2015-12-07 (Mon)
ベアトリーチェ
ヴェローナのシニョーリ広場にある、ダンテ像
ダンテ・アリギエーリ(イタリア語:Dante Alighieri、1265年 - 1321年9月14日)は、イタリア都市国家フィレンツェ出身の詩人、哲学者、政治家。
ダンテの代表作は古代ローマの詩人ウェルギリウスと共に地獄(Inferno)、煉獄(Purgatorio)、天国(Paradiso)を旅するテルツァ・リーマで構成される叙事詩『神曲(La Divina Commedia)』であり、他に詩文集『新生(La Vita Nuova)』がある。
イタリア文学最大の詩人で、ルネサンスの先駆者とされる。
ダンテを代表する最初の詩文作品、『新生』によれば、1274年5月1日に催された春の祭りカレンディマッジョ(Calendimaggio)の中で、ダンテは同い年の少女ベアトリーチェ・ポルティナーリに出会い、魂を奪われるかのような感動を覚えたと言う。この時、ダンテは9歳であった。
それから9年の時を経て、共に18歳になったダンテとベアトリーチェは、聖トリニタ橋のたもとで再会した。その時ベアトリーチェは会釈してすれ違ったのみで、一言の会話も交さなかったが、以来ダンテはベアトリーチェに熱病に冒されたように恋焦がれた。しかしこの恋心を他人に悟られないように、別の二人の女性に宛てて「とりとめのない詩数篇」を作る。その結果、ダンテの周囲には色々な風説が流れ、感情を害したベアトリーチェは挨拶すら拒むようになった。こうしてダンテは、深い失望のうちに時を過ごした。1285年頃に、ダンテは許婚のジェンマ・ドナーティと結婚した。
二人の間にさしたる交流もないまま、ベアトリーチェもある銀行家に嫁ぎ、数人の子供をもうけて1290年に24歳の若さで病死した。彼女の夭逝を知ったダンテは狂乱状態に陥り、キケロやボエティウスなどの古典を読み耽って心の痛手を癒そうとした。そして生涯をかけてベアトリーチェを詩の中に永遠の存在として賛美していくことを誓い、生前の彼女のことをうたった詩をまとめて『新生』を著した。その後、生涯をかけて『神曲』三篇を執筆し、この中でベアトリーチェを天国に坐して主人公ダンテを助ける永遠の淑女として描いた。
至高天を見つめるダンテとベアトリーチェ
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 眠ってなんかいません
千の風に 千の風になって
あの大きな空を 吹きわたっています
秋には光になって 畑にふりそそぐ
冬はダイヤのように きらめく雪になる
朝は鳥になって あなたを目覚めさせる
夜は星になって あなたを見守る…
日本では新井満氏の訳、秋川雅史さんの歌で大ヒットしたのでご記憶の方も多いでしょう。これは『千の風になって』という名前で広く知られるようになった詩の前半部です。もともとの詩は、アメリカ人女性詩人メアリー・フライの作品とされています。…
この本で、のっけからこうしたポピュラーソングのことをいうのは、別に、その人気にあやかって書いたからではありません。それに、これは洒落たアメリカの歌のようだし、歌い方もオペラのように声量豊かにうたっており、【日本の歌のようには聞こえません】。この歌は、【秋や冬のことが書かれていても、春や夏のことには触れていない】ので、日本人のように四季を平等に愛する詩人ではなく、寒い秋冬だけをことさらうたう、欧米の詩人が作者なのだろうなと考えたりします。日本の歌人であれば、春夏秋冬、昼も夕も読み込み、もっと長い歌詞になっていたでしょう。
しかしそれでも、【この歌は決して欧米的ではない】と思うのです。少なくとも【キリスト教的ではありません】。
【キリスト教では、死んだら「最後の審判」を待って、お墓の中に死体となってずっといる】のです(教義上はそうです)。
簡単にお墓から抜け出すような、自由さはありません。
ダンテ(1265~1321、イタリアの詩人)が書いた『神曲』(彼岸の国の旅を描いた叙事詩)のように、死後は、地獄か天国、煉獄(れんごく、天国と地獄の間にあり、死者の霊魂が天国に入る前に火によって罪を浄化されると考えられている場所)という世界が待っています。ちなみに、仏教でも、「六道(ろくどう)」(天道、人間道、修羅道、畜生道、餓鬼道、情報道)が待っています。
ダンテ サンドロ・ボッティチェッリによる肖像画(1495年)
地獄篇の冒頭。気が付くと深い森の中におり、恐怖にかられるダンテ。
この歌は、死んだら、お墓を抜け出して、風となって空を吹きわたっていきます。つまり死体ではなく、霊となって飛んでいくのです。畑にふりそそぎ、雪になり、また鳥とも、星ともなって、あなたを見守っているのです。まさしくこれは、【神になったとしかいいようがありません】。もしこれを欧米の人々が好んだとすれば、この死後のあり方を、キリスト教徒や仏教徒の方々も自然と思っていると考えられます。【死後にはみな神になりたい】のです。
