2015-10-01 (Thu)

お蔭参り(おかげまいり)は、江戸時代に起こった伊勢神宮への集団参詣。お蔭詣で(おかげもうで)とも。数百万人規模のものが、およそ60年周期(「おかげ年」と言う)に3回起こった。お伊勢参りで抜け参りともいう。
お蔭参りの最大の特徴として、奉公人などが主人に無断で、または子供が親に無断で参詣したことにある。これが、お蔭参りが抜け参りとも呼ばれるゆえんである。大金を持たなくても信心の旅ということで沿道の施しを受けることができた時期でもあった。
江戸からは片道15日間、大坂からでも5日間、名古屋からでも3日間、東北地方からも、九州からも参宮者は歩いて参拝した。陸奥国釜石(岩手県)からは100日かかったと言われる。
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 「世界史」という歴史について、これが書かれてきた19世紀、20世紀、21世紀にわたる記述を見てみると、【大体が「西洋史」である】ことがわかります。

これは、いわゆる「近代」という時代に、西洋に「歴史」という概念が生まれて、【西洋中心主義】をもとに、あらゆる歴史場面が解釈されたため、西洋史になってしまったことを意味します。…

むろん日本人学者によっても世界史は書かれていますが、これは【西洋の歴史観が基本】になっています。これらは西洋の「世界史」を模倣して、古代、中世、近代などと時代を区分し、順を追って書いています。つまり西洋の「世界史」をそのまま翻訳したというわけではないかもしれませんが、それを「日本史」の立場から書いたわけではありません。西洋人の「西洋史」に合わせてつくった、といってもよいもので、高校の「世界史」の教科書は、まさにそうしたものとなっています。

しかし、日本の歴史が、どのように世界の歴史と関連しているのか、世界と融合しているのか、世界と比較対照できるか、という世界の動きとの関わりの中で、「日本人による世界史」が書かれなくてはいけない時代がきたのだと思われます。
こちらもご参照♥
↓
☆それができるのは日本人だけなんです ~ ヘーロドトスの「ヒストリアイ」
それは、年代史的に、日本でこういう事件が起きていたときに、世界ではこんなことが起きていたということを並列するようなことではありません。世界の動きが日本に与えた影響や、世界の動きと比べて、日本にも見られる際立った違いや特徴などが、日本から見た世界史として書かれるべきでしょう。

レオポルト・フォン・ランケ
ドイツの有名な歴史家にランケ(1795~1886)という人がいます。彼によって書かれた「世界史」(邦訳『世界史概観 近世史の諸時代』岩波書店)は、【世界史といいながらも、西ヨーロッパの歴史に過ぎません】でした。古代オリエントからギリシア、ローマを経て、ビザンツ帝国、中世末期までの西ヨーロッパの歴史です。…
そのランケは、さまざまな民族の歴史をただ集めてみたところで、世界史とはならないということをいっています。つまりランケは、西ヨーロッパの歴史こそ、歴史として書かれるに値すると考えていたのです。

ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
こうした考え方は、ドイツの哲学者ヘーゲル(1770~1831)の歴史哲学の影響を受けたものといえるでしょう。ヘーゲルの歴史哲学は、【進歩史観という近代史観がその特徴】です。
人間の歴史は、原始時代にはじまり、古代、中世、近世、そして近代と向かうにつれ、しだいに個人主義が確立し、あるいは市民主義の時代を迎える。そうした発展の過程が歴史であり、近代が一番進んだ時代であるとする考え方です。そして、そうした考え方からすれば、西洋近代がもっとも進んだ時代であり社会であるというわけです。

カール・マルクス
マルクス(1818~1883)はそれを引きついで、生産関係を主題に置き、アジア的、古代的、封建的、近代ブルジョワ的な発展段階の中で階級闘争が歴史であると規定しました。アジア的なものを専制的国家と考え、それをもっとも否定的に見ました。そして、経済(下部構造)が常に階級闘争を生み出すという唯物論的考えに依拠し、文化や宗教、政治(上部構造)が社会を動かすことを軽んじたのです。

