2014-09-13 (Sat)

●縄文時代は現在よりも、海水面が7mぐらい高かった。

勝海舟
PHP研究所
日本史の謎は「地形」で解ける【環境・民族篇】
著者 竹村公太郎著 《リバーフロント研究所研究参与》
勝海舟、大いに怒る!
『かつての江戸幕府の【堤防】の造り方は、
明治新政府のやり方と違った。
江戸幕府は、堤防の基礎に注意した。
堤防を築造するときは、
基礎を2m近く掘り、底から段々と締め固めたうえで、
やっと外に顔を出したものだ。
堤防が外に現れたら、
ただ泥土を積み上げ、柳を植えたりしておくだけだった。
見かけは悪いけど、どんな洪水にも安心していられた。
尾張の織田信長も、駿河の加藤清正もみな堤防の基礎を掘り込んで、
地盤を固めてから堤防を築いた。
かつては素人でさえこのようにして丈夫な堤防を築いたものだ。』

『日本列島にある平野は、本来は【湿地帯】だった。
山間部から河川を通じて運ばれた土砂が、
海を埋め立てるように扇形の平地を形成していった。
【沖積平野】(ちゅうせきへいや)とは、そうして出来た平野のことをいう。
その沖積平野が、土地の隆起によって台地となったところが【洪積台地】(こうせきだいち)である。』

●沖積平野(沖積低地)と洪積台地の違い
【沖積低地】
低地とは平地であり、かつ隣接する河川や海・湖などの【水面からの相対的な高さが低い土地】をいう。【軟弱地盤が多く】、圧密沈下、液状化などの問題をもつ地盤となっていることが多いため、住宅建設などには注意が必要!
【洪積台地】
沖積低地より一段高く、まわりを崖や急斜面で囲まれた平たん地のこと。平旦で地層の連続性がよいこと、密実な砂や砂礫層が多くの場合、比較的浅い場所に分布している。地下水が低く、建築基礎地盤として好条件にあることが多い地域。

●沖積低地では、水害が発生しやすい。

●現在の沖積低地は、昔は海の底だった。点線が現在の海岸線で、実線が縄文時代の海岸線

●縄文時代は現在よりも、海水面が7mぐらい高かった。現在の沖積低地は、見事に海の底に沈んでいる。


●縄文時代の貝塚跡は、当時の海岸線を示す。
なるほど~^^
最近のゲリラ豪雨で、浸水しているところって、そういう理由があったんですね♥
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