もっとも真面目に「イスラム国」と戦っている国

バンダル
バンダル・ビン・スルターン・ビン・アブドゥルアズィーズ・アール=サウードはサウジアラビアの政治家。王族サウード家の一員で、元皇太子スルターン・ビン・アブドゥルアズィーズの子、初代国王アブドゥルアズィーズ・イブン・サウードの孫。駐米サウジアラビア大使、サウジアラビア総合情報庁長官、国家安全保障会議事務局長を歴任した。

戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。

そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。

私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、

客観的に情勢を判断する必要があります。

いまだに世界を騒がせている「イスラム過激派組織」。

これに関しても、メディアはキチンとした報道をしていません。

それでは、この書物を見ていきましょう!




『 それぞれの思惑に従って、時には「イスラム国」を空から攻撃し、また時には「怪しい支援」を行っている各国の秘密の活動に対しもっとも激しく苛立っているのは、おそらくはもっとも真面目に「イスラム国」と戦っているイランであろう

驚き顔

 2014年9月21日のアメリカ「NBCニュース」によると、2014年9月17日、イランのザリフ外相アメリカの外交問題評議会(CFR)との対話において、少し前にパリで開かれた「イスラム国」との戦いに関する国際会議に参加したほとんどの国々が、何らかのかたちで「イスラム国」を支援した過去を持っていたことを指摘、

「多くのアメリカの同盟国による武器や資金援助を受けた『イスラム国』は、いまや『フランケンシュタイン』のようになっている」

と述べた。

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詳しくは、こちらのNBCのHPから♥

Who's Funding ISIS? Wealthy Gulf 'Angel Investors,' Officials Say

該当部分がこちらです。

「 On Wednesday, Iranian Foreign Minister Mohammed Javad Zarif, in comments to the Council of Foreign Relations, said it was not realistic to expect those who have helped fund ISIS and other groups to now oppose them.
 Zarif called the recently convened Paris conference on fighting ISIS a "coalition of repenters" who are only now seeing that they have created a monster. The Gulf states were among the countries attending the summit.
 "Most participants in that -- in that meeting in one form or another provided support to ISIS in the course of its creation and upbringing and expansion, actually at the end of the day, creating a Frankenstein that came to haunt its creators," Zarif told the CFR. "So this group has been in existence for a long time. It has been supported, it has been provided for in terms of arms, money, finances by a good number of U.S. allies in the region." 」


驚き顔

 これと同じ日、イランのロウハニ大統領は「NBCニュース」のアン・カリー氏のインタビューに対して、

「いったい、誰が『イスラム国』に資金援助しているのか?それらの武器がどこから送られてきているのかは、もはや明らかになっていますね。…『イスラム国』の兵士たちが、いったいどこの国で訓練を受けているのか?このような情報を精査するのは難しいことではないと思いますよ」

と答えている。

詳しくは、こちらのNBCのHPから♥

Iran's Rouhani Blasts ISIS and 'Ridiculous' U.S.-Led Coalition



 こんなイランは2014年の後半から本格的にイラク領内で「イスラム国」と「血みどろの陸上戦闘」をしている。…徐々に大きな損害が出はじめている

驚き顔

 2014年12月初頭、イラク国内の某地上空に突然、一機の国籍不明の戦闘爆撃機が侵入周辺にあった「イスラム国」の拠点に激しい爆撃を加えた。当時、近くには「アルジャジーラ」の取材班がおり、地上からこの謎の航空機の撮影に成功したが、そこに映っていたのは、紛れもなく砂漠戦仕様の迷彩色に彩られたイラン空軍のF4ファントム戦闘爆撃機であった。これについては同月6日、イラン政府高官が初めて、この攻撃がイラク政府の要請によって行われたと認めたことで改めて確認された(『ガーディアン』2014年12月6日付)。…

F4 イラン

詳しくは、こちらのThe GuardianのHPから♥

Iran air strikes against Isis requested by Iraqi government, says Tehran

 トルコ最大の通信社「アナドル通信社」の2015年1月6日付の記事によると、イラク議会安全保障・国防委員会のメンバーのある証言として、2014年12月だけでイラク領内の戦闘によって戦死したイラン軍将兵は29人にも上ることを報じている。

驚き顔

 2014年11月24日にオバマ大統領との意見対立によって辞任したチャック・ヘーゲル元国防長官は、辞任後の12月上旬、

「彼ら(イラン)もまた、ほかの中東諸国と同じように、ISILによる脅威を受けているのだ」

と語ったが、…イラン革命軍のある高官もまた、

「もしイラクがISILを押さえられなければ、次はイランが危機に晒される」

として、その警戒感を露わにしている。

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 実は現在のイラク北部から中部にかけての地域では【シーア派】だというだけで女子供までが殺戮されそのモスクまで爆破されるという状況になっている。「YouTube」に投稿されたある映像には、「イスラム国」の兵士らが幹線道路を走行中のトラック数台を制止し、中から運転手を引っぱり出したうえで、彼らが【シーア派】だとわかった瞬間に全員を一列に並べて片っ端から自動小銃で銃殺していくという凄惨なシーンが流されている。



