2015-12-05 (Sat)
内モンゴル・フフホトにあるKFC (看板や道路標識はモンゴル語と標準中国語の両方で表記することが強制的に義務付けられている)
内モンゴル自治区(うちモンゴルじちく、英語:Inner Mongolia)は、中華人民共和国が1947年にモンゴルの南部に設置した自治体。東西に長く伸びており、東から順番に黒竜江省・吉林省・遼寧省・河北省・山西省・陝西省・寧夏回族自治区・甘粛省と南に接し、北はモンゴル国・ロシア連邦と接している。面積は、日本の約3倍。
内モンゴル自治区と名のつくものの、中華人民共和国建国以来60年間にわたる漢民族移入によって漢民族が人口の80%以上を占めるにいたっており、その他モンゴル族・ダウール族・エヴェンキ族・オロチョン族・回族・満洲民族・朝鮮族などが居住している。このため自由を求めるモンゴル族は分裂主義者として拘禁されることとなっている。内モンゴル自治区内のモンゴル族は発表統計から400万人を超えているとみられるが、モンゴル国の270万人(2004年)と比べるとあきらかに自治区内のモンゴル族の人口の方が多い。
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 王朝の末期となると新興宗教が猖獗(しょうけつ)を極めるのは古今東西同じような歴史の鉄則である。
中国の新興宗教団体として日本では【法輪功】が飛び抜けて有名だが、ほかにも無数の新興宗教があり、【中国国内のキリスト教の地下教会の信者は7000万人】とも言われる。
経済的苦境に陥ると新興宗教はもっと増える。
それに加えて、社会不安に陥ると、【いわゆる「少数民族」の独立運動】が頭をもたげる。
中国政府は(少数民族を含めての)「民族問題は解決した」と嘯(うそぶ)いている。55の少数民族と多数派である漢族との間には軋轢(あつれき)も心理的対立もないと主張しているが、…【中国国内では少数民族によるテロ事件が頻発している】のが現実だ。…
おおまかに言って中国の少数民族(この呼称も漢族主体の意識でよくないのだが)の中では、【チベット族、ウイグル族、モンゴル族の3大民族が陰に陽に独立を主張】している。
「独立」は言わないまでも、ほかに【回族(イスラム系)、満族、そしてチワン族】がそれぞれ、寧夏(ねいか)回族自治区、中国東北部、広西チワン族自治区に夥(おびただ)しく暮らしている。中国共産党はこれらを一括し【「中華民族」という架空の概念】で呼称し、みんな差別のない仲間、同胞だと、明らかに嘘と分かる宣伝を大声でがなり立てる。
日本は満州国を建国し、清朝の後継者溥儀(ふぎ)を皇帝に復辟(ふくへき)させ、また河北省を基軸に察南(さつなん)自治政府を樹立させ、モンゴルには徳王(とくおう)を中軸とした蒙疆(もうきょう)政権を設立させた。徳王は親日的であった。赤峰の南郊外にあったカラチン政府には日本人教師を派遣した。
日本の敗戦後、徳王らは国民党、共産党の侵略軍と戦ったが、矢尽き、刀折れ、無念の敗北。共産党の軍門に下った。
徳王
南モンゴルでは、それからが悲劇の始まりだった。
【モンゴルの独立は共産主義者の暴力と陰謀のまえに消滅させられた】。
三反五反、反右翼闘争、大躍進、そして文化大革命と引き続いた【血の弾圧】で、【地主が処刑され、あらかたの知識人が虐殺、ラマ僧も学生もあらかたが虐殺された】。そして長い沈黙。
まさに内モンゴルの東部(旧満州国の一部)で中国の共産革命後に何が起きたのかを日本人はほとんど知らないし、関心も薄い。
【共産主義の「革命」とは拷問、獄刑、財産没収、奴隷化だった】のだ。
戦後、【日本の左翼知識人がなぜ、この悲惨な「革命史」を語らないか、不思議でならない】。
こうしたモンゴル人の悲劇については楊海英(ようかいえい)『墓標なき草原――内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録』(岩波書店)に詳しい。
楊海英
そして内モンゴル出身の研究者ボヤント(宝音図)の新著『内モンゴルからみた中国現代史――ホルチン左翼後旗の「民族自決」』(集広舎刊)は、さらに【具体的に中国共産党が土地改革と詐称する暴力的土地収用と農業公社的な国家運営農業団体の人民支配の酷薄と無惨、その後の文革を徹底的な現場調査、文献と記録文書による照合、現地の生き残りへのインタビューを通じて克明に描きだした】。
宝音図
ボヤント氏が言うように「日本人に伝えたい戦後の内モンゴル東部地域」で何が行われたか。
