2018-03-13 (Tue)
『The Fourth Estate』ジョゼッペ・ペリッツァ・ダ・ヴォルペード
プロレタリアート(ドイツ語: Proletariat)とは、資本主義社会における賃金労働者階級のこと。無産階級とも。個々の賃金労働者はプロレタリアと呼ばれる。雇用する側の資本家階級を指すブルジョワジーと対になった概念で、カール・マルクスとフリードリヒ・エンゲルスが『共産党宣言』で使った例によって広く普及した。
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 【「平和主義者」の考え方】には、【いくつかの特異な前提がある】。
通常、当の【平和主義者はそこまで意識していない】。そこまで【考えてみたこともない】。平和主義を自明のものとして【頭から信じている】ので、【重大な問題点がいくつかあるのに気が付かない】のである。
【戦争】を憎んで【否定する】のは、【個人の行為】である。しかも、それは【個人の「心の内なる」信念の問題】である。しかし、【戦争】そのものは、【人間個人の問題ではない】。ましてや、【人間の「心の内なる」問題ではない】のだ。
【戦争】は、【国家の政策の問題である】。【国家】とは、摩訶不思議なもので、【単なる個人の集合体ではない】。
現代の国際社会の主体は、そのような国家である。【個人】は自分の属する国家の構成要素かもしれないが、【国際社会の直接の構成要素ではない】。
【個人の信念の算術的合計は、国家の政策とはなり得ない】のである。
【「社会は個人の算術的合計ではない」】ということは、【デュルケム】以来、実に【社会学の基本的命題の一つ】である。一般の常識とは少し違っているので、ここで説明しよう。
エミール・デュルケーム
「一人ひとりの個人がよい人になれば、社会もよい社会になる」
「国民の一人ひとりが富むことが、国が富むことである」
…というような、個人に関して成立する命題が社会(国家)全体に関しても成立するという考え方を、【個人と社会の並行主義(パラレリズム)】という。
このパラレリズムを【平和についての命題】としてあらわせば、
「国民一人ひとりが平和を願えば、国家も平和を願うことになり、国際社会も平和を願うことになる」
ということになり、さらにこのパラレリズムが、【「願うことはかなえられることになり」式の念力主義】に結びつくと、【一人ひとりが平和を願えば、世界に平和がもたらされる】ことになる。
そして、この【命題】を【逆】にとれば、【世界に平和がもたらされないとすれば、国民の中に平和を願わない者がいるから】だ、ということにならざるを得ない。したがって、彼こそ平和の攪乱(かくらん)者として、まことにけしからん者だ、ということにならざるを得なくなる。
もちろん、【この論理】は、【パラレリズム】と【念力主義】の【二つの前提が成り立って初めて、成立する】ものである。
まず、【個人と社会のパラレリズム】は、果して【成立するものであろうか】。
これを真っ向から【否定】したところに、社会学の始祖デュルケムの面目があるのであるが、【経済学者】はすでに早くから【パラレリズムは必ずしも成立しない】ことに気付いていた。
【マンデヴィル】は【「個人の悪徳は全体の美徳である」】と言い、
バーナード・デ・マンデヴィル
【ケインズ】は【「個人を富ます貯蓄は社会全体を貧しくする」】ことを強調した。…
ジョン・メイナード・ケインズ
これらの例を見ても明らかなように、【個人と社会(国家)との間のパラレリズムは、必ずしも成立しない】。ということは、【個人の信念の合計は、必ずしも国家の意思とはなり得ない】。また、進んで、【必ずしも国際社会の意向ともなり得ない】ことになるのである。』
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、「戦争」そして「平和」という2つの概念について、多くの方々が誤解されている理由を、非常に論理的に分かりやすく解説がなされた良書で、「戦争」と「平和」の2つの概念の、より上位に位置する「文明」と「自然」という2つの概念を巡って、日本人的な考え方の陥りやすい「勘違い」、そして西洋人的な考え方の陥りやすい「勘違い」の対比もなされ、それらを理解することで、私たち日本に見られる、世界に類を見ない、一種独特の、変質した異様な「平和主義者」の姿が浮き彫りになり、また、「平和主義者」こそが「破壊的な戦争をもたらしてきた」という歴史の真実を知ることができます。
さて、本文中で、次の2つの「命題」が登場していました。
「一人ひとりの個人がよい人になれば、社会もよい社会になる」
「国民の一人ひとりが富むことが、国が富むことである」
これらの「命題」について、「論理的思考」、つまり「数学の論理」に基づいて、社会学や経済学といった学問の世界で研究が重ねられて、現在では、これらの「命題」が間違っている、つまり「偽」であるということが証明されています。
この「数学の論理」につきましては、以前にも書かせて頂いておりますので、そちらをご覧頂きたいのですが、
詳しくはこちらをご参照❤
↓
☆「朝日新聞」がフェイクニュースを繰り返す理由を、「数学」を使って考えてみる!!!