 つまり、いまやこの地域で【シーア派】であるということはすなわちナチス時代の欧州で「ユダヤ人」であるのと同じくらいの意味を持つ状態になりつつあるのだ(もちろん、シーア派政権が支配すればスンニ派の弾圧が起こるだろうが)。

バンダル

 1999年から2004年までイギリス情報局秘密情報部MI6の長官を務めたリチャード・ディアラブ卿は、かつて長年駐米サウジアラビア大使を務め同時にサウジ情報機関のトップとして君臨諜報の世界では知らない人がいないといわれるほど世界中で「暗躍」した【バンダル王子】が9・11同時多発テロのほんの少し前に漏らした「ある言葉」を今でも思い出すという

 「リチャード、もうすぐ『そのとき』は中東にやってくるよ。つまり『神のみがシーア派を助けたもう』といわれるようになる日が。10億人を超えるスンニ派はシーア派にはもういい加減にうんざりしているんだ
(『インディペンデント』2014年7月13日付)

 こんなバンダル王子の「予言」は、今ついに『イスラム国』という存在の出現によって現実化しようとしているそれに対してイランは今自らの存亡を賭けて必死に「イスラム国」と戦っているのだ

驚き顔

 ちなみにバンダル王子という人物は過去に様々な謀略事件に名前が出てくるがつい最近も9・11実行犯の証言によりアルカイダへの寄付者として名前が載っていたことを暴露された人物でもあり(「AFP通信」2015年2月5日付)、「イスラム国」への資金援助もよく取り沙汰されることで有名である。』

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画像はこちらからお借りいたしました♥

いかがでしょうか?

何度も繰り返しますが、日本のメディアが伝えている報道内容が、いかに「不正確」かが、良く分かりますね♥

イスラム世界では、その8~9割を占める多数派がスンニ派で、残り1~2割の少数派がシーア派です。

上にある地図をみると、良く分かりますね♥

戦闘が行われているのは、濃い緑色のある「シリア」、「イラク」、そして最近の「イエメン」になります。

これらの地域で、なぜ戦闘が行われているのでしょうか?

多数派のスンニ派が、少数派のシーア派を狙って、ISISという過激派(アメリカ製の最新兵器をも手にする、外国人傭兵が主力の「なんちゃってイスラム過激派」)に暴れさせている。これが、大まかな構図となっています。

