暗黒の時代「中世ヨーロッパ」 ~ 私たちの日本には、そんな時代はありません

    1562年にカルヴァン主義派によるリヨン教会の略奪。
    1562年にカルヴァン主義派によるリヨン教会の略奪

    イコノクラスム(英語: iconoclasm, ギリシア語: εικονομαχία)とは、宗教的に崇められる画像を破壊する運動である。聖像破壊運動(せいぞうはかいうんどう)ともいう。

    キリスト教で有名なイコノクラスムには、東ローマ帝国におけるイコノクラスムと、宗教改革時に西ヨーロッパで起こったビルダーシュトゥルム(絵画嵐)がある

    16世紀の宗教改革時に起こった聖像破壊運動によって顔面を破壊された教会の彫刻(ユトレヒト州のドム教会)
    16世紀の宗教改革時に起こった聖像破壊運動によって顔面を破壊された教会の彫刻(ユトレヒト州のドム教会)






    戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。

    そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。

    私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、

    客観的に情勢を判断する必要があります。

    それでは、この書物を見ていきましょう!




    『 ずっとのちの1936年【オーストリアのユダヤ人作家、シュテファン・ツヴァイク】は、このカルヴァンと、それに抵抗したセバスチャン・カステリョの闘争を扱った作品『Castrellio gegen Calvin oder Ein Gewissen die Gewalt』(カステリョ対カルヴァン、または良心対権力)のなかで、【カルヴァンの恐ろしいまでの宗教独裁】を次のように描いている(以下、筆者による意訳)。

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    「 万能の監視が始まったその日から、ジュネーヴに私生活はなくなった。カルヴァンは、一足飛びで【カトリックの異端審問】を飛び越えた。異端審問は、まず告発や密告があって初めて密偵を送り込んだ。しかしここでは、カルヴァンの世界観に基づくシステムにより、すべての人間は常に悪事を企み、【最初から罪人であることを疑われた】。だから、【全員が監視されなければならない】。」

    ジャン・カルヴァン
    ジャン・カルヴァン

    「 突然、あらゆる家々の戸口は開かれ壁はガラスになった。夜中であろうが、白昼であろうが、【宗教警察】の厳しいノックの音が響き、【絶対に逃れられない『巡察』】が始まる」

     いつも何の前触れもなく宗教警察はやってきたという。富める者にも貧しい者にも、地位のある者にも、年長者にも若年者にも、【何時間にもわたる尋問】がなされた。しかし、『巡察』はこれで終わりではなかった。【私生活を穿(うが)つ果てしない監視】が、それに続いた。

     ツヴァイクは書く。

    「 女たちの着物が長すぎやしないか、短すぎやしないか、余計なレースで飾られていないか、デザインは破廉恥ではないか、髪型は凝り過ぎていないか…。指輪の数と靴の数が調べられ、食卓に2菜が並んでいないか(一食一菜しか許されなかった)、デザートやジャムが隠されていないか…」

    が調べられた、と。

     本棚の不適切な本、カトリック教徒の証拠となるロザリオが探された。手紙は検閲され、旅館に置かれた荷物も、持ち主のいない間に開けられた。召し使いたちは、主人について念入りな聴取を受けた。

     カルヴァンと意見が合わなかった【神学者ミゲル・セルベートは、異端者として生きたまま公開火あぶりに処された】アフガニスタンのタリバン顔負けの恐怖政治が、堂々と行われたのである。

    ミシェル・セルヴェ
    ミシェル・セルヴェ

     すべての楽しみが禁止された。ワインを飲んでいる人間はいないか、賭け事をしている人間はいないか、暗闇で愛を囁き合っているカップルはいないか。あらゆるところで密偵が目を光らせ、耳をすまし、【市民に許されたのは、礼拝に行くことと、働くことだけ】になった。そこで彼らは一心に働いた。そうするうちに、当然のことながら、【お金が貯まった】

    ポイント 女性

     ちなみに【カトリック教会では蓄財は悪とみなされる】。貯まった【お金はすべて教会に寄進するのが善行】で、それによって人々は天国に行けるのである。

    ポイント 女性

    こちらもご参照♥

    ユダヤ教の「金貸し」とキリスト教の「金貸し」と『阿呆船』



     ところが【カルヴァンの「予定説」によれば、富が増えるのも、貧困に喘ぐのも、すべては神が決めたこと】だった。善いキリスト教徒が目標にすべきは、勤勉と禁欲によって、与えられた職業に励み、神の名声を高めることなのだ。

     つまり、規律は厳しければ厳しいほどよく教養は高ければ高いほどよく、職業は成功すればするほどよかった。その結果、【お金が貯まったとしても、それがまさか罪ではありえなかった!】

