2017-12-16 (Sat)
教科書ガイド(きょうかしょガイド)とは、学校の教科用図書(教科書)について詳細な説明が掲載されている補完本のことである。あんちょこ、虎の巻とも呼称される。
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 ドナルド・トランプ大統領の当選後、【「グローバリズム」という言葉】が今まで以上に【メディアを賑わす】ようになってきました。【メディアはこぞって、「グローバリズムが危機に瀕している」と訴えます】。
☆朝日 地球会議 2017
「アメリカ・ファースト」という言葉に代表される、ここ1、2年の間に台頭してきた【ナショナリズム】の動きを、「保護主義」あるいは「大衆迎合主義」だとして【“危険”のレッテルを貼るのに必死】です。
☆(平成経済)第1部・グローバル化と危機:7 ブラック企業を生んだ「分断」
私は、一貫して【グローバリズムは終焉しつつある】ということ、それ以上に、【可能な限り早く終焉されるべきもの】であることを、機会あるごとに述べてきました。
【グローバリズム】とは、【「アメリカ・ウォール街を中心とした国際金融資本勢力が編み出した、世界のグローバル市場化を達成し、“世界統一”を実現するための思想」】です。
そして、【その背後にある思想が「リベラル」】なのです。
詳しくはこちらをご参照❤
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☆リベラルは左翼である、ということを隠したい「小林よしのり」の本音 ~ ヤマオパコパコ、ミパコパコ、合わせてパコパコ、ムパコパコ♪
【リベラル】な国際秩序は【いまや暴走】を起こして、【世界中に、テロや紛争をはじめとする深刻な問題を生む】に至りました。
ノア・フェルドマン
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☆ハーバードで教えている、リベラルの「宗教」 ユダヤのノア・フェルドマン先生
【グローバリズム】は、時に【「国際自由主義秩序」】と呼ばれる場合がありますが、これは言葉の綾(あや)に過ぎず、【「ポリティカル・コレクトネス」に基づく思考停止に過ぎません】。
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☆善良なアメリカ国民がトランプに見る希望
【グローバリスト】たちは、経済市場のグローバル化を意図してきたわけですが、【その弊害はこれからますます明らかになる】でしょう。この秩序は、もう守るべきものではありません。
また、【グローバリズムやリベラルが生んだ欺瞞(ぎまん)】のひとつに、【「国際協調主義」】があります。「戦後、今までの世界の秩序は国際協調主義という素晴らしいものだった」--と、保守論壇においてさえ、この手の意見が強く見られます。
【常識で考えても、これは嘘】だということはわかります。【世界が国際的に協調した、また協調しようとしたためしなどありません】し、そもそも【国際協調主義などという主義が秩序になるはずはありません】。
私たちは、【こういった言葉に納得させられ、“洗脳”されてきました】。私たちは今から、今の世界、つまり【「グローバリズム」や「リベラル」の弊害を改め、「ナショナリズム」あるいは「愛国主義」との並立・共存を図っていかなければなりません】。』
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、比較的新しい時事ニュースから、歴史的な事件まで、その背後に隠れている「左翼リベラル」を明らかにし、正しく解釈していくための物事の見方について、非常に分かりやすく解説をされている良書となります。
さて、昨日までのところで、「大正末期までの日本」の知識人の間では、「西洋」と言えば、ヨーロッパ、ドイツ、フランス、イギリスのことを意味していて、そこにアメリカはなく、当時の世界の5大国は、大英帝国、ロシア帝国、フランス帝国、ハプスブルク帝国(オーストリア)、プロシア帝国であって、その中でも突出していたのがイギリス(大英帝国)だということ、そして、そのイギリスと覇権を争っていたのがロシアだったということ、を重要なポイントだということで書かせて頂きました。
また、近代の主な歴史的な事象として、「アヘン戦争」(1840~1842年)、ペリーの黒船来航(1853年)、「南北戦争」(1861~1865年)を見てきました。
ここで、ひとつ確認をしておかなければならないのが、イギリスと覇権を争っていたロシアが、どうなっていたのか、ということです。
「ロシア」、そして、その後の「ソ連」、さらに「ソ連崩壊後のロシア」、これらを別々の国として見ることができてこそ、正しい歴史が理解できるようになります。
同様に、「秦」、「漢」、「隋」、「唐」、「元」、「明」、「清」などは、全て別々の国であって、「中国」と言う国は、つい最近まで存在していなかった、非常に歴史の浅い国だと見ることができてこそ、正しい歴史が理解できるようになります。
ところが、現在の学校教育では、そういった正しい歴史の見方を教えていないので、現代にまで繋がる一貫した見方ができなくなってしまう方々が多く生まれるわけです。
「アヘン戦争」(1840~1842年)、ペリーの黒船来航(1853年)、「南北戦争」(1861~1865年)、そして「明治維新」(1868年)、「日清戦争」(1894年)ときて、ここでようやく「日露戦争」(1904年)でロシアの出番となり、
その後、「第一次世界大戦」(1914年~1918年)、「満州事変」(1931年)&「支那事変」(1937年)へ、やがて「第二次世界大戦」(1939年~1945年)、および「大東亜戦争」(1941年~1945年)へ、といった流れで教えています。
何が問題なのか、具体的に見てみましょう❤
本日の素材が、こちらになります(笑)
この「教科書ガイド」は、「教科書」に書かれている内容で、重要(テストに出るところ)だと思われるところ、つまり、子どもたちが「良い成績をとるためだけに」、一所懸命に「丸暗記」させられるところがまとめられています。
例えば、「満州事変」(1931年)が、こんな感じです。
何が問題なのか、お気付きでしょうか?
