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     >  国史 >  冬みず田んぼと渡り鳥♥

    冬みず田んぼと渡り鳥♥

    fuyumizu_1_hakuchou.jpg
    写真はこちらからお借りいたしました♥

    NPO法人 メダカのがっこう さん

    PHP研究所
    日本史の謎は「地形」で解ける【環境・民族篇】
    著者 竹村公太郎著 《リバーフロント研究所研究参与》


    『「冬みず田んぼ」とは、

    冬の田んぼに水を張ることだ。

    普通は、冬の田んぼには水を張らない。

    冬の間に田を乾かし、

    春になって田に水を入れ、

    耕してから苗を植え付ける。

    それが日本の稲作の手法である。

    何故、冬の田んぼに水を張るのか?

    それは田んぼに水を張って、

    シベリアから飛来する白鳥やマガンの生息地にするためだ。

    …田んぼに水を張って、渡り鳥の生息地を増やそうというのだ。

    田んぼに水を張ると低温菌のコウジ菌やコウボ菌が活性化し、

    他の田んぼより水温が2~3℃高くなり、

    雪も早く融ける。

    その雪が融けた田んぼの水面に、渡り鳥がやってくる。

    (【冬みず田んぼ】の)稲の切り株から、小さな芽が出てくる。

    また、微生物が活性化した田んぼには、

    イトミミズやドジョウなどの小生物が生息していく。

    その芽や小生物が、鳥たちにとってはご馳走となる。

    昼間、このご馳走を食べに…

    ハクチョウやマガンが集まってくる。

    餌をついばみながら、鳥たちは【糞】をして夜は沼へ帰っていく。

    …田んぼにとっては、この糞が貴重なお土産となった。

    冬みず田んぼに発生した微生物が、

    鳥の糞や稲刈りの残りのワラ、切り株を分解して【肥料】にしてくれるのだ。

    …冬みず田んぼにあるリン、カリ量は、普通の田んぼと比較すると多いのだ。

    特にリンの量は多く、普通の田んぼの倍近くの量となっていた。

    有機栽培農業をするとき、カリンやチッソは堆肥でどうにかまかなえる。

    しかしリンは不足しがちなので、【リン鉱石】による化学肥料を補給せざるを得ない。

    ところが、冬みず田んぼでは、そのリンが鳥たちの糞でまかなえるのだ。』

    渡り鳥さんたちって、すごいんですね♥

    日本史の謎は「地形」で解ける【環境・民族篇】 (PHP文庫)日本史の謎は「地形」で解ける【環境・民族篇】 (PHP文庫)
    (2014/07/03)
    竹村 公太郎

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