世界で生産されているマメ、そのほとんどが「アレ」です ~ 神話へつながる縄文時代の「農耕」

    ササゲ(大角豆)
    ササゲ大角豆、学名:Vigna unguiculata、英: Black-eyed pea)はササゲ属の一年草。つる性の種類とつるなしの種類とがある。語源は、莢が上を向いてつき物をささげる手つきに似ているからという説、莢を牙に見立てて「細々牙」と言ったという説、豆の端が少々角張っていることからついたという説など諸説ある。

    日本では、平安時代に「大角豆」として記録が残されている。江戸時代の『農業全書』には「豇豆」という名前で多くの品種や栽培法の記述がある。また、アズキは煮ると皮が破れやすい(腹が切れる=切腹に通じる)のに対しササゲは煮ても皮が破れないことから江戸の武士の間では赤飯にアズキの代わりに使われるようになった

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    戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。

    そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。

    私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、

    客観的に情勢を判断する必要があります。

    それでは、この書物を見ていきましょう!




    『 2003年の統計によると、穀物世界で18億トンという膨大な量が栽培されており、この中でダイズは2億トンである。

    大豆
    ダイズ(大豆)

    これは年々増加傾向にある。世界で生産されているマメのほとんどはダイズで、その次に作られているのはインゲン、エンドウマメ、ヒヨコマメであるが、すべて合わせてもダイズの3分の1ほどの量にしかすぎない。

    大豆 2
    ダイズ(大豆)

     現在ではアメリカや南米中米などで大量に作られているダイズであるが、もともとはアジアのモンゴロイドたちの食べ物であった。ダイズは、ビールに欠かせない枝豆のようにそのまま食べても美味しいが、伝統的なダイズ食品には、醤油をはじめ、納豆豆腐、味噌汁の味噌などがあり、味噌汁に入っているあげも豆腐から作られている。また牛を育てる飼料としてもダイズは使用されているので、私たちはたくさんのダイズを知らず知らずのうちに消費していることになる。

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    実はこのダイズが【縄文時代から栽培された】ことが最近わかってきた

    驚き顔

     マメ科植物には2万種にも及ぶ非常にたくさんの種類があるが、世界で栽培されている80種のマメ科植物のうち、私たちが食用として利用しているのはおそらく10種類ほどである。

    驚き顔

    そのうち、東アジアに起源地をもつものは【ダイズ(Glycine max)とアズキ(Vignaangularis var. angularis)、リョクトウ(Vigna radiate)】である。

    リョクトウ(緑豆)
    リョクトウ(緑豆)

    【考古遺跡から出土する縄文時代~中世のマメと考えられるのはダイズとあアズキ、ササゲ(Vigna unguiculate)、リョクトウ】に限られ、その他のマメは近世末以降に日本にもたらされたもので、インゲンやベニバナインゲン、ライマメ、エンドウマメは江戸時代末から明治時代の初めに日本に入ってきたものである。

    インゲンマメ
    インゲン

    エンドウマメ
    エンドウマメ

    グリーンピース(エンドウマメ)
    グリーンピース(エンドウマメ)

    ササゲはアフリカ起源で9世紀以降に、リョクトウはインド中北部起源で14世紀以降にもたらされた可能性が高いことから、

    もやし(リョクトウ)
    もやし(リョクトウ)

    春雨
    春雨(原料:リョクトウ)

    【縄文時代~古墳時代の栽培マメはダイズとアズキのみ】を考えればよい

    小豆
    アズキ(小豆)

    この二種は日本列島にも野生種が自生していることから、遺跡出土のマメ類には、野生種であるツルマメ(Glycine soja)とヤブツルアズキ(Vigna angularis var. nipponensis)が含まれる可能性がある。よって、これらを区別することは列島での栽培化もしくは栽培種の流入時期を決定する重要な手がかりとなる

    ポイント

     最近の我が国における古民族植物学の調査結果は、【ダイズやアズキが縄文時代に栽培化したことを明らかにした】

    ポイント

    筆者らは、2007年11月、長崎県島原市大野原遺跡(おおのばるいせき)から出土した縄文時代後期中頃の太郎迫(たろうざこ)式土器の底部内面から検出した、カキの種子のような大きく扁平な圧痕が【栽培ダイズ】であると発表した。