【かつて満州国に属し、日本と協力し合った人々が、革命後、土地を奪われ、宗教を壊滅せしめられ、中華文化を押しつけられる一方で伝統的なモンゴル文化は消滅するという「自治」の実態】をえんえんと再現した。
「大戦前の状況は、中華民国の国民党、満州国や日本の関東軍、中国共産党および当地の王公などが、分割統治していた。だが、中国側の歴史や研究で公認されているのは『日本軍が敗北し、内モンゴルの東部地域から撤退した後、中国人民の八路軍は、中国共産党の指揮に従い、内モンゴルを解放した』」 (前掲書)
と書かれている。この【中国側の主張はまったく事実ではない】。勝者のでっちあげである。
「(モンゴル人が)政治的な陰謀に巻き込まれて大量に虐殺され、伝統的な遊牧経済が跡形もなく消されてゆくプロセス」
が内モンゴルの戦後だったのだ。
「モンゴル人が団結できないように分散させて統治したのは中国と日本」
だったが、しかしモンゴル人に
「大量虐殺を働いたのは中国のみであった」。
「かつて日本に協力していたモンゴル人は迫害され、別の統治者に支配されて不幸な運命にあった。(中略)現在の日本では、モンゴル人がかつて遭遇し、いまなお存在する悲惨な境遇を真剣に理解してくれる空間が非常に狭い」(同書)
ともかくウイグル族、チベット族の独立運動は世界的規模に広がっているが、モンゴル族が世界各地で本格的な活動を始めたことに、もっと注目が集まっていいだろう。』
いかがでしょうか?
恐らく今後、支那国内でのテロ活動は、一層活発になるだろうというのが、世界的な常識になっていますね♥
テロ行為は、許されませんが、問題を生み出しているのは「中国共産党」ですから、自業自得ですね♥
詳しくはこちらから♥ ⇒ ☆習政権、無人機で抗議のウイグル人を殺害 カーディル議長 「現在進行の人権侵害追及を」と国連批判
「中国共産党」の独裁を許している、そして少数民族を虐殺している支那国民に、同情の余地は全くありませんね♥
さて、著者によって紹介されている宝音図さんの書物、『内モンゴルからみた中国現代史――ホルチン左翼後旗の「民族自決」』(集広舎刊)については、改めてご紹介させていただこうと思います♥(まだ、読めていませんので。。。)
宝音図
画像はこちらから♥ ⇒ ☆留学生の宝氏、福岡の出版社から「内モンゴルから見た中国現代史」
実のところ、多くに日本人が、「モンゴル」についての知識が乏しく、歴史のある時点で止まったままなのではないでしょうか?
「モンゴル」と聞いて思いつくこと、それは「元」とか「チンギス・ハーン」とか、昔、学校で覚えた歴史のほんの一部くらいにしか、イメージとして持っていないんだと思います。挙句に、モンゴル帝国は中国だと勘違いしている人もいるようですね♥
ですが、私たちの日本が、世界史に登場するきっかけを作ったのはモンゴルです。
「 モンゴルはいまでこそ、中央アジアの小国にすぎませんが、元(モンゴル)が、世界をつなげたということを理解しておかなければなりません。…
このモンゴルこそが、世界の歴史を一つにつなげたということの意義を、認識することが必要です。…」
詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆マルコ・ポーロの『東方見聞録』って、何が書いてあったのでしょう
モンゴルは、領土的にも、歴史的にも、決して中国の一部ではなく、かつて世界中を席巻した一大民族です。弱虫の支那人や朝鮮人とは、まったく別ものです♥
「 そして、東方にすべてを吹っ飛ばすような巨大な帝国が出現します。モンゴルです。1206年、モンゴル人の部族たちの大会議であるクリルタイで長に選ばれたチンギス・ハーンが、ユーラシア大陸全土で大帝国建設事業を始めます。
中央アジアの国々はまたたく間に吸収され、トルコは何度も苦杯をなめます。その勢いはすさまじく、1241年にはワールシュタットの戦いでポーランドとドイツ騎士団をタコ殴りにして、「ここから先はたいした戦利品がないや」とばかりに帰っていきます。それでも呑気なバチカンは、モンゴルを「対トルコ十字軍」に認定しようとして、使者を送ってきたりします。こんな力関係を無視した誇大妄想など、もちろんモンゴルは無視で終了です」
詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆ドイツ騎士団をタコ殴りにして、ロシアをパシリにした「あの国」
そろそろ、私たち日本人は、モンゴルに「もっと」関心を持つべきですね♥
続きは次回に♥
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