さきほどの「命題」[( A ) は ( B )である]について、その「対偶」[( B )でなければ( A )でない]が次のようになり、
「社会がよい社会でないのは、一人ひとりの個人がよい人でないから」
「国が富まないのは、国民の一人ひとりが富んでないから」
この「対偶」が正しい(=「命題」も正しい)と「勘違い」している人、つまり、学問の世界では既に間違った考え方だと証明されているにもかかわらず、勝手な思い込みをしている人たち、それが、いわゆる「左翼リベラル」になります。
そのような「左翼リベラル」は、さきほどの「対偶」から、次のように「空想」します。
「社会がよい社会でないのは、一人ひとりの個人がよい人でないから」
⇒ であれば、「よい人でない」者を、「よい人」に強制的に変えてゆけば、きっと「社会がよい社会」になるのだ!
このように考える「左翼リベラル」は、自分たちが勝手な尺度で判断する「よい人でない」者、つまり「よくない人」と判断した者に対して、情緒不安定なまでの批判をします。
☆津田大介「APAホテルには泊まりませ。DHCも買いません。ゴーゴーカレーは今後一切食べることはないでしょう」~ネットの反応「僕もこいつが出てくる番組は絶対観ないし、雑誌等も買わないよ?」「思想がものすごく狭量なくせによくもまあ多様性とかぬかせるよなあ」
☆津田大介「コンビニでサプリ買うときはDHCではなく、ファンケルにしてます」→ファンケルの池森会長は安倍総理のゴルフ仲間でしたwww~ネットの反応「もっと教えて!積極的に選択肢にいれるからwww」
☆津田大介「APAには宿泊しない!DHCも買わない!ゴーゴーカレーももう行くことはない!」→2011年の発言 津田大介「デモはいいと思います。不買運動は明らかに行き過ぎ」
同様に、
「国が富まないのは、国民の一人ひとりが富んでないから」
⇒ であれば、「富んでない」者を、富ませれば、きっと国が富むようになるのだ!
