2015-06-26 (Fri)
国見ヶ丘(一般社団法人 高千穂町観光協会HPより)
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
知っているようで、実はキチンと知らない私たち日本の「国史」。
私たち日本人の祖先が、どのようにして歴史を紡いできたのでしょう。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 日本のもっとも古い歴史書に『古事記』と『日本書紀』があります。それぞれに書かれている内容に多少の違いはありますが、【どちらも神話からはじまっている点に特徴】があります。神話が歴史に結びついている点では、『古事記』と『日本書紀』は共通しています。
オリュンポス十二神 : ギリシア神話において、オリュンポス山の山頂に住まうと伝えられる12柱の神々。主神ゼウスをはじめとする男女6柱ずつの神々である。
そして、神話といえばギリシャ神話が有名です。そこには神々の世界と人間の世界の交流が描かれています。また、日本人とギリシャ人の「国の起源」について語っている点で『記紀』とギリシャ神話は共通しています。このように【日本の神話の世界は、キリスト教の『旧約聖書』の世界よりも、ギリシャ神話に近い】ものをもっています。【一神教の世界ではなく、ともに多神教の世界】だからです。
こちらもご参照♥
↓
世界最古の民主主義国家
こちらもご参照♥
↓
竹田 恒泰 現代語古事記: 神々の物語
天孫降臨
『古事記』や『日本書紀』に描かれている神話は、神々の世界の話が、日本の国の誕生から、天上から地上に神々が降りてくる『天孫降臨』を経て、初代神武天皇の即位と歴代天皇による国の統一という流れで歴史に直接つながっています。…
天瓊を以て滄海を探るの図(小林永濯・画、明治時代) 伊耶那岐神(右)と伊耶那美神(左)
世界の多くの神話は、天地創造からはじまります。日本の神話も例外ではありません。宇宙のはじまりなど、現代科学でも仮説を立てるしか確かなことはわからないのですから、まさにイメージの世界です。
日本の神話は、まず三柱(みはしら)の神が高天原(たかまがはら)に現れます(神は柱で数えます。もともと神は樹木に宿ると考えられていたからでしょう)。そのとき、大地は水に浮いた油のようで、クラゲのように海面を漂っていたと書かれています。形のない、混沌とした様子が目に浮かびます。その形のない世界に「葦の芽」のような最初の生命が生まれます。
これはギリシャ神話と共通しています。しかし、ユダヤ人の『旧約聖書』とは異なっています。キリスト教では、【まず神がいて、全能の神が自然と人間をつくる】のです。その点では、日本の神話はギリシャ神話に近く、ユダヤ―キリスト教の神話と違うことを示しています。
星の創造 : ミケランジェロによるシスティーナ礼拝堂の天井画より
ユダヤ教・キリスト教の聖典である旧約聖書『創世記』の冒頭には、以下のような天地の創造が描かれている。
1日目 暗闇がある中、神は光を作り、昼と夜が出来た。
2日目 神は空(天)をつくった。
3日目 神は大地を作り、海が生まれ、地に植物をはえさせた。
4日目 神は太陽と月と星をつくった。
5日目 神は魚と鳥をつくった。
6日目 神は獣と家畜をつくり、神に似せた人をつくった。
7日目 神は休んだ。
こちらもご参照♥
↓
日本の国旗が太陽であるワケ
伊耶那岐神(右)と伊耶那美神(左)
この三柱の神からさまざまな神が誕生します。【伊邪那岐】と【伊邪那美】が生まれ、この二柱の神は島をつくります。ここに日本という国の誕生が明確になります。伊邪那岐と伊邪那美の二柱の神はこの島に降り立ち、最初は失敗するのですが、次々と島をつくっていきます。山もつくりました。川もつくりました。
次に伊邪那美は火の神を産みます。しかしそのとき、炎に焼かれて火傷し、死んでしまいました。伊邪那岐は愛する妻を探して黄泉の国に下っていき、そこで醜い姿になった伊邪那美を見て驚きます。醜い姿を見られた伊邪那美は腹を立て、伊邪那岐に向かって「一日千人の人間を殺す」といい、伊邪那岐は、「それなら一日千五百人増やす」と答え、逃げ帰ってきます。これは日本人が増えてきたことの説明になります。
それにしても、神といえば「全知全能」などといい、絶対的な存在と考えがちです。しかし、日本の神話に出てくる神々は島をつくるのに失敗したり、火傷を負って死んでしまったり、死んだ姿を見て驚いて逃げ出したり、なんとも人間的です。これは日本民族が神を身近に感じていたことの現れです。
不思議なのは、神々が男女の交わりによって生まれるのではなく、一人の神様から生まれていることです。男神の伊邪那岐から次々と神が生まれ、最後に左目から【天照大神(あまてらすおおみかみ)】が、右目から月読命(つくよみのみこと)が、鼻から【須佐之男命(すさのおのみこと)】が生まれます。この三柱の神が、高天原、夜の世界、海をまかされて、日本神話の物語の主人公となるのです。』
いかがでしょうか?
私たち日本民族の神さまが、私たち人間に非常に身近な存在であることが分かりますね♥
今も多くの国々が宗教や宗派の違いによって争っていますが、私たち日本人は、そんなものは1,400年ほど昔に「克服」しています。
ヒトラーはユダヤ人を20年に渡って抑圧していましたが、キリスト教徒はユダヤ教徒を2,000年に渡って抑圧していますね♥
こちらをご参照♥
↓
宮田 律 「ユダヤ人とイスラエル」がわかれば「世界の仕組み」が見えてくる
歴史的事実として、「キリスト教徒は野蛮」なんです♥
そんなキリスト教とは、一体、どういったものなのでしょう?
そもそも、「イエス」の正体って、何なのでしょう?
詳しくはこちらに♥
↓
イエス・キリストは実在したのか?
全知全能だと考えられている「神さま」が存在する諸外国、特にその発祥地の中東では、現在も争いが続いています。
全知全能であるはずの「神さま」が、平和をもたらしてはいない厳然たる事実ですね^^
でも、全知全能とは考えられていない「神さま」が存在する私たちの日本の歴史は、その2,600年間のうち、そのほとんどが「安定した平和な時代」です♥
不思議だと思われませんでしょうか?
失敗する神さまがおられる国が、平和で安定しているんですよ♥
ところで、日本の近くに存在する特定の国々、特に反日に日々勤しんでいる国々では、宗教はどうなっているのでしょう?
こちらの書物が参照になりますよ♥
↓
☆黄 文雄 石 平 呉 善花 最後の痛言 呉善花(韓国)が黄文雄(台湾)、石平(中国)に真意を問う
続きは次回に♥
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