    ポイント 女性

     こうして、【蓄財解禁の大砲が放たれた】。金儲けに付きまとっていたやましい気持ちは取り除かれ、【蓄財はよいこととなった】

     【貧乏人は、貧乏であるように神が作った人間だ】。一方、【裕福な人間もまた、神が裕福であるように作った人間に過ぎなかった】。しかも彼らは、勤勉に働くというキリスト教徒としての義務果たしているうちに裕福になったのである。

     ただ問題は、彼らには、せっかく貯まった【お金の使い道がなかった】ことだ。勤勉と蓄財は善でも【贅沢は悪】だ。そこで、お金は大々的に新たな商売に注ぎ込まれた。こうして【富が富を生み、カルヴァン派のなかに、着実に資本が形成されていった】

    ポイント 女性

     いつしかカルヴァンの恐怖政治は消え、スイスは次の時代に入った。しかし、カルヴァンが蒔いた種はすくすくと育った。

     【「富は罪ではない。富の上にあぐらをかき、欲望を満たすために悪用することが罪なのである」というその教え】は、【フランスへ、スコットランドへ、そしてオランダへと渡り、さらにピューリタリズムやバプテストとなって、イギリスへ、アメリカへ、そして世界中に広がっていった】。こうして【プロテスタント教徒は、世界中で、良心の咎(とが)めなく、どんどんお金を貯め続けることになった】

    ポイント 22

     後年、【ドイツの有名な経済学者マックス・ウェーバー】は、【プロテスタントがカトリックよりも教養があるばかりか、格段に裕福である】ことに気づいた。カトリック教徒零細な手工業者が多かったのに比べ【大きな工場主や銀行家は、軒並みプロテスタント教徒が占めていた】

    マックス・ヴェーバー
    マックス・ヴェーバー

     宗教と経済的な成功のあいだには関係があるのか

     そう考えるうちに、【ウェーバーはカルヴァン主義に突き当たる】のである。

    【西洋近代の資本主義の大本は、カルヴァニズムにあるの】ではないか?」

     【プロテスタントが定着した場所には、確かに資本主義が栄えていた】

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    マックス・ウェーバーの著作『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(Die protestantische Ethikund der "Geist" des Kapitalismus)は、まさにここから生まれた考察だ。』

    日の丸

    いかがでしょうか?

    この書物は、普段、私たち日本人が知らないスイスのことについて、色々な角度から書かれている良書です。

    もちろん、当ブログお勧めの書物です♥

    さて、私たち日本の戦国時代の頃、ヨーロッパでは「宗教改革」を切っ掛けとしたキリスト教の分裂が始まっていました。

    カルヴァン(右)が描かれたステンドグラス。左側はマルティン・ルター
    カルヴァン(右)が描かれたステンドグラス。左側はマルティン・ルター

    国史と西洋史 4

    この時代は、西洋史でいうところの「近世」になります。

    で、当時の状況を簡単に表しますと、こんな関係で御理解いただければ良いかと思います。

    1547年時点でのハプスブルク家の領土 3
    1547年時点でのハプスブルク家の領土

    ヨーロッパをイメージする場合、どうしても私たち日本の領土を小さく想像してしまいがちですが、実際に比較してみると、私たち日本の領土意外と巨大であることが分かります。つまり、ヨーロッパ小さい国々に分かれていたわけです。ちょうど、戦国時代の日本国内の情勢と似ていますね♥

    日本 スイス 地図
    The true size of ...

    現在私たちがヨーロッパだと思っている地域に住む人々は、ほとんどが本来のヨーロッパ人ではない「異民族」です。

    そもそもヨーロッパは、ギリシャ人のギリシャを中心とするもっと狭い範囲でしたが、ローマ人がローマ帝国を拡大させたことで、その範囲が広がっていきました

    こちらもご参照♥

    僕たちがヨーロッパなんだ! ~ ヨーロッパの民主主義と奴隷制度



    そこへ、ギリシャ人でもなくローマ人でもない、まったくの「異民族」が侵入してきて、それまでにあった文化を破壊暗黒の中世(500年~1500年)と呼ばれる長い時代を迎えることとなります。

    この暗黒の中世西欧世界を特徴付けているのが、独特の社会経済制度である「フューダリズム(Feudalism)」です♥

    戦う人(騎士)、祈る人(聖職者)、働く人(農民)の中世西欧三身分を表す図
    戦う人(騎士)、祈る人(聖職者)、働く人(農民)の中世西欧三身分を表す図

    こちらもご参照♥

    戦う人、祈る人、働く奴隷  ~ ヨーロッパ独自の身分制度「フューダリズム」



    「フューダリズム(Feudalism)」は、独特の身分制度で、「戦う人」、つまり騎士そしてその上に「王様(キング)」がいて、それとは別に、「祈る人」、つまりキリスト教(カトリック)の聖職者そしてその上に「ローマ教皇」がいて、さらに「働く人」、いわゆる農奴と呼ばれる奴隷からなる社会経済システムで、最下層の被差別民として、異教徒(たとえばユダヤ人)が存在していました。

