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     >  日本 >  あのシュリーマンが見た「日本と中国」♥

    あのシュリーマンが見た「日本と中国」♥

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    イリオス遺跡からの眺め
    イリオス遺跡 ハインリッヒ・シュリーマンによって発掘が行われるまで、イリアスは神話上の架空都市にすぎないというのが一般的な概念であった。このような常識に対し、シュリーマンは自著『古代への情熱』で、幼いころにイリアスの子供向けの物語を読み、イリアスは実際に起きた出来事をもとにした物語だと考えたと述べている。彼はトロイアを発掘することを決意し、発掘の資金を集めるために商人になったとしているが、これは自伝であり、後に発掘されたいわゆる「アガメムノーンのマスク」に偽装を施した疑いも指摘されているので、著作自体の信憑性を疑う意見もある。古代ギリシア語を理解することができるなどの脚色もあり、著書については事実関係を慎重に吟味しなければならない。
    シュリーマンの発掘が学会で認められるには時間がかかった。当時の常識に反している上にシュリーマンがまったくの素人だったからである。確かにシュリーマンは素人で、彼の間違った推定と発掘により、遺跡の考古学的価値は取り返しのつかないほど傷ついてしまった。操ることができたというホメーロス時代の古代ギリシア語も、実は間違いだらけの怪しいものだったようだ。しかし、当時は現代的な意味での考古学は未整備な状況であり、他の多くの先駆的偉業が荒削りであることを考え合わせると、やはりシュリーマンの発掘による功績は大きいといわなければならない。

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    トロイの考古遺跡

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    『 あの素晴らしい広東の一番広い通りでさえ道幅は2メートルもなかったのに、

    ここ北京ではどんなに細い道でも6メートルはある。

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    19世紀 北京中心部

    ほとんどの通りは幅20メートルで、30メートルのものも多く、中には50~60メートルの道もある

    ほとんどどの通りにも、半ばあるいは完全に崩れた家が見られる。

    ごみ屑残滓(ざんし)

    なんでもかんでも道路に捨てるので

    あちこちに山や谷ができている

    ところどころに深い穴が口を開けているので、馬に乗っているときはよほど慎重でなければならない。

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    19世紀 北京郊外

    どこへ行っても、陽光を遮り呼吸を苦しくさせるひどい埃に襲われ、

    まったくの裸惨めなぼろをまとっただけの乞食につきまとわれる

    どの乞食もハンセン病を患っているか、胸の悪くなるような傷に覆われている… 』



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    1865年 江戸中心街

    『 ホテルの新しい部屋に落ち着いてから、横浜の町を見物にでかけた。

    1859年には小さな漁村だった横浜も、今や人口14,000人を数える。

    道路はすべて砕石で舗装されていて、幅10~12メートル、

    青みがかった瓦葺(かわらぶき)の木造二階建ての家が道に沿って並んでいる・・・

    日本人世界でいちばん清潔な国民であることは異論の余地がない

    どんなに貧しい人でも、少なくとも日に一度は、

    町のいたるところにある公衆浴場に通っている

    しかも気候が素晴らしい。いつも春の陽気で、暑さにうだることも、寒さを嘆くこともない。 』

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    1860年代 大坂

    シュリーマン旅行記 清国・日本 (講談社学術文庫 (1325))シュリーマン旅行記 清国・日本 (講談社学術文庫 (1325))
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