    長崎県大野原遺跡ダイズ
    長崎県大野原遺跡ダイズ圧痕

    【それまでダイズは、農学や考古学においても、その起源地は東北アジアにあり、それが弥生時代になって稲作とともにやってきたと考えられていた】

    ポイント

     このカキの種子のような扁平な圧痕ダイズであることを明らかにできたきっかけを作ってくれたのは、株式会社パレオ・ラボの佐々木由香氏である。佐々木氏が2007年1月に熊本大学を訪れた際、それまで種不明のイネ科種子と考えられてきた「ワクド石タイプ圧痕」ササゲ属の種子のヘソではないかと述べたことに始まる

    ワクド石遺跡
    ワクド石遺跡 (詳しくはこちらから♥ ⇒ ワクド石遺跡 熊本県文化財調査報告書第144集

    この「ワクド石タイプ圧痕」は熊本県菊池市にあるワクド石遺跡で初めて確認され、熊本県を中心とした縄文時代後晩期の遺跡10カ所ほどから発見されていた。

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    カキの種子

    私は、すぐにその前年に調査した長崎県大野原遺跡のカキの種子状圧痕を思い出した。そのレプリカをよく観察してみると、その側面にたしかにワクド石タイプと同じヘソのような部分が認められた。そこで、このカキの種子状圧痕はマメの一種であると予測した。…穀物屋からありったけの種類のマメを買ってきて、ヘソの形を見比べてみると、…中央に細い縦溝があるヘソはダイズにしかないことがわかった。

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    ダイズの種子

    ダイズの祖先種であるツルマメも入手して観察すると、サイズは小さいが同じ形のヘソであることを確認できた。

    へそ

    これはダイズの仲間に違いないと思ったが確信はなかった

    悩む女の子2

    私のダイズのイメージ丸く黄色いダイズであり、長くても枝豆サイズ止まりであったからである。

    長崎県大野原遺跡ダイズ
    長崎県大野原遺跡ダイズ圧痕

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    ダイズ(大豆)

    …そこで思いだしたのが、煮豆のように、【マメは水分を吸うと膨張する】ということであった。購入したマメをすべて水に浸けて膨らませると、なんと、ダイズ属の種子だけが縦方向の伸び率が幅や厚さのそれにくらべ格段に大きいことがわかった。…

    驚き顔

     氷解した。

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    あの「カキの種子」は土器の粘土中に入り込んだ扁平なダイズの種子が粘土の水分を吸って膨張し、変形したものであったのである。この膨張状態と思われる圧痕ダイズを乾燥状態に復元した場合でも…野生のツルマメのサイズを大きく上回っていた。【栽培されたダイズである】と確信し、熊本大学発見のダイズならぬ「クマダイ」と名づけ、世に送り出した。奇しくもこの発見のきっかけとなった大野原遺跡のある島原半島は、昭和三十年代に縄文後晩期農耕論の舞台として注目されたところであり、私の故郷でもある。

    くまもん

     その後、この縄文土器に残されたダイズ圧痕は【中部地方や西関東地方に飛び火し、ダイズがアズキとともにこれらの地域に起源を持つ栽培植物であることが判明】した。

    驚き顔

    この発見【ダイズやアズキの起源に関する従来の通説を否定したばかりでなく、それまで確実な証拠がなかった縄文時代の栽培植物を具体例をもって立証した】もので、縄文農耕論にも一石を投じることになった。

    驚き顔

    読者の方も驚かれるかもしれないが、意外にも、このような重大な発見もつい最近の出来事であったのである。

    ポイント

    実は、それまでにもダイズ属の炭化種子はすでに発見されていたし、土器の表面にあるまさに豆粒ほどの穴(種実圧痕としてはきわめて大きい部類に入る)もそれまで誰しもが見ていたものである。

    驚き顔

    しかし、誰も、それらをダイズやアズキだとは思わず、またそう思っても立証できなかったのである。

    ポイント

    これは【「見ようとしなければ何も見えない」】という、資料学の怖さと面白さを物語っている事例といえよう。』

    日の丸

    いかがでしょうか?