    ポイント 女性

    現代の西洋人もユダヤ人も自分たちの経験した、この独特の社会経済システムが、世界中にあったものとして、その「色眼鏡」を通じて様々な主張を行っています

    ですが、私たちの日本には、それは存在していませんでした♥ 私たちの日本には「奴隷制度」が無かったんです♥

    ポイント 女性

    中世ヨーロッパにおいて、権力の象徴「王様(キング)」で、それと主従の契約関係にあったのが「騎士」です。

    他方、イエス・キリストという神の権威を借りた権威の象徴「ローマ教皇」であり、それを頂点として組織された「教会」が存在していました。

    権力の象徴である「王様(キング)」と、権威の象徴である「ローマ教皇」との間には、婚姻関係を通じて血縁関係にあったりする人もいるのですが、そこに「正統性」があるのでしょうか

    悩む女の子2

    それでは、私たちの日本は、どうだったのでしょうか?

    悩む女の子2

    まず、私たちの日本には、「天皇」という特異な存在2000年以上もの永き間脈々と存在しています。

    ローマ教皇は、イエス・キリストの血縁者ではなく、それなのにイエス・キリストという神の権威を借りているだけの存在であるのに対し、私たち日本の「天皇」は、女神であり太陽の神様である天照大神から続く血統が守られて現在に至っています

    日本神話の神から続く血統、これこそが私たち日本の「天皇」の権威の源なんです♥

    偽物の権威である「ローマ教皇」とは、雲泥の差です。まあ、イエス・キリストの子孫であれば話は別なんですけれども。。。

    ポイント 22

    次に、中世ヨーロッパ権力の象徴である「王様(キング)」、そしてそれと主従の契約関係にある「戦う人(騎士)」に相当するものを考えてみましょう。

    私たち日本の「戦う人」、つまり「武家」ですが、もともと「天皇」に繋がる血筋です。

    ポイント 女性

    たとえば、織田信長という大名がいましたが、その「織田氏」「天皇」に繋がる血筋です。

    以下は、Wikipediaからの抜粋です。

    「 織田氏(おだし)は、日本の氏族・武家。斯波氏の家臣の家柄。家紋は揚羽蝶、織田木瓜など。通し字は嫡流・伊勢守家の「広」、大和守家の「定」、後に近世大名となる弾正忠家の「信」など。

     織田一族の発祥地は越前国織田荘(福井県丹生郡越前町)にある劔神社(つるぎじんじゃ)である。本姓は藤原氏のちに平氏を称する)。実際は忌部氏(いんべうじ)の流れを汲むとされる。」


    織田信長
    織田信長

    こちらもご参照♥

    昔から日本は先進国でした ~ 鎌倉時代はバロックの時代



    「天皇」に繋がる血筋の「武家」が「天皇」をお守りする。とても自然な形ですね。

    そして、その「天皇」は「民」を「大御宝(おおみたから)」であるとしてこられた、ここが暗黒の時代である中世ヨーロッパと決定的に違うんです♥

    こちらもご参照♥

    国民一人ひとりの幸せを祈ってくれる存在



    西欧キリスト教あるいはユダヤ教世界観では、労働「神から課せられた罰」でしかありません。額に汗して働かなければいけないには陣痛の苦しみを与える。そして、人類には死という罰を与える。これが基本です。

    英語の辞典「labor」という単語を引けば、そこには「苦しい労働」「女性の陣痛」という説明がなされていますね♥

    こちらもご参照♥

    あなたに罰を与える神さまと、あなたを護ろうと必死な神さま。。。どっちが凄い?



    私たちの日本では、「神々」も働くんです♥ 「天皇」も働くんです♥ だから、私たち日本人にとって「勤労」は美徳になるんです♥

    こちらもご参照♥

    昔話の「民のかまど」って、ご存知ですか?



    このように、私たちの日本ヨーロッパ社会経済システムは、まったく異質なものであって、西欧キリスト教国家に存在した暗黒時代と呼ばれる「中世」は、私たちの日本には存在しないんです♥

    ポイント 女性

    こちらもご参照♥

    日本に「中世」は、ありません♥



    続きは次回に♥




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    Category: 国際
    Published on: Sun,  12 2017 00:01
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