何故か、最も重要な、あの国が書かれていないんです。
『 通説 : 満州事変以降、日本の中国侵略はとどまるところを知らなかった。日本の数々の国際法違反にアメリカは切歯扼腕(せっしやくわん)していたが国内情勢から関与できず、経済制裁しか行えなかった。日本は、中国への背後からの支援を絶とうと、無謀にもアメリカに真珠湾攻撃をしかけ、敗戦への道をたどる。
あえて、「侵略」「国際法違反」「無謀」など、日本の歴史学者がまったく定義しないまま使い、定着している表現でまとめてみました。このような通説を信じているとしたら、「日本人は謀略に弱い民族だ」との誹(そし)りを免れません。部分的に正しい事実は、まったくの嘘より恐ろしいのです。
この通説だけですべてを説明できていると思っている方にお尋ねします。
なぜソ連が出てこないのですか、と。
大正から敗戦まで、日本の最大の仮想敵はソ連です。アメリカではありません。
ソ連抜きに、この時期の日本をめぐる国際政治を語っているという時点で、ソ連の謀略にはまっているのです。「ソ連の謀略」と言っただけで、「陰謀論だ」とレッテル貼りをして議論をさせない人々が多くいます。そういう人たちに対しては逆に問いかけてください。
「あなたはバカですか?それともスパイですか?」と。
まず、「ソ連の謀略」という言葉を使うのが学問的ではないという前提に立ちましょう。では、ソ連は謀略を働いていなかったのでしょうか。ありえません。現に、当時から「ゾルゲ事件」のようなスパイ事件が発覚していました。…この手の人たちは「バカ」と決めつけていいでしょう。
しかし、もしこのような通説の流布が巧妙に仕組まれていたとしたならどうでしょう。最近の研究では、ソ連は世界中にスパイを放ち、特に日本の近衛内閣とアメリカのF・ルーズベルト政権の中枢を固め、日米両国を戦争に向かわせて共倒れに持ち込んだということが明らかになっています(『ヴェノナ文書』)。日本人に「スパイなど昔も今もいるはずがない。そんなもので歴史を語るなどナンセンスだ」などと思わせ、右のような通説を信じさせていたとしたらどうでしょう。まさにスパイの所業です。』
詳しくはこちらをご参照❤
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☆江戸時代にロシアに占領された対馬 ~ ポサドニック号事件
このように、最も重要であるはずの「ソ連」について「意図的に」書かれていないんです。
だから、大日本帝国は「米英」と戦っただけのように「暗記してしまう」んです。
『 占領期間中の「ウォー・ギルド・インフォメーション」は、新聞に「太平洋戦争史」が連載され、戦争そのものが、日本の国主義によって煽動されたものだという宣伝によってはじまった。
この戦争史によって、大東亜戦争は「太平洋戦争」となり、南京「虐殺」も捏造されたのである。これはあくまで軍部と国民の分裂を工作するというOSSの方針であった。
NHKはそれに呼応して「真相はこうだ」というラジオ番組を組み、満州事変から終戦までの日本軍国主義の犯罪的行為を、真相として国民に宣伝した。それを担当したのは、OSSの流れをくむGHQ情報局のアメリカ人であった。国民に知らされなかった情報を事実として、ドキュメンタリー風のドラマに仕立て上げた日本国民洗脳プロパガンダを行った。具体的な軍部否定の宣伝だけでなく、社会主義をあたかも民主主義の行きつくところのように情報を仕立て上げていったのである。
☆最高裁 NHK受信契約義務 「合憲」 NHK側の「契約を申し込んだ時点で自動的に成立する」との主張は退ける~ネットの反応「なんか俺らの勝利みたい?」「え!じゃあNHK的には嫌な判決出たって事なんだ」「事実上NHKは負け」
東條首相は悪魔の権化のようになったし、いわゆる「A級戦犯」となった人々はその軍国主義の責任をとらされた。それを批判することも、対抗する情報を流す自由もが制されていたから(それが圧殺されていることさえ、知らされなかった)、多くの国民はそれを信じることになった。
