コンクリートの下に。。。

    栗林忠道

    『栗林忠道中将は、父島から最前線の硫黄島へ赴任し、二万一千の全将兵に戦陣訓を伝えた。そこでは、二つのことが禁じられた。

    一つ、【自決してはならぬ】。
    一つ、【万歳突撃をしてはならぬ】。

     それを聞いた将兵の中からは反乱の動きまで起きたという。すると栗林中将は、丁寧に二等兵のところまで一人づつ回り、こう話をされた。

    「おまえたち、アメリカ軍がなぜ硫黄島を取ると思うか?大本営は日本の港や工場を爆撃したいからと言っているけれども、アメリカは本当はもう日本の港や工場に関心は薄いぞ。
     そうではなく、爆撃の目的はもはや本土で女と子供を殺すことだ。女と子供を殺す、すなわち民族を根絶やしにされると日本に恐れさせて降伏に導くのが、アメリカ軍が硫黄島を取る本当の理由である。
     だから、今から穴を掘ろう、穴を掘って立てこもって、やがて、みな死ぬ。
     しかし穴を掘って立てこもったら一日戦いを引き延ばせるかもしれない、最後は負けても、一日引き延ばしたら爆撃が一日、遅れて一日分、本土で女と子供が生き延びる、二日延ばしたら二日分、本土で女と子供が生き残る。そこから祖国は蘇る。
     だから穴を掘ろう。」

    こうして、彼らが掘った坑道は、延べ18kmにおよび、その大部分が占領直後に米軍が滑走路を造るために、コンクリートの下敷きにされた。現在も、その亡骸は、地下に眠ったままである。』

    読んでいて、悲しい気持ちになりました。

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    Category: 日本
    Published on: Sun,  31 2014 17:51
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