークランド島にはそれぞれ山脈がある。最高峰は東フォークランド島にあるアスポーン山 (754m) で、スタンリーは東フォークランド島の東端にある。両島はフォークランド海峡で隔てられる。島のほとんどが不毛な地であるが、東フォークランド島の平坦な土地は羊の牧草地になっている。
海水温の低い南大西洋に囲まれているため寒冷海洋性気候であり、冷涼で風が強い。スタンリーの1月最高気温15度・最低気温7度、7月は最高5度・最低0度である。降水量は比較的少なく年間500㎜程度であるが、毎月20日以上雨が降る。稀に雪が降り、しかも季節に関係なく降ることがある。」

御覧の通り、農業に不向きな、羊やペンギンがたくさんいる地域ですね♥
で、こんなフォークランド諸島を領有権を巡って、アルゼンチンとイギリスが戦争を行ったんです♥
イギリスは、わざわざ遠く離れたところまで、軍隊を派遣したんです♥

その当時の記録動画がこちらになります♥
↓
では、なぜ、羊やペンギンが住む、そんな島々を巡って戦争が行われたんでしょう?

羊やペンギンが住む島々を領有することで、排他的経済水域が生じます。
以下は、Wikipediaの抜粋です。
「 排他的経済水域(はいたてきけいざいすいいき、英: Exclusive Economic Zone; 略称EEZ、仏: Zone économique exclusive, ZEE, 独: Ausschließliche Wirtschaftszone, AWZ)とは、国連海洋法条約に基づいて設定される、天然資源及び自然エネルギーに関する「主権的権利」、並びに人工島・施設の設置、環境保護・保全、海洋科学調査に関する「管轄権」がおよぶ水域のことを指す。」
で、問題の諸島を領有する現在のイギリスの排他的経済水域が、コレです。
↓

そして、この排他的経済水域が重要な意味を持っています♥
以下は、Wikipediaの抜粋です。
「 島の経済は、かつてアザラシ猟や捕鯨も行っていたが中止され、その後は主に羊の放牧で、羊毛は代表的な輸出品の1つである。19世紀にスコットランド人らイギリス人入植者らが島で羊産業を始めて以来、羊の数は現在約60万匹近くおり、フォークランド諸島の人口より多い。羊産業は島の代表な産業だが、近年の主力は漁業にとって代わっている。
フォークランド紛争後、1984年にイギリス政府の支援を受けて設立された開発会社 (Falkland Islands Development Corporation) は人口増加のため、経済を活性化させ、独自性を生かし農業、漁場、観光業を発展させた。道路、教育機関、医療施設もこの時期に整備された。羊毛価格の下落は、多くの島民が従事する牧羊共同体の生活水準に影響を及ぼし、大量の失業者と島民の移住が危ぶまれた。これを免れたのは、領内で油田存在の可能性が判明したからである。
1987年から国外への漁業権の販売によって、財政上の問題を解決して来た。1990年代は2000万から2500万ポンドの収益をあげ、近年では年間で1200万から1500万ポンドと売上高を伸ばした。年間漁獲高200,000トンの75%はイカである。
アルゼンチンとイギリスの間で海底下の石油資源に関する協定が結ばれたが、2007年に破棄された。2010年にイギリスのBHPビリトンが調査を許可された。それは2010年2月から始められ、2か月後にはフォークランド諸島北部海域で石油を発見した。同月、アルゼンチンの外務相はいかなる合法的な措置も辞さないと警告を出した。その後、南部海域でも石油が発見されている。」
ほら♥ もう、お分かりですね♥
アルゼンチンは、今でも自国領だと主張していますが、実効支配はイギリスです。

自国の領有権を主張するアルゼンチン、エントレ・リオス州の看板
どこかの国と似ていませんでしょうか♥
やりたい放題されるのを、傍観していても、いいのでしょうか♥
みなさんは、どのように思われますでしょうか♥
続きは次回に♥
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