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     >  国史 >  「堤防のケッカイ」は、どうして「欠壊」と書かないの♥

    「堤防のケッカイ」は、どうして「欠壊」と書かないの♥

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    PHP研究所
    日本史の謎は「地形」で解ける【環境・民族篇】
    著者 竹村公太郎著 《リバーフロント研究所研究参与》

    『沖積平野の堤防は【大蛇】の上に乗っている。

    治水とは、【堤防の足もと】に潜んでいる大蛇との闘いなのだ。

    …21世紀の今、【大蛇】の旧河道(昔の河川氾濫時の水の通り道)を目にすることはない。

    しかし、間違いなく旧河道は、今もこの堤防の下に横たわっている。

    旧河道は水が通りやすい砂礫層(されきそう)や湿地である。

    洪水の濁流は隙あらば【地下から】噴き出そうと、虎視眈々と狙っている。

    堤防から濁水が噴き出せば、堤防は決壊にいたる。

    沖積平野の河川の両岸には、一見して立派な堤防が延々と続いている。

    しかし、大洪水の際、どこから水が噴き出し、どこで決壊するかは誰にも分からない。

    堤防がどこから決壊するか分からないのは、今に始まったことではない。

    【決壊】という漢字がそれを示している。

    堤防の破壊を「欠壊」と書かずに、「決壊」と書くのには意味がある。

    「決」という字だけで、「堤防が崩れる」という意味があるのだ。

    「央」の一部を削り取られれば「夬」となる。

    …「夬」一字で「かける」という意味を持っている。

    「央」の一部が削り取られて「夬」になる。

    削り取るのは「水」の「サンズイ」だ。

    だから、「堤防のケッカイ」を「決壊」と書く理由はここにある。

    そして、「決定」という言葉も堤防に関係している。

    どこから切れるか分からない長い堤防。

    洪水になれば、住民たちは懸命に堤防を守っていく。

    ある時、河川の洪水が急に低下する。

    どこかの堤防が切れたのだ。

    自分たちは助かった、万歳をして喜ぶ。どこか分からなかった堤防の決壊場所が決まったのだ。

    つまり「決定」したのだ。

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    …堤防の本質を知れば、治水の原則が明らかになる。

    治水の原則は、地下に大蛇を抱えた堤防の水圧を少なくすること。

    つまり、治水の原則は「1cmでも10cmでも【洪水の水位】を低くする」ことだ。

    そして「水圧がかかる堤防の基礎は、【深く掘って】強化する」ことであった。

    洪水の水位を低くし、基礎からの水の侵入を防ぐことが【治水の原則】となる。

    …この図で「旧提」とあるのが、江戸幕府が築造した堤防である。

    この江戸時代の旧提では、下部はきちんと掘り込まれ、堤防が築造されている。

    …ところが明治以降、この江戸の堤防を芯にして、明治、昭和、平成と堤防はかさ上げされている。

    治水の原則…からは反している。

    …明治以降の「近代治水の誤り」をはっきりと示している。

    勝海舟は、この治水の原則に反した明治政府を手厳しく非難しているのだ。』

    えーっ! 今ある堤防って、やり方が間違ってるんですね♥ あぶなーい><

    日本史の謎は「地形」で解ける【環境・民族篇】 (PHP文庫)日本史の謎は「地形」で解ける【環境・民族篇】 (PHP文庫)
    (2014/07/03)
    竹村 公太郎

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