この時期に行われた公職追放によって、戦時中の多くの有能な人々が公職から追われ、それに代わって、いわゆる戦後利得者が公職につき、左翼的な言辞をふりまいた。…戦後すぐOSSは解散したが、その下で働いていた人々はGHQに流れ込んだ。…
☆元NHK職員「私は35歳の時、1150万円もらっていました」 NHKが公表している額から高額な各種手当を上乗せ~ネットの反応「何度も言うが日本人が大人しすぎるのがすべての原因な」「もう我慢ならねー! 国民よ!憤れ!」
NHKもそれで完全に左翼化したことは、昭和21年10月5日の「放送スト」にまで発展したことでもわかる。あわてたGHQが、NHK職員を大量にレッド・パージしたのだが遅すぎた。新たな「放送法」をつくり、民間放送の設立を認めたとき、ファイスナーという担当官が
《 NHK職員には共産主義者が多く、放送ストをする者もいた。また朝鮮戦争のときにパージされた者も多かった 》
からだと述べた。民間放送の認可は、NHKそのものの左翼化を変えられなかったことによるものだと語っていたことになる。NHKに公共放送を独占され、民間放送をつくらせることにより、その独占状態、左翼化を防ごうとした経緯があったのだ。それは、ちょうどアメリカが左翼的なOSSから冷戦に対処するCIAに戦術を転換するときにあたっていた。
しかし、その後続々とできる民間の放送局も保守的な報道をするわけでもなく、NHKの左翼性、リベラル性を超えるものではなかった。放送界、メディア界に入る人々の意識は戦後民主主義に染まり、あたかも客観的報道と称して、人々を社会主義支持の方向に導いていったのである。その文化運動の先頭にたったのが、放送ではNHKであり、新聞では朝日新聞だった。
むろん、社会主義国の崩壊、北朝鮮の拉致問題などが、その態度を変えさせた面もある。しかし内実は、リベラルな態度にシフトしただけであった。リベラルとは、権力、権威から独立した自由な態度という曖昧なものだが、権力批判、権威批判の名のもとに、人々を混乱に導いた。フランクフルト学派に由来するこの権威主義批判は、文化面においては素人的凡庸主義を導くことになる。凡庸化があたかも新しい文化のような装いを取るようになる。識見のある権威を否定し、専門家よりも素人を多用するNHKの放送体質は、その理論によるものと思われる。
☆大高未貴「NHKは公正公平な報道をしてない。国民に受信料を払えというのは冗談じゃない!」(※動画)
それは、むろんNHKにとどまらない。現在の日本の文化面を覆っている素人化、凡庸化の現象はある意味で文化破壊であり、伝統と文化の断絶を意図したものであることを隠している。現代の日本の文壇や論壇を覆っている停滞は、その顕著な傾向によるものである。』
詳しくはこちらをご参照❤
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☆社会主義をあたかも民主主義の行きつくところのように
「社会主義をあたかも民主主義の行きつくところのように」、「人々を社会主義支持の方向に導いていった」と書かれていましたが、これは現在でも続いています。
再び「教科書ガイド」で、具体的に見てみましょう❤
例えば、こちら。
「民主主義」と「民族独立」と一緒に並べて、あたかも「ロシア革命」がロシア人による王制の打倒、民主主義を求める革命のように「勘違い」させるようなまとめ方をしています。
「ロシア革命」は「共産主義」「社会主義」を目指す「左翼ユダヤ人」による国家転覆であり、「全体主義(ファシズム)」「独裁」という国家体制の「ソ連」は、「民主主義ではない」ことは明白ですが、そのことについて、全く触れていません。
明日以降、もう少し見てまいりたいと思います。
続きは次回に♥
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