このように考える「左翼リベラル」は、自分たちが勝手な尺度で判断する「富んでない」者、つまり「貧困」と判断した者に対して、大盤振る舞いの無責任極まりないバラマキをします。
☆【神戸市】非公表だった「外国人世帯に生活保護費がいくらかかってるか」市議が調査 → 約59億円と判明
ちなみに、以前にも書かせて頂いていることですが、財務省が主導する「社会主義的政策」によって、現在の私たちの日本では、日本国憲法第30条の「納税の義務」を果たしている方々が、ほんの一握りにしか過ぎない、という事実がありますが、恐らく、ほとんどの人たちは、それを認識していません。本当の意味で、キチンと納税をされているのは、年収800万円以上の方々だけです。
詳しくはこちらをご参照❤
↓
☆納税者 VS 非納税者
たとえば、年収が400万円の人も、4000万円の人も、一律に20%の税負担であれば、年収が400万円の人なら税負担は80万円、年収が4000万円の人なら税負担は800万円となり、その負担額は年収の多い人が多くなりますが、これは「税率が一律」、つまり「公平」であるために、誰もが納得できるものになります。「消費税」の考え方と同じですね。
ところが、現在の私たちの日本では、何故か、「付加価値を生む」、その能力を持っている高所得者に対して「不公平な税率」を課しています。
☆金融所得、税率引上げ検討?~金融所得税率引上げは、富裕層課税強化にみせかけた大衆増税:税制 A to Z
例えば、年収が4000万円くらいなら、その半分以上が「税金」になります。
それでは、何故、このような「不公平」が罷(まか)り通っているのかと申しますと、その根底にあるのが「共産主義」だからです。
マルクスが唱えた「共産主義」は、次のような「命題」を起点としました。
「労働者階級(プロレタリアート)が貧しいのは、資本家階級(ブルジョワジー)が搾取しているから」
で、この「対偶」が、
「資本家階級(ブルジョワジー)は搾取しないのであれば、労働者階級(プロレタリアート)が貧しくならない」
そして、そこから「空想」を始めます。
⇒ であれば、資本家階級(ブルジョワジー)が搾取できないようすれば良く、資本家階級(ブルジョワジー)が既得権を持つ国家を打倒して、労働者階級(プロレタリアート)による独裁体制の国家を樹立し、資本家階級(ブルジョワジー)が所有するものを公的な所有に変えれば、労働者階級(プロレタリアート)は救われるはずだ!
このような「空想」の根底には、ユダヤ教・キリスト教由来の西欧的思考があるのですが、
⇒ 「神」は「唯一」であり、「絶対」である。「神」ではない「ヒト」は、たとえ王さまといえども「絶対」ではない。資本家階級(ブルジョワジー)の搾取によって虐げられている労働者階級(プロレタリアート)にこそ正義があり、労働者階級(プロレタリアート)は団結し、資本家階級(ブルジョワジー)を打倒しても良いのだ!
として、強盗や略奪、放火、暴行や殺人といった自分たちの行動を正当化していったわけです。
詳しくはこちらをご参照❤
↓
☆トランプの「ジョーカー(Joker)」は、どうして強いの?
☆マルクス主義は、キリスト教の鬼っ子
そして、そんな暴力的な「共産主義」が、表面的に姿を変えただけのモノであるのが「左翼リベラル」になります。
☆佐川国税庁長官 辞任 → 江田憲司「当然だ。遅すぎる!」志位和夫「辞任で逃げられると思ったら大間違いだ!」
続きは次回に♥
ランキング参加中で~す^^ ポチっとお願いします♥
↓↓↓↓↓↓↓
にほんブログ村
人気ブログランキングへ
- 関連記事
-
- 豊中市長選挙と野田中央公園 (2018/04/02)
- もはや誰もが知っている「メディア・バイアス(Media bias)」 (2018/03/30)
- スラップ(SLAPP)の朝日新聞 #まっとうな政治 #まっとうな報道 ってなんですか?お聞かせください(笑) (2018/03/29)
- 日本で最初の「元号」って何? (2018/03/28)
- パヨクが大好きwww 「フリーメイソン陰謀論」 (2018/03/27)
- ソーシャルメディアに屈服することになる、古典的(=一方的)メディアの「朝日新聞」 (2018/03/26)
- アラビアンナイトのできそこないのような「左翼リベラル」の考え方 (2018/03/14)
- 「一人ひとりの個人がよい人になれば、社会もよい社会になる」という大間違い (2018/03/13)
- 空想的平和主義こそが、第二次世界大戦の大きな原因でした (2018/03/12)
- ぶっちゃけ、「平和」って何なの??? (2018/03/11)
- 朝日新聞も知らない「円高」って、どういうこと? (2018/02/13)
- 「サンモニ」・「報ステ」など反日番組の視聴率を、“激減”させてくれる「神社」 (2018/02/12)
- 写楽(Sharaku) = 北斎(Hokusai) (2018/02/07)
- 「エドガー・ドガ」と、ドヤ顔「蓮舫(R4)」との決定的な違い (2018/02/06)
- 市役所の管理職は「過激派」 (2018/01/28)