    著者の研究により、九州で発見されたダイズ圧痕から、縄文時代に「栽培化」されていた、つまり「農耕」が行われていたことが判明し、そこからさらに、ダイズアズキとともに中部地方や西関東地方に起源を持つ栽培植物であることが判明したんです♥

    このことは、私たち日本の神話と繋がっていきます

    私たち日本人の祖先は、古くは旧石器時代にまでさかのぼります。
    およそ30,000年前のことです♥

    歴史区分 5

    そこから下って、縄文時代から弥生時代の人口分布を見てみると、こうなっています。

    古代の人口分布

    さきほど出てきた大野原遺跡(おおのばるいせき)は、縄文時代後期中頃(1500B.C.)、ワクド石遺跡は、縄文時代後晩期(1000B.C.~300B.C.)の遺跡です。

    ですから、この頃には、中部地方や西関東地方に起源を持つダイズやアズキが九州地方に持ち込まれて、そこで農耕が行われていたことになります♥

    ここで、昨日ご紹介いたしました九州南部宮崎県にある本野原遺跡(もとのばるいせき)が重要になってきます。

    本野原遺跡 6

    本野原遺跡(もとのばるいせき)は、中央に祭祀空間の広場を持った環状の大規模集落で、西日本では最大級の遺跡です♥

    本野原遺跡(もとのばるいせき)は、「縄文中期」から「縄文後期」(2000B.C.)の遺跡です。

    本野原遺跡 2
    本野原遺跡(写真手前中央に遺跡、写真奥は北東方向)

    この遺跡の最大の特徴は、本野原遺跡は西日本にありながら東日本の影響が強く反映されている点です♥

    いかがでしょうか? 重要な部分が見えてきましたでしょうか?

    「見ようとしなければ何も見えない」。。。です♥

    重要なポイント、それは、人々が関東地方から九州南部の宮崎県に移り住んだという事実を証明しています♥ およそ4000年前のことです♥

    その後、縄文後期から縄文晩期を経て弥生時代に入ると、それまでの東日本・関東を中心とした時代から、九州・関西・中部へと人口分布が広がっていくんです♥

    では、このことは、私たち日本の神話には書かれているのでしょうか?

    悩む女の子2

    『古事記』にある「国生み」を見てみましょう♥ 伊耶那岐(いざなき)と伊耶那美神(いざなみ)によって、私たち日本の国土が誕生するお話です。

    天瓊を以て滄海を探るの図(小林永濯・画、明治時代) 伊耶那岐神(右)と伊耶那美神(左)
    天瓊を以て滄海を探るの図(小林永濯・画、明治時代) 伊耶那岐神(右)と伊耶那美神(左)

    「 別天神(ことあまつかみ)と神世七代(かみよのななよ)が成った物語の次に、伊耶那岐神(いざなきのかみ)と伊耶那美神(いざなみのかみ)による「国生み」と「神生み」の物語に移ります

     天つ神(あまつかみ)[高天原(たかまのはら)の神全体のこと]はその総意によって、神世七代のうち、最後に成った伊耶那岐神と伊耶那美神に、下界の海をお指し示しになり「この漂っている国を修め理(つく)り固め成せと命ぜられ、美しい玉で飾られた天の沼矛(あめのぬぼこ)を賜い、ご委任なさいました。

     伊耶那岐神と伊耶那美神は、・・・海に矛を下し、海水を「こおろ、こおろ」と掻き鳴らして矛を引き上げましたすると、その先から海水がしたたり落ち、塩が固まって島ができました・・・その後、二柱(ふたはしら)の神はこの島を拠点に、次々と島をお生みになります・・・」


    詳しくはこちらをご参照♥

    『古事記』 最大の難関♥



    こうして、お生みになられた島々を確認して見ましょう♥

    まず最初が「淡路島」です。次が「四国」です。続いて、島根県の「隠岐」諸島。さらに、「九州」、長崎県の「壱岐島」、長崎県の「対馬」、新潟県の「佐渡島」、最後が「畿内」です。

    これら八つの島、「八島(やしま)」が先に生まれたので、私たち日本の国のことを「大八島国(おおやしまのくに)」という、と。そのように、『古事記』は伝えています

    皆さんは、お気づきでしょうか? 「佐渡島」以外は、すべて西日本ですね♥

    このことは、東日本・関東を中心とした縄文時代の人々から見た世界が、西日本へと拡がっていく、まさにその過程を現しているのではないでしょうか?

    そして、その起点となる「高天原」は、東日本・関東、そして九州南部の宮崎県に、存在していたのではないでしょうか?

    詳しくは、また別の機会にご紹介させて頂きますが、大切なのは、この言葉ですね♥

    「見ようとしなければ何も見えない」。。。


    続きは次回に♥




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    Category: 日本
    Published on: Mon,  08 2016 00:01
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