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    親子チョコ💗(500冊以上の良質な書籍のご紹介)

    子どもたちの教育のため、また、その親である私たち自身が学ぶための、読まれるべき良質な書籍のみをご紹介させていただきます。

     >  イスラム >  アメリカによるイラクの「分割統治」

    アメリカによるイラクの「分割統治」

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    日ノ丸

    戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。

    そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。

    私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、

    客観的に情勢を判断する必要があります。

    それでは、この本を見ていきましょう!


    アメリカはイスラム国に勝てない (PHP新書)アメリカはイスラム国に勝てない (PHP新書)
    (2015/01/16)
    宮田律

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    『 イラクは大英帝国によって人工的につくられた国家だが、オスマン帝国時代の州を寄せ集めてイラク国家は形成された。サダム・フセインの統治は、人工的につくられたイラクをバグダッド中心の国家に束ねることに苦心していた。…

     フセイン政権はイスラム政治運動(イスラム原理主義を容認することはなく、その弾圧にかかった。…

     イラクの1990年代は、経済制裁もあって、資源をめぐり国内の権力闘争が起こった時期でもある。経済制裁はスンニ派地域では深刻ではなかったが、…シーア派地域では深刻に感ぜられるようになった。米国が2003年にイラク戦争を起こしたとき米軍はイラクの中間層が協力してくれることを期待したが、米国が介入したとき、イラクには経済制裁によって中間層が存在しなかった。それがいきおい、急進的な武装集団の台頭ともなっていく。

    驚き顔

     米国はイラク占領を始めると、シーア派をひいきにして革命に近い状態をもたらした。シーア派はイラク戦争によって強力になり、石油からの富の恩恵を受け、シーア派地区ではインフラも整備されるようになり、シーア派住民たちは米軍の保護を受けるようにもなった。しかし、スンニ派住民が多い北部や西部は経済的に零落していく。米国は国営企業を廃止し、主に外国の民間企業がその経営をとって代わっていったが、そのなかでスンニ派をはじめとする多くのイラク人たちが失職状態となった

    驚き顔

     フセイン政権時代の支配政党であったバアス党は、米軍統治によってことごとく排除されていく。学校の教師たちも旧バアス党員たちは排除されシーア派の人間が教師になっていく。この脱バアス党政策によって7万人から10万人の人々が解雇され、その多くがスンニ派アラブ人たちだった。スンニ派は民営化後の企業で採用されることは少なかったスンニ派を排除するために、シーア派の政治勢力はクルド人勢力と手を結び策動していたが、むろん米国の承諾を得てのことだった。米国も、また米国と手を組んだシーア派の政治組織も、フセインの出身宗派であるスンニ派に「罰」を与えようとする姿勢が露骨にあった。 』

    驚き顔

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    「イスラム国」の最高指導者アブー・バクル・バグダーディー

    京都御所

    いかがでしょうか?

    アメリカはイラク占領後に、スンニ派とシーア派が対立するように、占領政策を進めていったことが理解できますね♥

    実はこれ、過去の世界の歴史で、これまでに何度も繰り返されたことなんです。

    ここまでの流れをまとめてみます。

    著者は言います。

    ●同じイスラム内で、大きく二つの宗派(シーア派とスンニ派)の対立が激しくなってきている。
    しかし、宗教上の教義で双方に大差はない。
    ●イラク戦争までは、双方の住民は仲良く暮らしていた。
    ●多国籍軍がイラクのサダム・フセイン政権を弱体化するために、双方に亀裂を生じさせた。
    ●つまり、アメリカが、双方の亀裂を深め、イスラム世界の【分断】にまんまと成功した。それが負の連鎖を引き起こしている。 

    と、こんな感じでしょうか?

    この辺りは非常に理解し易いですね♥

    ただし、冒頭で著者は、こうも言っています。

    『 オバマ大統領は「イスラム国」を根絶すると決意を述べたが、軍事的行動で過激派や武装集団の活動を「根絶」することは不可能 』だと。そして、『 米国はなぜ「イスラム国」に勝てない 』と。

    全編を通じてイスラム全体の流れが良く理解できる書籍ですが、この冒頭にある著者の見立てが「誤り」であるのではないかと思っています。

    つまり、こうです。
    『 オバマ大統領は「イスラム国」を根絶すると(表向きには)決意を述べたが、軍事的行動で過激派や武装集団の活動を「根絶」することは不可能する気は無い 』『 米国はなぜ「イスラム国」に勝てない勝とうとしていない 』

    もちろん、著者はそのようには、書いてはいません。

    しかし、読み進めていくと、そのように解釈する方が腑に落ちる部分が多いんです。

    例えば、そもそも、この「イスラム国」。

    100年前の「支那の軍閥」とそっくりなんです。

    ※支那の軍閥は、こちらから♥
    六国を滅ぼすのは六国。中国を滅ぼすのは、もちろん・・・♥

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    (2012/08/10)
    西尾幹二

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    支那の軍閥は、武装した暴力団のような存在です。国家の軍隊ではありません。

    現在の中共も、台湾の国民党も、もともと「軍閥」です。

    「イスラム国」と「支那」はとても良く似ています

    暴力、強奪、強姦、虐殺など、いずれも共通点です

    そして、イギリスやアメリカはそれらの軍閥を利用し、支那民衆を扇動していました

    ※英米による支那民衆扇動についてはこちらから♥
    英米キリスト教宣教師の活動♥

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    そして「イスラム国」は、イラク戦争を契機として生まれています。

    ※イラク戦争については、こちらから♥
    イラク戦争のミステリー♥

    日本の敵 グローバリズムの正体日本の敵 グローバリズムの正体
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    渡部昇一、馬渕睦夫 他

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    それでは、さらに読みすすめていきましょう♥

    続きは次回に♥


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