その中心が、サウジアラビアであり、バンダル王子でした。

以下は、ウィキペディア(→こちら)から転載しています。

『 1949年、初代国王イブン・サウードの15男(16男とも)のスルターンと妾の間に生まれる。1968年にイギリスのクランウェル王立空軍大学を卒業、アメリカ合衆国のマックスウェル空軍基地で追加トレーニングも行った。不時着時の怪我により1977年に中佐の階級でサウジアラビア空軍のキャリアに終わりを告げ、アメリカのジョンズ・ホプキンス大学で国際公共政策の修士号を取得した。
 1978年から外交デビュー。第5代国王ファハド・ビン=アブドゥルアズィーズの個人特使として、F-15をサウジアラビアに販売するようアメリカの連邦議会に働きかけ成功した。
 1983年から2005年まで20年以上に渡って駐米大使を務め、アメリカ政界におけるサウジロビーの顔役となる。ロナルド・レーガン政権下では、アメリカ最強のロビー団体の一つといわれているアメリカ・イスラエル公共問題委員会(AIPAC)の反対にもかかわらず、E-3早期警戒管制機のサウジへの販売を成功させる。イラン・コントラ事件ではニカラグアへの資金提供に関わったとされ、この時にアメリカ側の窓口をつめた後に大統領となるジョージ・H・W・ブッシュ副大統領と親交を深めたとされる。このブッシュ家とバンダルとの親密さは映画『華氏911』でも取り上げられ、このことからバンダル・ブッシュと渾名される。2000年代に入りバンダルはジョージ・H・W・ブッシュの息子のジョージ・W・ブッシュ政権時に、軍事行動によるイラクのサッダーム・フセイン政権の打倒を提唱、ディック・チェイニーが提唱するイランとシリアの政権打倒・民主化プログラム「The new Middle East(新中東)」政策を支持し、実際に彼の思惑通りにアメリカの中東政策は進んだ。また、中華人民共和国やイスラエルに接近するサウジアラビアの外交戦略も主導してきた。
 2005年10月、第6代国王アブドゥッラー・ビン・アブドゥルアズィーズの下で、駐米大使を退き国家安全保障会議事務局長に就任した。駐米大使の後任には、バンダルが駐米大使だった20余年とほぼ重複する時期に総合情報庁長官を務めていたトゥルキー・アル=ファイサル王子が就任した。
 2012年から国家安全保障会議事務局長と兼任する形で総合情報庁長官に就任。2013年7月にロシアに極秘訪問し、ウラジーミル・プーチン大統領に「ロシアがシリアから手を引けばチェチェンのイスラム過激派の対露テロ行為を止めさせることが出来、ソチオリンピックも安全に開催できる」と提案したが、プーチンは「サウジがチェチェンのテロリストの後ろ盾だと知っている」として猛然と提案を拒否したという。10月に、バンダルは、サウジがシリア・イラン政策で、穏健的な態度を採るバラク・オバマ政権下のアメリカとは離れて進むことを言明した。
 2014年に「自身の要求のため」として統合情報庁長官を解任された。アメリカの意向による圧力と見られ、ジョン・ケリー国務長官はバンダルを「問題」としていた。総合情報庁は、イラクやシーア派の軍事大国のシリアやイランを弱体化させるために過激派のアルカーイダやISILなどを影で支援してきた過激派の最大のスポンサー若しくは黒幕といわれてきたが、新保守主義(ネオコン)と呼ばれたブッシュ政権に比べて対シリア・イラン穏健路線を採るオバマ政権にとっては、過去の政策を引きずるバンダルの存在が都合が悪くなったからだと言われている。イラン、駐シリアヨルダン大使のバハジャト・スレイマン、一部のジャーナリスト、学者は、バンダルこそがアルカーイダとISILの真の指導者であるとしている。 
 2014年6月、国家安全保障会議事務局長と兼任する形で、国王顧問、国王特使にも就任し権力の中枢に復帰したと見られていたが、2015年1月、第6代国王アブドゥッラーの死去に伴い即位した第7代国王サルマーン・ビン・アブドゥルアズィーズの内閣改造により、国家安全保障会議事務局長、国王顧問、国王特使を解任された。国家安全保障会議は廃止され、ムハンマド・ビン・ナーイフ副皇太子兼第二副首相兼内務大臣を議長とする政治・安全保障評議会が新設された。』


ブッシュとバンダル
2002年、ジョージ・W・ブッシュ大統領とバンダル

 直近の流れを整理してみますと、

・シリアにおけるスンニ派のイスラム過激派支援のあり方を巡ってバンダル王子はオバマ政権と対立

・2013年10月にはサウジがシリア・イラン政策で、穏健的な態度を採るオバマ政権のアメリカとは離れて進むことを言明

・2014年4月、オバマの要請を受けた前サウジ国王により情報機関のトップを解任された

・しかし、2014年6月には、国家安全保障会議事務局長と兼任する形で、国王顧問、国王特使にも就任し権力の中枢に復帰

・この直後から、【原油価格の暴落が始まった】⇒アメリカのシェール潰し

・ちなみに、ロシアのチェチェンの過激派を支援していたのもサウジ、そして黒幕がバンダル王子

・バンダル王子はロシアに対してシリア支援を止めろと要求していた

・原油価格の下落(通貨ルーブルも下落)は、当然ロシアにも打撃となった

・2015年1月、前国王の死去に伴い、サルマン新国王が即位

・内閣改造により、バンダル王子は、国家安全保障会議事務局長、国王顧問、国王特使を解任された

・これにより、【原油価格の下落は止まった】(通貨ルーブルも急騰)

と、大体こんな感じになります^^

続きは次回に♥




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Category: イスラム
Published on: Sun,  24 2015 04:31
  • Comment: 2
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2 Comments

七紙  

シーア派はそういえば旧ゾロアスター圏に多いですね。そのゾロアスターペルシャと因縁が深かったのはアッシリア=バビロン。形を変えたペルシャとアッシリア・バビロニアの対決だろうか。スンニ派がかつてのアッシリア・バビロンを引き継いだ様に。

2016/09/03 (Sat) 19:09 | REPLY |   

みっちゃん  

Re: タイトルなし

七紙さん、こんばんは^^
いつもコメント有難うございます♥

なるほど、ゾロアスター圏っていう考え方ができますね!とても参考になりました♥

日本人は、オリエントに関する情報を、西洋人的な見方で教えられているせいで、本当のオリエントの姿や、現代イスラム圏に関して、まだまだキチンと理解ができていないんだと思っています。私たち日本人的な視点で見ることができるように、これからも良書のご紹介ができるように頑張っていきます^^





2016/09/04 (Sun) 18:33 | REPLY |   

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