こちらもご参照♥
↓
☆マルクス主義は、キリスト教の鬼っ子

アーノルド・J・トインビー
その後、20世紀になってイギリスの歴史家アーノルド・トインビー(1889~1975)は、こうしたヘーゲル、マルクスの歴史の見方に対して、西洋中心ではない歴史を描こうとして『歴史の研究』を著しました。…
トインビーは、世界の歴史を、客観的に、文明史の観点から説明するために、文明のモデルをつくっているのですが、ギリシア文明からローマ、そして西洋のキリスト教の文明というところがその軸となっています。
ですからやはり、イギリス人のトインビーによる、大英帝国の植民地をつくったイギリス中心の歴史なのです。…

その後、多くの世界史が書かれましたが、20世紀の社会主義国をどう見るかで立場が変わります。しかし、基本的に現在、【社会主義国は全体主義国家にならざるをえない】ことが書かれるようになりました。

こちらもご参照♥
↓
☆軍国主義とファシズムは、反対語なんです ~ 丸山眞男の嘘
☆「全体主義」とは左翼ファシズムのことなんです

サミュエル・P・ハンチントン
アメリカの歴史学者サミュエル・P・ハンチントンは社会主義国の崩壊後の世界を考えて『文明の衝突』(邦訳・集英社)という本を著しました(1996年)。彼はその中で、【世界には、日本文明。含め、8つの文明がある】と述べています。
それは、①中華文明、②日本文明、③ヒンドゥー文明、④イスラム文明、⑤西欧文明、⑥ロシア正教会文明、⑦ラテンアメリカ文明、⑧アフリカ文明で、【日本文明は一国一文明】として扱われています。
このハンチントンの区分を宗教の観点から見れば、①中華文明は儒教・道教文化圏であり、②日本文明は神道を基本とした神仏習合の文化圏、③ヒンドゥー文明はヒンドゥー教、④イスラム文明はイスラム教、⑤西欧文明はキリスト教、⑥ロシア正教会文明もキリスト教、⑦ラテンアメリカ文明もキリスト教、⑧アフリカ文明は概してイスラム教とキリスト教の混淆(こんこう)、と見ることができます。彼は、「宗教は文明を規定する中心的な特徴である」といっています。
こちらもご参照♥
↓
☆ハーバードでも、保守派は珍しいんです
おもしろいのは、ハンチントンの提示した1990年以降の世界が、ランケの政治史的側面やトインビーの文明史的側面、あるいはマルクスの経済史「下部構造」的側面をあえて無視して、その世界以前の宗教的な側面に戻って、それに基づく文化圏をつくり、説明しようとしていることです。つまり、一番近い現代史が、一番宗教を問題にしているというところに、今日私たちが直面している課題が端的に示されているといえます。』

いかがでしょうか?
歴史を紐解くときには、宗教の観点から見なければならないってことが、お分かり頂けましたでしょうか?
さて、先日のシルバーウィークに、家族で伊勢参拝に行ってきました♥

さすがに、たくさんの人々が来られていました^^

で、その足で向かったのが斎宮跡です。

こちらもご参照♥
↓
☆日本の天皇 VS 中国の皇帝

もともと、この地にあった斎宮の復元が行われています。



詳しくはこちらから♥ ⇒ 斎宮歴史博物館HP
近くでは、ミニチュアでの再現もされています。


続いて、法隆寺です♥


こちらもご参照♥
↓
☆法隆寺再建説という捏造 ~ 教育出版の事例
もちろん、石清水八幡宮や御所も外せませんね♥


なお、今年の秋季一般公開は、平成27年10月30日(金)から11月3日(火・祝)までの5日間です♥
詳しくはこちらから♥ ⇒ 宮内庁HP
ついでに、二条城や金閣寺も♥



最後に、再び奈良へ♥
平城宮跡は、圧巻でした^^


朱雀門を抜けて。。。

奥に見える大極殿へ。。。

これ、平城京ではなくって、平城宮、つまり昔の御所を再現しているんです♥

とっても、広いんです^^

遣唐使船も復元されていました♥
こちらもご参照♥
↓
☆遣隋使や遣唐使よりも、はるかに多かった「遣日使」
やっぱり日本の歴史遺産巡りって、楽しいですね♥
続きは次回に♥
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