これは【日本の神道の考え方にほかなりません】。神道は、【自然信仰、御霊(みたま)信仰、皇祖霊(こうそれい)信仰の3つの信仰】があり、この歌は、その自然信仰と御霊信仰の両方を示しているのです。死んで霊が抜け出し、風神になったと考えられます。【神道は、それを信じるものは誰でも平等です】。死んだら誰でも自然にかえって神になります。
平成23年3月11日、あの東北に大災害がありました。…
多くの方々が命を絶たれました。…
そして不思議なことに、映像や写真によって、死体を見ることはありませんでした。すぐに自衛隊、消防隊の方々によって収容されたからですが、しかし、テレビでもその死体の惨状は映していませんでした。かえって西洋の友人から、それを見たいといたって、悲しみが伝えられました。
なぜメディアは死体を日本人には見せなかったのでしょう。
それは、【彼らが神になったから】です。御霊になった死体を映してはいけないのです。「進歩的」なはずのジャーナリストたちでさえもそれを映して放映しようとはしませんでした。そこには日本人に共通の御霊信仰があったからです。
ある友人から、津波の濁流にのまれた老女が、小さな孫を自衛隊員に、必死に渡そうとしながら死んでいったという話を聞きました。
その老女が最後に何と叫んでいたか、というと【「天皇陛下万歳」と叫んでいた】というのです。…その老女は、孫を渡し終えて、咄嗟(とっさ)に出た【最後の言葉】がそれだったといいます。自分の死は、決して個人的な不運の死ではなく、国民全体を襲った災難の犠牲なのだと、そう思ったのかもしれません。老女の死体はまだ発見されていないということでした。しかし孫は助かったのです。
私たちは、その老女は神になったのだといい合いました。千の風ならぬ、水の神になったのです。大地にかえっていったのです。それは、死んだら山にかえるという自然信仰、御霊信仰の表れです。日本では、神は決してキリスト教の神のような絶対的な存在ではありません。死ぬと神になるのです。決して、よく神社に祀られている、偉人だけが神になるわけではありません。すべての人々が死ぬと神になる。この平等性は徹底しています。
ご存じのように、天皇、皇后両陛下が、東北地方をお巡りになり、被災地で、深々と頭を下げられました。
どこに向かってというわけではなく、多くの人々が亡くなられた方に向かって頭を下げられたのです。
そして避難している方々の中に入って慰められました。その姿を見て、あの「天皇陛下万歳」と叫んで死んでいったという老女が、報われた、と感じざるをえませんでした。』
いかがでしょうか?
私たち日本人が持っている素晴らしい考え方。。。「死んだら誰でも自然にかえって神になる」
何となく、そう感じていませんでしょうか?
それが、私たち日本人一人ひとりの、最後の救いになっているような気がします♥
神様になれるんですから♥ 自然にかえれるんですから♥ いつまでも、この日本に居るんですから♥大切な人のそばにいることができるんですから♥
でも、他の国の人々は、そうはいきません。たとえばキリスト教徒は、ただ永遠に、お墓の中に籠って、最後の審判が下されるのを待っていなければならないんです。いつまで経っても、永遠に下されるはずのない最後の審判を待っているだけです♥
「 彼の作品には最後の審判を待っている人たちが描かれているのです。つまりミケランジェロは、キリスト教の信仰の核心を神の審判を待っている状態においたのだと思われます。」
「 人間は、決して自分が天国へ行く、あるいは地獄へ行くということを知ることができない。その審判を待っている状態こそが、キリスト教なのだということを表現しているのです」
「 これはヨーロッパの人たちの考え方、文化を象徴しているもので、キリスト教は実は問題を何も解決してはくれないということなのです。しかし、同時に解決してくれるだろうということを待ち望んでいるという態度、その生き方がキリスト教の信仰のあり方だととらえているのです」
詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆キリスト教は、実は問題を何も解決してはくれません ~ 「待つわ」 あみん
キリストをどれほど信じて待っていても、決して救われるわけではなく、救われると信じて待ち続けることこそがキリスト教信仰なんですから♥とても辛い宗教ですね♥
日本人で良かったです♥
では、最後に、自衛隊の皆さんを讃えまして、こちらの動画を御覧下さいませ♥
続きは次回に♥
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