命を大切にするという事♥

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    『栗林忠道中将は、父島から最前線の硫黄島へ赴任し、

    二万一千の全将兵に戦陣訓を伝えた。

    そこでは、二つのことが禁じられた。

    一つ、【自決してはならぬ】。
    一つ、【万歳突撃をしてはならぬ】。

    それを聞いた将兵の中からは反乱の動きまで起きたという。

    すると栗林中将は、丁寧に二等兵のところまで一人づつ回り、こう話をされた。

    「おまえたち、アメリカ軍がなぜ硫黄島を取ると思うか?

    大本営は日本の港や工場を爆撃したいからと言っているけれども、

    アメリカは本当はもう日本の港や工場に関心は薄いぞ。

    そうではなく、

    爆撃の目的はもはや本土で女と子供を殺すことだ。

    女と子供を殺す、すなわち民族を根絶やしにされると

    日本に恐れさせて降伏に導くのが、

    アメリカ軍が硫黄島を取る本当の理由である。

    だから、今から穴を掘ろう、

    穴を掘って立てこもって、やがて、みな死ぬ。

    しかし穴を掘って立てこもったら

    一日戦いを引き延ばせるかもしれない、

    最後は負けても、

    一日引き延ばしたら爆撃が一日、遅れて一日分、

    本土で女と子供が生き延びる、

    二日延ばしたら二日分、本土で女と子供が生き残る。

    そこから祖国は蘇る。

    だから穴を掘ろう。」

    こうして、彼らが掘った坑道は、

    延べ18kmにおよび、その大部分が占領直後に米軍が滑走路を造るために、

    コンクリートの下敷きにされた。

    現在も、その亡骸は、地下に眠ったままである。』

    私たち子孫のために、戦って亡くなられた方々に、心よりお礼申し上げます♥

    ぼくらの祖国ぼくらの祖国
    (2011/12/28)
    青山 繁晴

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    Category: 日本
    Published on: Sun,  14 2014 11:08
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